2010年04月27日

日本の指導者はだめだね。

ファイナンシャルタイムズ紙の4月22日の記事で、日本の政治批判だ。ワシントンポストの記事も面白いがこの後だ。ともかく最近は日本の政治が記事になるので、各社が取り上げている。決して良い意味ではない。日本の報道も取り上げるようになった。

また、今までは日本の報道を批判的に見ていたが、最近インターネットの報道を見ていると意見を言う記事が増えて来ている。これはきっと欧米の報道の影響だと思う。新しい報道の流れがこのインンターネットから始まって来ているのかもしれない。百貨店が衰退してネット販売が繁栄して来たのと似ている。欧米では紙の新聞が衰退して久しいが、日本もそうなる。日本の新聞の意見の無い情報とテレビ番組の興味本位の情報は廃れて行くことになるだろう。

私のブログも本を書いて世に問うよりも、このインターネットの中で、議論した方が私自身、取り扱う内容によって影響を受けるので議論がしやすい。本を書くのは一時的な集中力だが、このブログは継続したものだ。毎日書きながら、翻訳の内容によって、考え方が影響されて行くので、意見も変わってくる。アフガニスタンへの日本兵の派兵がそうだ。現在は戦場への派兵とか警察官の教育とかは反対だ。

日本人の精神構造が好戦的だからだ。それと言うのも戦前派の老人の中国人がよく知っていて、日本の再軍備を恐れている。その通りかもしれない。沖縄海域での軍事演習で、中国のヘリコプターが日本の駆逐艦を追尾する行為はそうした日本軍の反応を見ているのかもしれない。撃って来なければ大丈夫みたいな。そうした相互の誤解が武力衝突に今まではなって来ているが。そうならないことを期待しよう。だから、アフガニスタンでの警察官の教育には反対だ。いつタリバンとの交戦になるかわからないからだ。

ところで、私の友人が今夏、参議院に立候補するそうだ。身近にこうした政治不信に対して立ち上がろうと言う人が出て来た。企業も政府に頼らない自らの動きが出て来ているように感じる。日本も海外の報道にあるように、いつまでも下降した経済のままで安穏といていないに違いない。そうした関連の記事を取り上げよう。

今日は大分長いブログになってしまった。書きたいことがたまりすぎて来た性かもしれない。勿論、一日と言う時間の制約との戦いもある。かといって、人間だから、24時間根気が一定ではない。朝が一番こうしたことを翻訳して、考えるには良い時間だ。早起きは三文の得だ。昔の人はよく言った。書ける時間、人と会える時間、仕事の時間、家族との時間は24時間しか無い。一日一日を大事にしよう。今日は今日しかない。

さて始めよう。




日本の指導者は指導力を発揮しなければならない。
Japan’s leaders must show leadership

By Gerald Curtis
Published: April 22 2010 22:51 | Last updated: April 22 2010 22:51

民主党に対する日本人の熱狂は昨秋、政権を得た時に、沸騰した。国民は内閣の大臣達が官僚の準備した資料を読まずに、自分の言葉で話をしたのに仰天した。 国民は民主党の指導者達が首相と閣僚が公僕によって作られた、殆どが十分に検討されずに認可されて来た意思決定の慣例を継続せずに、自ら政策を決定するだろうと言ったことを信じた。

日本は新しい種類の政策ー自民党を虜にしていた特殊利益集団よりも市民に均等にするためによりオープンで、責任を持とうとしているように多くに人には思えた。

Enthusiasm among the Japanese for the Democratic Party of Japan ran high when it came to power last autumn. People were stunned by cabinet ministers speaking their own words rather than reading from scripts prepared by bureaucrats. They believed it when DPJ leaders said the prime minister and cabinet would decide policy rather than continue the practice of mostly rubber-stamping decisions made by civil servants. It seemed to many that Japan was going to have a new kind of politics – more open and responsive to average citizens than to the special interests that had captured the Liberal Democratic party.

