2009年12月27日
アフガニスタン:不可避の戦争か?3
いよいよこれでアフガニスタンは終わり。ここで、学生に向けて言っていることはもっともだと思う。アフガニスタンは1979年から戦争をしていて,また、パキスタンの国境地帯は人種が入り組んでいて,パキスタン政府すら,思うように管理できていない。この山岳地帯にタリバンとアルカイダが入り込んでしまったら,もう戦争にはならない。
オバマがまた、来年3万人派兵するが、それも意味がなさそうだ。それにしてもアメリカはなんでこんな勝てない戦争をするのだろうか。なんで、この国を管理できていないのに,そのままにしているのだろうか。かって日本を統治した時とは全く違う。なぜこうなってしまったのだろうか。何かが狂っているが,どうしてだろうか。なぜアフガニスタンの文化,民族,風習、言語を勉強しないのだろうか。私にはオバマの真意が理解できない。さて最後だ。始めよう。
仮説への挑戦
「アフガニスタンはテロリスト・グループ、特にアルカイダの温床に再びなってはならない。」これはアフガニスタンの戦争の論理的根拠であると以前のCIA テロ対策センターの副所長であるPaul Pillarが書いている。そして彼はこの論理的な根拠に対して2つの疑問を提示している。1)アルカイダの指導者は数年前にはもうアフガニスタンにはい なくて,パキスタンに移ってしまっている。2)テロリストは新しい隠れ家の場所を考えていて,アフガニスタンの外の幾つかの不安定な国家を選んでいる。そして、アメリカ軍はそれがどこか知らない。
それから、PillarはWashington Postのコラム (9/16/09)に この2つの質問を尋ねている。1)テロリスト・グループにとってこの物理的な隠れ家はどれほど重要か?2)アメリカの国益、特にアメリカの母国にとって, この隠れ家はテロ攻撃にどれほどの影響があるのか?第二番目の質問に対する答えは目下の議論に内在する仮説にすらあがって来てもないのだが,...将来の テロリストの攻撃に最も重要な作戦にこのような隠れ家は必要ではない。...考えても見てくれ。2001年9月11日のもっとも重要な準備はアフガニスタ ンの訓練基地で攻撃が行われた訳ではないし,むしろ,ドイツのアパートであり,スペインのホテルの部屋であり,アメリカの飛行訓練学校であった。
Pillarはベトナムとアフガニスタンでの双方の戦争の核心となる仮説において、アメリカの不適切な検証が最も憂慮すべきであることがわかったと言って いる。1960年代にアメリカの論文は主要なしかも欠陥のある仮説を当然のこととし,あらゆる努力を傾けて,ベトナムを失うと言うことは他のアジアの国々 がドミノ理論によって,共産主義化してしまい,ベトナムに対する誓約からの撤退はアメリカに対する信頼性を著しく損なってしまうと言うものであった。
今 日,彼が言うには,オバマ政権はまだ、同様の過ちを回避することが出来る。アメリカはアフガニスタンのテロリストの隠れ家は9.11の恐怖を繰り返すこと を意味すると仮定してはならない。彼が信じるのは,アメリカがどのように隠れ家がアメリカ合衆国に重大なテロリストの危険を増大させて来たかと言う説得力 のある話は、今までのところは失敗に終わったと言うことだ。(www.washingtonpost.com, 9/16)
「我 々の本当の目標は数百人のテロリストであり,彼等がアメリカ合衆国に害を与える潜在的な可能性を持っている。」とアフガニスタンの専門家であるRory Stewartが言っている。「我々の本当の課題はアメリカ合衆国に損害を与えようとしている人ではなく,誰が出来るかである。そしてどのように実際にこ うしたことが出来るこういう人たちを阻止するかである。」Stewartはハーバードの教授であり,2002年にアフガニスタンを6,000マイルも歩き 回って、PBSのBill Moyersのインタビューに答えた。(www.pbs.org/moyers/journal, 9/25/09)
議論のために
1 この読み物に関して,学生からどのような質問があるのか?どのように答えるのか?
2 数多くのアメリカ人がなぜアフガニスタンのでの戦争が続くのか理解できないのはなぜだと思うか?彼等はなぜ大統領の説明が適切でないと思っているのか?
3 Jonesが「我々アフガニスタン人は」と彼女が言ったのはどういう意味か?なぜ彼等は敵のタリバンと戦うと彼女はおもわないのか?
4 Haasはなぜアフガニスタンの戦争を「選択できる戦争」と呼んだのか?
5 アフガニスタンにいる強力なアメリカ軍が「タリバンをその地域から解放し,それを維持する」ことがなぜ難しいのか?
6 Pillarによると,ベトナムとアフガニスタンとの戦争はどのように似ているのか?Pillarの意見ではどんな間違った仮説をアメリカ人はアフガニスタンに持ったのか?オバマ政権はどんな説明が必要であると彼は思ったのか? それはなぜか?
7 Stewartによると,アフガニスタンに於けるアメリカの本当の問題は何か?
8 アフガニスタン戦争で,あなたはどのような結論を描くのか?それは不可避の戦争か?選択できる戦争か?それとも他に何かあるか?なぜか?
