2009年10月07日
陰謀の理論の一覧表23
http://www.youtube.com/watch?v=EeWqlJHzcSo&NR=1
前者は長いので、まだ全部見た訳ではないが、実に面白かった。前者は「大いなる陰謀」と言うタイトルで、今までのいろいろな事件をアメリカ政府の陰謀が絡んでいると言う話。真珠湾攻撃も陰謀だと言うから面白い。日本人は何でも信用する習慣があるので、こう言ったビデオは頭の体操になる。毎日の運動で、固くなった筋を延ばすようなもんで、頭の筋を延ばしすには都合がいい。老人に取っては若返りの薬になりそうだ。後者はもうなくなったがアーロン・ルッソのロックフェラーとの話で、本当かなと言うような内容だったが、結構納得してみてしまった。英語が難しいが、字幕付きなので、理解できる。
さて、今日は仏教徒の日本人には難解なキリスト教だ。今度で二回目だが、ゆっくり行こう。私に取っては何度勉強しても新しい知識が出て来る。それもそうだ。長い歴史がある。
黙示録的予言 Apocalyptic prophecies
今日は始めから解説が入る。以下引用だ。黙示録そのものの説明からだ。情報がだぶるところがあるが、我慢して読んでいただきたい。
『ヨハネの黙示録』:『新約聖書』の最後に配置された書であり、『新約聖書』の中で唯一預言書的性格を持つ書である。『ヨハネの黙示録』は、単に『黙示録』あるいは『ヨハネによる黙示録』、『神学者聖イオアンの黙示録』ともいわれ、プロテスタント福音派の一部には(冒頭の言葉から)『イエス・キリストの黙示』と呼ばれることもある。タイトルの「黙示」とは「隠されていたものが明らかにされる」という意味である。『黙示録』はキリスト教徒の間でも、その解釈と正典への受け入れをめぐって多くの論議を呼びおこしてきた書物である。古代キリスト教の小アジアにおける七つの主要な教会にあてられる書簡という形をとっている。『黙示録』の成立はドミティアヌス帝時代の紀元96年周辺であると考えられてきたが、聖書学者の中にはネロ帝時代の69年ごろと考えるものもいる。
666という数字は数秘術ゲマトリアで「獣の数字」と呼ばれ、皇帝ネロ(ネロン・ケサル)を表すとよく言われるが、これに対しては数が合わないという異論もある。実際には616であるとする説も提唱されている。「ハルマゲドン」 という言葉に関しては、本来の意味が知られずにおどろおどろしいイメージだけが独り歩きしている感があるが、本来「メギドの丘」という意味であり、黙示録 の中では神との戦いに備えて汚れた霊が王たちを集める場所をさす名称である。メギドは北イスラエルの地名で戦略上の要衝であったため、古来より幾度も決戦 の地となった。このことから「メギドの丘」という言葉がこの箇所で用いられたと考えられている。
予言書としての見方は二つに分けられる。第一は『黙示録』が69年ごろ成立していたという前提に立って、1世紀の終わりに起きた大迫害を予言していたという見方であり、第二はまだ起こっていない未来の出来事を予言するものであるという見方である。以上引用。
黙示録的予言は、特にキリスト教徒が黙示録で、そして、終末論で言っていることは終末 the end times、最後の審判 the Last Judgmentであり、また、エスカトロジー the end of the worldは一連の陰謀説を触発して来ている。
エスカトロジー eschatology:キリスト教神学で、終末論。世界の窮極的破滅、最後の審判、人類の復活など人間と世界の終末についての思想。
end of the world end times
終末論は、歴史には終わりがあり、それが歴史そのものの目的でもあるという考え方。目的論という概念の下位概念。 社会が政治的、経済的に不安定で人々が困窮に苦しむような時代に、その困窮の原因や帰趨を、神や絶対者の審判や未来での救済に求めようとするのは、どこの文化でも宗教一般に見られ、ユダヤ教からキリスト教、イスラム教、ゾロアスター教といった一神教においてのみならず、仏教などの宗教などにおいても同様の考え方がある。しかし、終末ということの基準を、個々人の死の意味ではなく、民全体にとっての最後のとき、民全体に対する最後の審判と義人選別救済のとき、とするならば、終末論は本質的に一神教のものである。
キリスト教の終末論(eschatology)という語は、ギリシャ語の ta eschata(「最後の事:キリスト教では具体的に四終[死:審判:天国:地獄]を指す」)という言葉に由来し、イエス・キリストの復活と最後の審判へ の待望という事柄に関わる。キリスト教では、その目的が世の救済であるため、教義学では終末を歴史の目的として救済史という言い方もされ る。キリスト教系新興宗教のなかには「最後の審判」の時期を予言することにより信者をひき付けようとする教団もある。
キリスト教のこうした救済をテーマにした歴史観は、宗教以外の社会科学や自然科学にも影響を及ぼし、カール・マルクスの唯物史観やチャールズ・ダーウィン の進化論にも、その影響の痕跡を見出すことができる。また東欧革命・ソ連崩壊による社会主義の終焉をもって「終末」とするフランシス・フクヤマの『歴史の 終わり』も終末論的歴史観の一種といえよう。
ただし、ここで言うキリスト教とは“一般に言われる、俗世間の”という但し書きのあるものである。新約聖書学などの研究で明確になってきたところでは、実際のイエスの教えでは「既に神の支配が始まっている=神の国が実現されつつある=終末が来ている」という認識であり、異なるので注意が必要である。この点でもイエスは旧約聖書の預言者の教えとは異なり、神ヤハウェ(ヤーウェ)の理解で画期的なものである。 神学での「終末」には、個人的な救済の完成と、世界的な救済の完成の二つの意味が存在する。
