2010年01月22日

日本はアメリカに対してさめている

今朝は経営会議が朝からあるので,6時前までだ。相即始めよう。

「Obamaの訪問に備えて,日本はアメリカに対してさめている。」
ニューヨークタイムズ紙 HELENE COOPER November 11, 2009

Obama 大統領は1990年代の貿易戦争以来アメリカと日本との関係が最も議論の多い時に(2009年11月13日)に日本を訪問した。当時に戻ると, 高級車と半導体の戦いは終わったが,二国の半世紀にわたる戦略的な関係を再考するべきかどうかについては終わっていない。日本の民主党が9月に政権を取り,50年にわたる大部分が一党の政権が終わり,オバマ政権は表面上は肯定的に、新政権に祝辞を述べている。しかしながら、密かに,幾人かのアメリカの役人は懸念を表明していて,選挙運動の間のアメリカに向けた無遠慮な批判がより論争の多い関係に形が変わって行くのではないかと心配している。



数週間以内にこうした懸念が行動に出て来た。この新しい日本の政府はアフガニスタンに於けるアメリカの取り組みを支援するインド洋に於ける8年間にわたる給油活動から撤退すると言って来た。この政府はまた、沖縄に於ける海兵隊の飛行場を移転する2006年の協定を見直す計画を発表し、この島の人があまり住ん でいない場所への移転と、数千人の海兵隊を沖縄からグアムに移転する計画を発表した。

そして、
駐米大使の藤崎一郎とペンタゴンとの間で昨年9月での議論ではっきりとしたように、日本政府の役人は突然、恥じらいを捨てて、公然とアメリカの役人にたいして、言い争いを始めた。

その一方で、日本の新しい首相鳩山由紀夫はアメリカとの対等な関係を要求して来た。彼の政府は
アメリカの軍隊を日本人による起訴からまもっている軍との協定の再検討を求めている。日本の国民、特に沖縄県人は何年にもわたって、そのような再検討を要求して来た。

鳩山首相が9月の国連の総会の期間中にニューヨークでオバマ大統領とあったときには初対面の準備が整ったようだ。最初の会談で,オバマは鳩山に対して,「非凡な選挙運動を勝ち抜いたことを」讃え,彼の党が「日本に於ける劇的な変化をリードすることに」賛辞を述べた。

鳩山は通常の外交的な気難しさを持って,それに答え,会談の後で,レポーターに答えた。「私はオバマ大統領に,日米の同盟関係は日本の中心の柱であり続けるし,日本の安全保障,日本の外交政策のキーとなる柱である。」

しかし、気まずいことがいくつかあった。鳩山と彼の奥さんである美幸は9月のその週の後半で,ピッツバーグでのG20の経済サミットでの最後の
Phipps Conservatoryでの晩餐会に最後に遅れてきた。オバマと彼の妻ミッシェルは殆ど2時間ほど、来ているゲストと歓談していた。“I’m sorry we were late,” と鳩山夫人は謝罪した。

数日後に,オバマと鳩山は2016年のオリンピック選挙で,国際オリンピック委員会に働きかけるために,コペンハーゲンに飛んだ後,東京は第一ラウンドの投票で,シカゴを打ち負かし,リオデジャネイロが勝って東京がはじき出された。

しかしながら,こうしたことは国防長官Robert M. Gatesが10月に東京を訪問して,日本で爆発した騒動に比べると重要ではない。彼は歯に衣を着せずにものを言うことで知られていて、鳩山と日本の軍当局者に軍事協定に於けるコミットメントを守るように圧力をかけた。

「前に動く時だ。」とGatesは言った。「意に反する」基地問題を再開するように日本の提案を呼びかけた。そして、日本のニュース解説者達の目には泣きっ面に蜂のごとく見えたが,Gatesは国防大臣の歓迎会への出席を断り,そこでの武官との夕食会にも断ってしまった。

以来数週間は、オバマ訪問の前には両国はこの恨みを和らげるために苦労して来た。日本政府は政治的に調整をするために,ワシントンに国会議員も含めて,幾人かの高級官僚を送りこんだ。日本の代表団はオバマ政権の官僚との会談に加えて、ワシントンに拠点を置く研究ならびに政策グループのメンバー、特に日本に関連し た外交政策問題の専門家と交流をした。