調査と市民としての行動のために
学生に自主的に、もしくは小さなグループで,調査をさせて,アフガニスタンの戦争についてのより大きな歴史的な背景を提供する。学生に以下のような課題についての調査と報告をさせる。
ー1979年のソビエトの侵攻に対する,反体制活動を支援したアメリカの意思決定
ーオサマビンラデンとアルカイダの由来
ー1990年代前半のアフガニスタンの内戦
ータリバンを創設したパキスタンの取り組み
ーカシミールに於けるインドとパキスタンの紛争
ー1990年代後半のアフガニスタンに於けるタリバンの規則
ー9.11以降のアメリカの,タリバンとアルカイダ指導者の捕捉と殺害の失敗
ーパシュトゥーン人
ーアフガニスタン政府の腐敗
ーケシ栽培と戦争に於けるその役割
始めは学生に質問の骨組みを説明してあげて,調査に導いてあげる。それから、学生が討議を始め,多分,精緻化して,その質問を受け入れる。良い質問は極めて重要なので,www.teachablemoment.orgの高等学校の項のThinking Is Questioning(質問を考える)の項を参照のこと。
また、その項の中で,Teaching Social Responsibility(社会的な責任を教える)における、学校の行ける市民としての活動のための示唆を参照。Teaching on Controversial Issues" (討議課題の指導)と "The Plagiarism Perplex." (盗作の当惑)参照。
以上で,この論文は終わった。この生徒に教える「アフガニスタン戦争」がどうもまとものようだ。確かにアフガニスタンに攻めたところで,テロを阻止するこ とはできない。アーロン・ロッソがロックフェラーの言葉を引用した通りのことを言っている。http://www.youtube.com /watch?v=EeWqlJHzcSo

このYouTubeを是非参照してほしい。さて、次はグーグルだ。グールグルはまずはウィキペディアから翻訳しようと思う。http://en.wikipedia.org/wiki/Google
ただ、今まで,ウィキペディアはたくさん翻訳して来たが,長いし,難解な部分が多かったので,今回は出来るだけわかり易く書くつもりだ。原典に忠実にはならない。グローバリゼーションがテーマだが,Googleは検索エンジンとWebの宣伝で瞬時に巨大企業になったケースなので,どこまで、グローバル化について語れるかは疑問だが,とりあえず、取り組んで見ようと思う。知っていて損はない企業だ。今までとは大分、内容が違うので,戸惑うかもしれないが,出来るだけ専門用語の解説は入れるつもりだ。
オバマがまた、来年3万人派兵するが、それも意味がなさそうだ。それにしてもアメリカはなんでこんな勝てない戦争をするのだろうか。なんで、この国を管理できていないのに,そのままにしているのだろうか。かって日本を統治した時とは全く違う。なぜこうなってしまったのだろうか。何かが狂っているが,どうしてだろうか。なぜアフガニスタンの文化,民族,風習、言語を勉強しないのだろうか。私にはオバマの真意が理解できない。さて最後だ。始めよう。
仮説への挑戦
「アフガニスタンはテロリスト・グループ、特にアルカイダの温床に再びなってはならない。」これはアフガニスタンの戦争の論理的根拠であると以前のCIA テロ対策センターの副所長であるPaul Pillarが書いている。そして彼はこの論理的な根拠に対して2つの疑問を提示している。1)アルカイダの指導者は数年前にはもうアフガニスタンにはい なくて,パキスタンに移ってしまっている。2)テロリストは新しい隠れ家の場所を考えていて,アフガニスタンの外の幾つかの不安定な国家を選んでいる。そして、アメリカ軍はそれがどこか知らない。
それから、PillarはWashington Postのコラム (9/16/09)に この2つの質問を尋ねている。1)テロリスト・グループにとってこの物理的な隠れ家はどれほど重要か?2)アメリカの国益、特にアメリカの母国にとって, この隠れ家はテロ攻撃にどれほどの影響があるのか?第二番目の質問に対する答えは目下の議論に内在する仮説にすらあがって来てもないのだが,...将来の テロリストの攻撃に最も重要な作戦にこのような隠れ家は必要ではない。...考えても見てくれ。2001年9月11日のもっとも重要な準備はアフガニスタ ンの訓練基地で攻撃が行われた訳ではないし,むしろ,ドイツのアパートであり,スペインのホテルの部屋であり,アメリカの飛行訓練学校であった。
Pillarはベトナムとアフガニスタンでの双方の戦争の核心となる仮説において、アメリカの不適切な検証が最も憂慮すべきであることがわかったと言って いる。1960年代にアメリカの論文は主要なしかも欠陥のある仮説を当然のこととし,あらゆる努力を傾けて,ベトナムを失うと言うことは他のアジアの国々 がドミノ理論によって,共産主義化してしまい,ベトナムに対する誓約からの撤退はアメリカに対する信頼性を著しく損なってしまうと言うものであった。
今 日,彼が言うには,オバマ政権はまだ、同様の過ちを回避することが出来る。アメリカはアフガニスタンのテロリストの隠れ家は9.11の恐怖を繰り返すこと を意味すると仮定してはならない。彼が信じるのは,アメリカがどのように隠れ家がアメリカ合衆国に重大なテロリストの危険を増大させて来たかと言う説得力 のある話は、今までのところは失敗に終わったと言うことだ。(www.washingtonpost.com, 9/16)
「我 々の本当の目標は数百人のテロリストであり,彼等がアメリカ合衆国に害を与える潜在的な可能性を持っている。」とアフガニスタンの専門家であるRory Stewartが言っている。「我々の本当の課題はアメリカ合衆国に損害を与えようとしている人ではなく,誰が出来るかである。そしてどのように実際にこ うしたことが出来るこういう人たちを阻止するかである。」Stewartはハーバードの教授であり,2002年にアフガニスタンを6,000マイルも歩き 回って、PBSのBill Moyersのインタビューに答えた。(www.pbs.org/moyers/journal, 9/25/09)
議論のために
1 この読み物に関して,学生からどのような質問があるのか?どのように答えるのか?