8ヶ月後、希望は失望に変わった。民主党に対する大衆の支援は急激に悪化し、民主党が政権を取った時には70%以上あったのが今日25%以下に落ちてしまった。鳩山由紀夫が首相だが、決断力が無いので、閣僚のメンバー達は重要な政策課題で、矛盾した立場を主張するようになり、だんだんそうした発言をするようになって来た。この政府は混乱している。

Eight months later hope has turned to disappointment. Public support for the DPJ is in free fall, down from a high of more than 70 per cent when the DPJ took over to less than 25 per cent today. While Yukio Hatoyama, the prime minister, vacillates, members of his cabinet have become increasingly vocal in staking out competing positions on important policy issues. The government is in disarray.

彼は政府の首長でもあり、党首であるのだが、鳩山氏は民主党の権力を小沢一郎に割譲して来た。彼は党の幹事長であるが、鉄拳で支配している。民主党が夏の参議院選挙で多数をとる小沢の戦略は自民党の脚本から引き抜かれた。彼は自民党を長い間支えて来た利害集団の支援を得て、民主党の議員の地位をあげると言うことで、テレビの名士、美人のアナウンサー、知名度の高い政治的に素人の人たちをスカウトしてきている。

彼は殆ど表に出ないで、鳩山氏とその内閣に影響力を発揮し、誰が責任者だか全くわからない。だから、オープンネス、新鮮さ、内閣中心の意思決定も推して知るべしだ。

Though he is the party president as well as head of the government, Mr Hatoyama has ceded power over the DPJ to Ichiro Ozawa, the party’s secretary-general who rules with an iron fist. Mr Ozawa’s strategy for winning a majority for the DPJ in this summer’s upper house election is drawn from an old LDP playbook. He has sought the support of interest groups that long backed the LDP, and is recruiting television personalities, good-looking female announcers and other political amateurs with high name recognition to run on the DPJ ticket. He exerts his influence over Mr Hatoyama and the government mostly from the shadows so no one is quite sure who is in charge. So much for openness, newness and cabinet-centred decision-making.

反対の政党が広く大衆の支援を手に入れる機会を持つほど日本の政治状況は差し迫ってはいないのかもしれない。しかし、そうではない。民主党に人々は不満なのだが、それに劣らず、自民党に政権を戻すのは気が進まない。最近は幾人かのかなり目だった離党に苦しんで来ているので、自民党の生き残る可能性は全く疑わしい。

Japan’s political situation might not be so dire were there an opposition party with a chance to secure broad public support. But there is not. As unhappy as people are with the DPJ, they are loath to see the LDP back in power. Having recently suffered some high profile defections, the LDP’s very ability to survive is in doubt.

東京の大きな推測のゲームは鳩山氏が首相としていつまで続くかと言うことだ。彼を入れ替えることが
いつ 起ころうとも、大して問題の解決にはならない。基本的な問題は日本に政治の指導者がいないことであり、国家の財政を健全にし、デフレが経済に及ぼしている障害を取り除き、成長を促進するために何がなされるべきかを国民に理解を求めるか、語ろうとする指導者がいないことである。

社会保障の支出のために予定している消費税の上昇はいろいろな政治的な背景にまたがってはいるが、支援を得てる。しかし、この税金の全体のパッケージと調整を行う改革がないので、問題をただ悪化させているだけである。

The big guessing game in Tokyo is how much longer Mr Hatoyama is going to last as prime minister. Replacing him will not solve much whenever it happens. The basic problem is that Japan lacks political leaders who either understand or are willing to tell the public what needs to be done to get the nation’s fiscal house in order, break free of the drag that deflation exerts on the economy and promote growth. An increase in the consumption tax earmarked for social security expenditures is gaining support across the political spectrum. But, in the absence of an overall package of tax and regulatory reform, that will only make matters worse.

