2010年07月31日
中国と米国の気象変動
昨晩は船だった。社員も入れると、座る席が無いくらい盛況だった。今回も女性が多く、ご夫婦も多かった。来年も是非やろう。あっという間の3時間だった。日本ハムの上田常務がたくさんカレーを景品に出してくれた。半分以上の方々がお互いに知らない人ばかりだった。そうした意味で、交流の輪が広がったと思う。信頼のネットワークが少しでも広がれば、うれしい。今日は、社内のパーティで、隅田川花火大会を会社で見る。ちょっと遠いが、なんとか見ることが出来る。
昨日船で、ブログの話を少ししたが、幾人かから質問があったので、ここで、捕捉しておく。いつも週末はこのブログを書きだめしている。大体12時間は書いている。そうしないと、平日のノルマをこなせない。今年の夏はプールに行くことが多いが、それでも、それ以外の時間はこのブログの準備か原稿を書いている。仕事と家族の時間以外は殆どこの時間に費やしている。書いている量は一ヶ月に本一冊分だ。昨晩、上田さんはさかんに本の出版の話をしてくれたが、ここに書いてある内容は100人のグローバル人材の育成なので、一般の大衆を前提にしていない。相当腹をくくっていないとこのブログはついて来れないくらいレベルが高い。
今年一杯はこのままの状態で、個人的な時間としては他のことが出来ない。来年になれば、本を出版することも考えて行きたい。日本の一般大衆への啓蒙も大事だとは思っている。すこしずつこのブログへの参加者も増えて来ているし、私自身も、来年にはもう少し時間的なゆとりがとれるかもしれない。現在は全くない。今は年内、日本のトップレベルのグローバル人材の育成に注力したい。
それからどうしてこれほどの量を毎日こなせるかと言う質問があったが、仮に趣味であれば決してこれだけの量はこなせない。今の日本がこのままでは良くないと言う社会的な責務からだ。日本にはこうした問題意識を持った人たちがいる。私もその一人だが、そうした使命感がこのブログを駆り立てている。趣味とかビジネスであれば、ここまで書かない。
今のままでは日本だけが世界の中から疎外されてしまうと言う危機感からだ。それを日本人の殆どが気付いていない。昨年4月から英語の世界で、勉強して来ているが、この一年半で、これほど勉強した人はいないと自負している。それでも、あと半年は最低必要だと考えている。これが異常と言うか、正常と言うか。外から見れば異常としか言いようが無いが、私自身は全くの正常な状態だと思っている。日本の今の現状の方が異常だと思う。
さて、いよいよ今日から新しいテーマだ。オバマに対する未練はあるが、今日からのテーマも興味深い。中国が二酸化炭素の排出国で世界第一位になった。京都議定書の時のように、部外者ではいられない。国連気候変動コペンハーゲン会議(COP15)においても、中国の主張は発展途上国の域を出ていない。果たしてこの議論はどのような方向に、進展していくのだろうか。今日からの議論が楽しみだ。
オープニング・ステートメント
Opening statements
Defending the motion
- (Joint US China Cooperation for Clean Energy)
The world is looking to the United States and China to lead the way out of our climate change conundrum. We are a long way from a sustainable world, but China has climbed farther up the hill than the United States in a few short years.
Against the motion
Senior fellow, Manhattan Institute's Center for Energy Policy and the Environment
このディベートの核心であるテーマ「中国が気象変動で、アメリカよりもよりリーダーシップを示していると言う提議を信じる」と言うことを読み終える時までに、中国がもう一つの1,000メガワットの石炭プラントを建設するだろう。
By the time one finishes reading the declaration at the heart of this debate—"This house believes that China is showing more leadership than America on climate change"—China will have built another 1,000-MW coal plant.
The moderator's opening remarks
クリスチーナ・ローソンは「外交政策」の編集者だが、この声明を改良するのは難しい。だから私は試みない。:「中国は矛盾しているように思われるかもしれないが、最も黒い河の幾つかの本拠地であり、地球上で環境を最も熱望している地域でもある。 しかし、地球温暖化に於いて、世界の最善と最悪の双方の記録を持っている。」
It is hard to improve on this statement of Christina Larson, from Foreign Policy, so I won't try: "China is paradoxically home to some of the blackest rivers and greenest ambitions on the planet, but it also has the world’s best and worst record on global warming."