20世紀のスイスの神学者・カール・バルトも、 主著『ロマ書』で「(終末にキリストが地上の裁きのために天国から降りてくるという)再臨が『遅延する』ということについて…その内容から言っても少しも 『現れる』はずのないものが、どうして遅延などするだろうか。…再臨が『遅延』しているのではなく、我々の覚醒(めざめ)が遅延しているのである」と言 い、「終末は既に神によってもたらされている」という認識である。以上引用。
これらの多くは反キリストを論じている。
Antichrist 反キリスト:イエス・キリストの教えに背く人。聖書では新約聖書のヨハネの手紙一、ヨハネの手紙二にのみ記述されている。ヨハネの手紙2章22節においては、イエスがキリストであることを否定する者を反キリストであるとしている。キリスト教の終末論においては、真実に対極し、悪魔の具現化であると解釈され、最後の審判の際に苦しみが与えられるとされ、救いは決して得られないとされる。この反キリストはまた、獣の数字666として知られていて、世界帝国を作り、キリスト教徒を迫害する指導者であると考えられていて、ある文献ではユダヤ人もその迫害の対象に入っている。
Beast 666:獣の数字666は、『新約聖書』の『ヨハネの黙示録』に記述されている。以下に引用すると、「ここに知恵が必要である。思慮のある者は、獣の数字を解くがよい。その数字とは、人間をさすものである。そして、その数字は666である」。この数字の意味については、古来より様々に解釈されてきたが、今日の聖書学では、ローマ皇帝ネロを指すという説が最も支持を得ている。即ち、皇帝ネロ(Nero Caesar)のギリシア語表記をヘブライ文字に置き換え、これを数値化し(ゲマトリア)、その和が666になるというもの。ヘブライ文字はギリシア文字のように、それぞれの文字が数値を持っており、これによって数記が可能である。この説は、直前の皇帝崇拝らしき記述とも、意味的に整合する。616と言う説もある。
黙示録による陰謀説によれば、現代の出来事の幾人かは反キリストだと言われていて、いくつかの超自然の組織が反キリストの悪の世界組織だと言われて来ている。
いくつかの超自然の組織:基礎神学講話の第5講話 キリストの教会の本質的記標のなかで「教会が天主の啓示と、この啓示に応ずる信仰とに基づく超自然的な救世制度である」http://www.d-b.ne.jp/mikami/basic5.htm と言っているように、キリスト教の組織自体が超自然の組織であり、ここで言っている反キリストの悪の世界組織と言うのは今まででて来たイルミナティのような組織のことかもしれない。ウィキペディアのイルミナティの中に、「1777年、ヴァイスハウプト自身もフリーメイソンになっており、並行してフリーメイソンだった者も多かった。通説では1784年にバイエルン王国がフリーメイソンリー、イルミナティを含むすべての秘密結社を禁止するまで続いた。1785年にローマ教皇・ピウス六世はイルミナティがカトリックの教義になじまないと明言した。結社としての活動は1785年に終わったが、1897年になってレオポルト・エンゲルによってドレスデンで独自の形で再興された。オカルト色が強く、悪魔主義になっている。」と言うのがある。私の注。
今までに数えきれない人たちが「反キリスト」と呼ばれて来ていて、ローマ皇帝のネロ Nero からRonald Reagan、Javier Solanaに至るまで数多くいた。
Nero ネロ:ローマ帝国の第5代皇帝。ローマを暴政の下に混乱させ、64年に発生したローマ大火の犯人としてキリスト教徒を迫害し後世暴君と評された。初めてキリスト教を迫害した上、その罪状に「人類(ローマ国民)全体に対する罪」を付加したため、キリスト教文化圏を中心にネロに対する評価は低い。だが当時の ローマ帝国内では、ローマ伝統の多神教を否定するキリスト教に対して嫌悪感を抱いている者が圧倒的に多数派であった。ネロを糾弾したタキトゥスをはじめと する後世のローマの歴史家達も、この事についてはむしろネロの見解に近い立場を取った。
Javier Solana Madariaga ハビエル・ソラナ・マダリアーガ(1942年7月14日 - )は、スペイン・マドリード出身の政治家、物理学者。欧州連合の共通外交・安全保障政策上級代表、欧州連合理事会ならびに西欧同盟の事務総長を務める。1999年、10の国が加盟する西欧同盟の事務総長に指名された。かつてはフェリペ・ゴンサレス政権下で閣僚を務め、その後1995年から1999年までは北大西洋条約機構の事務総長の職にあった。1999年3月24日、ソラナは歴史的にセルビアとつながりを持つロシアの反対を受け、国連安全保障理事会の支持とりつけられなかったにもかかわらず、目標を軍民問 わずに空爆を開始した。そのさい、空爆は「人道的見地」から必要であり、NATO の使命としてヨーロッパの平和を維持し、ボスニア紛争 (1992-1995) 時に起こった「民族浄化」を回避するためのものであると正当化した。
今日は以上で終わり。引用ばかりで恐縮だが、キリスト教徒を前提としていないので、その背景を理解するためにくどいようだが、ウィキペディアを中心に資料を持って来た。明日もこのテーマだが、欧米人を理解するためにはこのキリスト教は必須だ。彼らの多くは毎週日曜日に教会に行って、こうした話を何十年も聞いて来ている。ここを理解していないと、オリンピックの選挙のようなハッカーにはなれない。今回はそうした人物は一人も日本人にはいなかったようだが。誰もがそうなる必要はないが、グローバリゼーションを考えている経営者には必須だ。今日は以上。