日本には自民党の終焉を残念に思う多くの人々に出会うことは無い。鳩山氏と民主党がこの国家をどう運営するかについて寛大な言葉を言う人もいない。しか し、民主党が物事を改善するかもしれないと言うことは信じられなくもない。

One does not run into many people in Japan who rue the LDP’s demise. Nor are there many with a kind word to say about how Mr Hatoyama and the DPJ have run the country. But it i s not inconceivable that the DPJ might turn things around.

そうするためには日本の財政危機のきびしさについて国民に本当のことを言う勇気を持たねばならない。大臣達は高速道路料金の廃止とか郵政民営化の断念とかいろんな人がいろんなことを言う言うのを止める必要がある。彼等は無料高速道路の「原則」に執着すると言いながら、一方で、通行料を値上げしようとしているが、それを利用するドライバーの80%は誰も馬鹿にはしていなくて、政府を嘲笑している。

郵貯銀行の預金の上限を二倍にすることは民営、特に地方の銀行から資金をシフトさせるだろう。郵貯銀行は殆どすべてのお金を日本の政府国債に投資する。より多くの金を与えれば、より多くの国債を買うだろう。それによって、政府は如何なる財政的な束縛から解放されることになる。

To do so, it must find the courage to level with the people about the severity of Japan’s fiscal crisis. Ministers need to stop talking out of both sides of their mouths about eliminating highway tolls and scuttling postal system reform. Saying they are sticking to the “principle” of free highways while increasing tolls for 80 per cent of the drivers who use them fools no one and exposes the government to ridicule. Doubling the ceiling on deposits in the postal system bank will cause funds to shift from private, especially regional, banks. The postal system invests nearly all its money in Japanese government bonds. Given more money, it will buy more bonds, relaxing pressure on the government to exercise any kind of fiscal restraint.

その上、鳩山氏は沖縄の米国の基地をどこに移転するかの日米協定を放棄したとき彼自身がほった深い穴からどのように登ってくるのか行動で示さなければならない。彼は一つに到達するための実現可能な代替案もしくは首尾一貫したプロセスでさえ提案することが出来ていない。彼は今までやり遂げたことと言えば、日米安全保障関係を緊張させて来ただけだ。

Moreover, Mr Hatoyama has to figure out how to climb out of the deep hole he dug for himself when he decided to abandon a US-Japan agreement on where to relocate a US air base in Okinawa. He has failed to come up with a feasible alternative or even a coherent process for arriving at one. All he has accomplished so far has been to put the US-Japan security relationship under stress.

わずか数ヶ月前に政権を得た党がリスタートのボタンを押すのは危険だ。しかし、現在の方向に執着するのであればこの政府はすぐに崩壊するであろうし、政治的な混乱の期間が延長され、無能な政府が後に続くだろう。

For a party that came to power only months ago to press the restart button is risky. But if it sticks to its current course, this government will soon collapse and an extended period of political turmoil and ineffective government will follow.

この著者はコロンビア大学の政治科学のBurgessの教授で、早稲田大学の客員教授だ。

The writer is Burgess Professor of Political Science, Columbia University and visiting professor at Tokyo’s Waseda University


以上辛辣な記事だが、これで終わり。うーん、もっともと言う感じだ。アメリカ人でもこうしたきちんとした観察をしていることに感心した。こうした内容のものが欧米の人の目に触れていると言うことを日本人は認識するべきだろう。今までは日本の記事はこのようにあまり取り上げられて来なかったが、最近は多い。

さて、最近、欧米の新聞を翻訳するようになって来てからは2つの変化があった。一つは私のように、欧米の記事を追っている日本人が何人かいることを発見した。もともといたのか増えて来たのかわからないが、日本が異常だと言うことに気がついた人たちだ。英語の環境にいれば誰でもそうなのだが、日本ではそう言う人はまだ異端児なのかもしれない。

テレビでも騒ぐようになって来たので、いいことかもしれない。ただテレビの場合は鳩山さんの攻撃のネタであって、日本人の海外音痴をわかっているのかどうか疑わしいところがある。そうじゃあないんだと言うところの核心がまだわかったいないようだ。