あなたが、アメリカ合衆国で人々が中国について話をしているのを聞く時に中華帝国の2つの異なった説明を聞くことになる。一つはアメリカが炭素に上限を決める(そしてそれ故に価格を決める)や否やアメリカの仕事のすべてを横取りしてしまう薄汚い汚れた連中である。もう一つは再生可能電力のギガワットを追加しようとしている国であり、内モンゴルに巨大な風力発電基地を最近発表していて、それは賞賛すべき決断のようなものだ。
When you hear people in the United States talk about China, you hear two different descriptions of the Middle Kingdom. One is the filthy polluter that will snatch all of America's jobs as soon as America puts a cap (and thereby a price) on carbon. The other is of a country that is adding gigawatts of renewable power, like the recent announcement a huge windfarm in Inner Mongolia, with what looks like admirable determination.
アメリカ合衆国は長い間、矛盾した国であり、同様のことが言える。アメリカ合衆国は世界最大の温室効果ガス排出国の肩書きに対する権利を今や中国の有難くない栄誉として、引き渡して来た。
The United States, long a land of paradoxes, can be described the same way. It has given over its claim to the title of world's biggest greenhouse-gas emitter, now China's dubious honour.
しかし、まだ、2番目に大きな排出国であり、そして、豊かな国家が大気中に既にある多くの2酸化炭素に対して責任を持っている。我々は、それがCO2の合計であって毎年の排出量ではないと言うことを覚えておかなければならない。ついでに言えば、2酸化炭素は数百年もの間大気中に残っている。
But it is still the second-biggest emitter, and as a rich country has responsibility for much of the carbon dioxide already in the air. We must remember that it is the total CO2, not the annual emissions, that matter, since carbon dioxide takes hundreds of years to leave the atmosphere.
そしてアメリカは法律制定にぐずぐずして来た。上院に於けるキャップ・アンド・トレード法案は現在、春まで、議会での討論は無いかもしれない。コペンハーゲンでの条約作成のコンファレンスと考えられていたものから3ヶ月経っていて、それは政治的な合意がなされることだけが期待されている。
And America has dragged its feet on legislation. The cap-and-trade bill in the Senate may now not see floor debate until spring, three months after what was supposed to be a treaty-writing conference in Copenhagen, which is now expected only to produce a political agreement.
しかし、アメリカにも明るい点もある。排出ガスは2005年で、ピークとなった。州と企業は連邦政府が行って来なかったところに進展している。多くの州では既に、再生可能エネルギー・ポートフォリオの権限を持っている。テキサ スでは最近、風力によって造り出された電力が25%までになった。(夜中ではあるが。)
アメリカは中国には無いと言う点で、技術的なリー ダーである。:時代を切り開く技術があるとすれば、まだそれは上海ではなくシリコンバレーから来そうである。
But there are plenty of bright spots in America, too. Emissions peaked in 2005. States and companies are moving where the federal government has not. Many states already have renewable-energy portfolio mandates. Texas recently hit a record high of 25% of its power produced by wind (albeit in the middle of the night). Most important, America remains a technical leader in a way that China is not: if there is a breakout technology, it is still more likely to come from Silicon Valley than Shanghai.
そこで、実際にどっちの国が気象による災害を回避するするために、より尽力するのだろうか?勿論、この質問は明確にゼロサムではなく、2者択一でもない。いくつかの開発は双方を助けるであろうし、ー その上、他の世界もある。しかし、両国の排出ガスもまた地球温暖化が何であるのかに、思い出してほしいが、貢献している。:温室効果ガスは国境を考慮しない。
So which country is really doing more to avert climate catastrophe? Of course the question isn't a clear zero-sum, either-or, since some developments will help both—and the rest of the world to boot. But both countries' emissions also contribute to what, remember, is global warming: greenhouse gases do not respect borders.
Peggy Liuは我々に中国の排出ガスに関する多くの目を引く数字を示すことから始め、そして、Max Schulzは同様に多くのことを行っている。しかし、それは中国の石炭の消費量についてだ。このディベートは中国かアメリカがグロ−バル・リーダーシッ プを示すために、大いに尽力しているかどうかについてなので、私は双方の参加者が中国ばかりでなくアメリカの政策をどのように見ているのか、いくらか詳細に説明すること希望する。
Peggy Liu starts us off by pointing us to many eye-catching numbers relating to China's emissions, and Max Schulz does much the same, but with Chinese coal consumption. Since the debate is about whether China or America is doing more to show global leadership, I hope both participants will put some detail into how they see America's, not just China's, policies.