2 数多くのアメリカ人がなぜアフガニスタンのでの戦争が続くのか理解できないのはなぜだと思うか?彼等はなぜ大統領の説明が適切でないと思っているのか?
3 Jonesが「我々アフガニスタン人は」と彼女が言ったのはどういう意味か?なぜ彼等は敵のタリバンと戦うと彼女はおもわないのか?
4 Haasはなぜアフガニスタンの戦争を「選択できる戦争」と呼んだのか?
5 アフガニスタンにいる強力なアメリカ軍が「タリバンをその地域から解放し,それを維持する」ことがなぜ難しいのか?
6 Pillarによると,ベトナムとアフガニスタンとの戦争はどのように似ているのか?Pillarの意見ではどんな間違った仮説をアメリカ人はアフガニスタンに持ったのか?オバマ政権はどんな説明が必要であると彼は思ったのか? それはなぜか?
7 Stewartによると,アフガニスタンに於けるアメリカの本当の問題は何か?
8 アフガニスタン戦争で,あなたはどのような結論を描くのか?それは不可避の戦争か?選択できる戦争か?それとも他に何かあるか?なぜか?
調査と市民としての行動のために
学生に自主的に、もしくは小さなグループで,調査をさせて,アフガニスタンの戦争についてのより大きな歴史的な背景を提供する。学生に以下のような課題についての調査と報告をさせる。
ー1979年のソビエトの侵攻に対する,反体制活動を支援したアメリカの意思決定
ーオサマビンラデンとアルカイダの由来
ー1990年代前半のアフガニスタンの内戦
ータリバンを創設したパキスタンの取り組み
ーカシミールに於けるインドとパキスタンの紛争
ー1990年代後半のアフガニスタンに於けるタリバンの規則
ー9.11以降のアメリカの,タリバンとアルカイダ指導者の捕捉と殺害の失敗
ーパシュトゥーン人
ーアフガニスタン政府の腐敗
ーケシ栽培と戦争に於けるその役割
始めは学生に質問の骨組みを説明してあげて,調査に導いてあげる。それから、学生が討議を始め,多分,精緻化して,その質問を受け入れる。良い質問は極めて重要なので,www.teachablemoment.orgの高等学校の項のThinking Is Questioning(質問を考える)の項を参照のこと。
また、その項の中で,Teaching Social Responsibility(社会的な責任を教える)における、学校の行ける市民としての活動のための示唆を参照。Teaching on Controversial Issues" (討議課題の指導)と "The Plagiarism Perplex." (盗作の当惑)参照。
以上で,この論文は終わった。この生徒に教える「アフガニスタン戦争」がどうもまとものようだ。確かにアフガニスタンに攻めたところで,テロを阻止するこ とはできない。アーロン・ロッソがロックフェラーの言葉を引用した通りのことを言っている。http://www.youtube.com /watch?v=EeWqlJHzcSo

このYouTubeを是非参照してほしい。さて、次はグーグルだ。グールグルはまずはウィキペディアから翻訳しようと思う。http://en.wikipedia.org/wiki/Google
ただ、今まで,ウィキペディアはたくさん翻訳して来たが,長いし,難解な部分が多かったので,今回は出来るだけわかり易く書くつもりだ。原典に忠実にはならない。グローバリゼーションがテーマだが,Googleは検索エンジンとWebの宣伝で瞬時に巨大企業になったケースなので,どこまで、グローバル化について語れるかは疑問だが,とりあえず、取り組んで見ようと思う。知っていて損はない企業だ。今までとは大分、内容が違うので,戸惑うかもしれないが,出来るだけ専門用語の解説は入れるつもりだ。