日本企業のグローバル化をBPOを通じて、仕事にしているが、そうしたことが全くわからない人もたくさんいる。いやそう言う人たちの方が殆どだ。だから嫌になってしまうこともあるが、仕方が無い。ただ、毎日いろいろな人に会っているが、私のグローバリゼーションの考え方に同感する人が徐々にではあるが増えて来ている。

最近は新聞記事からの抜粋なので、日本人の問題を意識しやすくなって来ているので、話がしやすい。このブログを読むだけで、日本人のグローバリゼーションに対する認識の欠如を指摘できて来たように思う。

もう一つは関心が持てるような記事の多さだ。以前は太平洋の中から、サンマを釣るようなことをしていたが、今度は養魚場から魚を選別するような方法に変えたので、捕れる魚が多すぎるようになってしまった。良いことなのだが、朝だけではこなせなくなって来た。

毎日、朝の3時間はこのブログを書くようにしていて、昼はの空いた時間は資料の整理とか調査に時間を当てていたが、それだけではどんどん翻訳したい記事がたまってしまう。昼間も翻訳の時間に当てないと間に合わなくなって来た。ただ、以前も言ったように、昼間の翻訳は根気の問題で、相当難しい。

今はそう言ったジレンマの最中だ。また資料の整理が、最近夜になって来たので、朝4時起きが相当しんどくなって来ている。朝起きると言うのは習慣なので、不思議に目が覚めるが、このままでは健康に良くない。

仕事が8時間、ブログが6時間と言う感じだ。昼間の居眠りも入れて、睡眠が8時間だから、食事と家族の団らんが一日合計して、2時間しか無い。それは以前から問題だと思っている。理想的にはブログは4時間で、家族との団欒が4時間だろう。今後そうしていかなければならないと思っている。

もう一つ問題があって、仕事でもブログでもパソコンの画面を見ているのだが、3時間が限度で、それ以上見ていると、字がにじんで来てしまい、文字がぼけてくる。3時間はあけないと継続できない。早朝、昼前、午後遅い時間、夕食後に画面を見る時間分けている。

そう言うことだから、仕事も9時始業6時終業に全く関係なく、一日の時間を配分している。土日も大体同じパターンで行動している。海外での仕事もできるだけ、目がよく見えるような時間帯にはパソコンに向かえるように調整している。

パソコンの反射光が目に良くないのはわかっているが、こればかりはしょうがない。医者はドライアイだと言っているが違う。医学がなぜこうした問題に対応しようとしないのか不思議だ。病気にならないと対応しないのは医療制度がそうなっているからだろうか。ようは金にならないことは出来ないと言うことだろう。

ただ、昼間は仕事とブログが入り交じっているので、そこら辺の時間は少し曖昧かもしれない。また、翻訳の内容は正確性を期しているが、体裁は気にしていない。相当、時間を管理して、効率よく書いているので、誤訳があるかもしれない。その際には指摘してほしい。十分に吟味している余裕が無い。

明日はそれに関連して、舛添氏が新党を立ち上げたのでそれに関する記事にしよう。同じく、ファイナンシャルタイムズ紙の4月23日から。

http://www.ft.com/cms/s/0/cd5601a0-4e33-11df-b48d-00144feab49a.html

今日は長かったが、これまで。




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海野 恵一
1948年1月14日生

学歴:東京大学経済学部卒業

スウィングバイ株式会社
代表取締役社長

アクセンチュア株式会社代表取締役(2001-2002)
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海野塾のイベントはFacebookのTeamSwingbyを参照ください。 またスウィングバイは以下のところに引っ越しました。 スウィングバイ株式会社 〒108-0023 東京都港区芝浦4丁目2−22東京ベイビュウ803号 Tel: 080-9558-4352 Fax: 03-3452-6690 E-mail: clyde.unno@swingby.jp Facebook: https://www.facebook.com/clyde.unno 海野塾: https://www.facebook.com TeamSwingby
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