「彼らが探りを入れて来たのは『意思決定をするように我々に圧力をかけないでくれ。圧力をかけると、あなたが聞きたくないことを聞いてしまうことになる。』」とワシントン大学の教授であるAndrew L. Orosが言ったが、彼は「日本の正常化:安全保障実務に於ける政治学、独自性と進化」の著者でもある。

日本の新しい政府は「選挙期間中の美辞麗句の幾つかを撤回しようとしているが、もうすぐだ。」とOrosは言ってる。「これは歴史的な選挙だった。」と付け加えて、「彼らは50年にわたる保守党の支配を覆した。彼らは一度にすべてのことをすることはできない。」

確かに、新しい政府は国内で、政治的な圧力のもとにある。2万人以上の沖縄の住民が先週、基地に反対して抗議集会を開いた。そして住民たちは選挙での約束を守るよう彼らが期待していることを政府に知ってもらうために大声で叫んで来た。

オバマ政権はこの関係を悪化するままにほっておくつもりはないと言っている。オバマは「新しい民主党政権との関係と個人的な繋がりを作ろうとしている。」 と国務省東アジア局シニアディレクターのJeffrey A. Baderが民主党のイニシャル
DPJを使って、月曜日にレポーターに語った。「この政府はアメリカ合衆国とより平等の関係を求めている。我々はその方向に動く準備をしている。」

しかし、アメリカはこの議論の調子を封じ込める一方で、未だに日本に圧力をかけて来てる。特に沖縄の基地問題に関しては。オバマは火曜日のNHKのテレビのインタビューで、日本はこの協定を支持し honor なければならないと言った。

「新政府がどのように前進するかを再検討したいということは全く適切である」とする一方で、オバマはNHKにこう加えて言った。「彼が確信しているのは、 かってこの精査 reveiw が完了していて、我々の同盟関係,議論して来た基地の協定,日本の利益の役に立つ諸々のことの結論を出すであろうし,そして,彼等は継続するであろう。」

緊張を和らげ,そして、多分、インド洋の戦艦に給油をしないと言うためのとりまとめの努力の中で,日本は火曜日にアフガニスタンに対する非軍事援助を大幅に増加することを公表した。様々なプロジェクトに50億ドルを供与し,学校、高速道路の建設,警察官の研修、地雷の除去、元タリバンの戦士の社会復帰などである。

しかし、軍事的な言い争いが最終的には解決するとしても,日本のアメリカとの経済関係は変化している。中国はいまや、日本の貿易パートナーとしてアメリカを超えてしまっている。エコノミストは中国の経済のように、継続をしていくだろうと考えているこの変換は増大していく。

「日本はよりアジアの中で将来を見ている。」とアジアの専門家でもあり,コーネル大学の教授でもある
Eswar S. Prasadが言った。「彼等は今まさに,アメリカに負うところは多くないと感じている。アメリカの経済政策は多くの方法で,彼等を傷つけている。特に円に対するドルの価値の下落とともに。」

これでこの論文は終了した。昨晩、この翻訳の一部を終了し,今朝修正した。このライブドアのソフトはこれで2回目だが,書いたものが飛んでなくなってしまうと言うバクがある。それで昨晩は大変だった。今朝なんとか修復できた。今朝のニューヨークタイムズ紙のヘレン・クーパーの論文は興味深い。もう少し時間をあげて,見てあげようと言っている。

彼等の外交政策のぎこちなさに対して,寛容に見ている。「平等」と言う言葉を軍の協定の見直しだと言っている。同盟関係そのものではないと見ている。また、東アジア共同体についてもこれからは日本はアメリカではなく,アジアを見ていると言うところは正しい。鳩山首相の真意を斟酌しているのかもしれない。

次にはUS-Japan alliance: Time for the US to accept new realities November 15th, 2009 Author: Tobias Harrisの翻訳を行う。この次の論文はこの論文を引用して,議論を展開している。ではこれまで。



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海野 恵一
1948年1月14日生

学歴:東京大学経済学部卒業

スウィングバイ株式会社
代表取締役社長

アクセンチュア株式会社代表取締役(2001-2002)
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海野塾のイベントはFacebookのTeamSwingbyを参照ください。 またスウィングバイは以下のところに引っ越しました。 スウィングバイ株式会社 〒108-0023 東京都港区芝浦4丁目2−22東京ベイビュウ803号 Tel: 080-9558-4352 Fax: 03-3452-6690 E-mail: clyde.unno@swingby.jp Facebook: https://www.facebook.com/clyde.unno 海野塾: https://www.facebook.com TeamSwingby
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