2010年09月29日

English13

昨今の尖閣諸島の中国の日本への対応は目に余るものがあり,日本の対応も忸怩たるものがある。私の商売は大連なので,こうした問題は今まで発生したことがないので,心配はしていないが,今後のお客様のことを考えると,新たな商品を考えざるを得ない。

以前から考えてはいたのだが,日本で中国人を利用して,業務革新を行う方法を実施する。今回の問題が発生する前からいずれは行おうと思っていたので,突然沸いた考えではないのだが,早急に実施しようと考えている。

方法は今までの弊社のBPOと一緒だが,仕事を大連に持って行かない。中国人が日本に来て,3ヶ月から6ヶ月ぐらいBPOの時と同じように引き継ぐのだが,その結果を,今までと同じ社員が引き継ぐことにする。それで30%の生産性を向上させる。後戻りする可能性があるので,仕事の監視は継続する。

対象の職場の人たちは今までの仕事のやり方を変えることに抵抗を示すが,弊社の今までのBPOの経験から言えば,それは最初の2週間ぐらいで,そのあとはだんだん社員も弊社の中国人と融和してきた。理由は今までの仕事の仕方が,「あうん」のため、曖昧なので,効率が悪いことがわかるからだ。こうした社員との軋轢はやってみなければわからなかったが,今までの実績で,そうした問題を解消することが出来ることがわかった。

又対象領域は人事経理総務だけではなく,営業,物流、購買,技術のすべての本社並びに工場の管理部門を含める。日本企業だけがこうした部門は殆どの仕事が非定型化、専門化していて、効率が悪い。こうした現象は世界でも日本だけだ。この課題を解消して行くのが従来からの弊社のアプローチで,世間で提議しているBPOとは実は全く違う。こうしたビジネスが今までなかったので,仕方なく弊社はBPOと称して来た。今回、全く新たな商品を提供できるようになったのはそうした経緯があったからである。

さて、始めは10人のエリアを3人の中国人が担当するが,ここでは非定型業務を定型業務化する。移行期間は3ヶ月から6ヶ月で,これをまず最初のパイロットとする。そのあとは20人に拡大して,最初の参画した中国人と最初の職場にいた3人の日本人が次の職場に参画する。この6人が次の20人の職場の業務革新を行う。こうして,3年かけて、2000人の本社の業務を30%効率アップしていく。

こうした新しい商品を今月から提供していくことにした。従来の商品はそのまま提供して行くが中国の政治が不安定なので,そうしたことに不安を覚える顧客のためにこの新しいメニューを提供することにした。ともかく日本企業の本社と各工場の管理部門の生産性は「あうん」のために世界のどこよりも30%生産性が悪い。それを何とかしなくてはならない。

それを今から変えておかないと,景気が良くなっても,コストの圧迫要因であることに変わりはない。以前コンサルティングでこの部分を業務革新して来たが,3年もするとまたもとに戻ってしまう。今回のこの提案では業務フローを変えてしまい,かつきちんとフォローをしてくので,効果が消えてしまうことはない。出来れば,弊社が提供している研修と抱き合わせで実行すれば、その効果はさらに発揮できる。人の考え方を変える必要があるからだ。これをどのように実行するかの仔細は近々ホームページに掲載するので,その仔細は又改めて連絡する。

さて、今日はコロンビア大学教師で、The New Republic and City Journalの寄稿編集者のMcWhorter氏だが、彼もやたら難しかった。さあ、始めよう。


John McWhorter
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John McWhorter  

アメリカ英語が世界で英語を話す人たちの間で標準にするべきだという宣言はむしろ英語がアメリカの「公式な」言語であるとの要求のようであり、典型的にはラテ ン系アメリカ人労働者が彼らの間でスペイン語ではなしているのを見るのは刺々しく不愉快であり、こうしたことが英語の衰えを脅かしているという付随した考えからの提案である。

A declaration that American English should be the standard among the world's English speakers is rather like calls for English to be the "official" language of America, typically suggested out of a prickly discomfort at the sight of Latino labourers talking among themselves in Spanish and an attendant notion that this threatens the eclipse of English.

「英語だけ」と言う努力は非現実的であり,(移民は絶えず母語の方がより満足するだろう。)そして、不必要だ。(彼らの新しい土地の母語の優勢を覆すことはできない。と言うのは彼らの子供たちは完全に英語を話すからだ。)

"English only" efforts are unrealistic (immigrants will always be more comfortable in their native languages) and unnecessary (they cannot upend the dominance of their new land's native tongue because their children will speak it perfectly).

同様に非現実的とか不必要と言うことは英語がわかる人の間の「公用語」としてアメリカ英語を銘記させる要求である。まずは非現実的な部分を見てみよう。方言は一つはなまりであり,一つは言葉づかいだ。なまりに於いて,その出身の英語がイギリス、オーストラリア、インド、シンガポールである人々にどんな使い方を要求すれば、アメリカのなまりに影響を与えるのか?

そんなことは出来る訳がないと言っている。注

Similarly unrealistic and unnecessary is a call for American English to be imprinted as "official" among Anglophones. Let us take the unrealistic part first. A dialect is one part accent and one part grammar. On accent, of what use would it be to require people whose native English is British, Australian, Indian, or Singaporean to affect American accents?

anglophone:英語を含む2か国語以上が話される地域で)英語使用者, 英語がわかる人

なまりは極めて排除することは難しい。ー フランス語、ロシア語、もしくはあなたが勉強してきた他の言語の中で良いなまりをマスターすることがどれほど難しいか、もしくは、我々が正確に良く真似ることがどれほど大事か考えろ。 と言うのはなまりは殆どの人間がしてこなかった何かに優れているからだ。我々と働くインド人の顧客サービスの営業マンはデルコンピューターに何か悪いところがある時にSteve Carellのように発音することを学ぶように我々は本当に提案しているのか?

Accent is extremely hard to eliminate—think of how hard it is to master a good one in French, Russian, or any language you have studied, or how we cherish good mimics precisely because they excel at something at which most human beings do not. Are we really proposing that the Indian customer-service reps we work with when something goes wrong with our Dell computers learn to sound like Steve Carell?

スティーヴ・カレル(Steve Carell, 1962年8 月16日 - )は、アメリカ合衆国のコメディアン・俳優・脚本家。マサチューセッツ州出身。

言葉づかいについては我々は全体の提案の中でその必要性が欠けていることにぶつかる。我々はGeorge Bernard Shawの古風な格言によって、楽しめるかもしれない。それはイギリスとアメリカは共通の言語によって,分かれた2つの国家であるると言うが、それは大いに滑稽だ。と言うのはそれ(共通の言語によって分かれた国家ということ)は事実でないことを知っているからだ。

彼はここでアメリカとイギリスの英語は共通言語では無いと言いたい。注

When it comes to grammar, we run up against the lack of necessity in the entire proposal. We may be entertained by George Bernard Shaw's grand old aphorism that Britain and America are two countries separated by a common language, but it is funny largely because we know it is not true.

あたかも我々がトルコ語か日本語を取り扱うかのように、明白な翻訳か理解の問題でなければならないと言う指摘として、言語の方言が異なると言う事実を取り上げるのは容易なことだ。しかし、実際の生活の中で,あたかも動植物の種別のように話し言葉の多様性はかなり異なる。

違う言語のように英米語を扱うことは仕方がないことだ。しかし、明日の議論ではこの方言も世界の言語の中で見るとたいした違いは無いと言うことを言っている。注

It is easy to take the fact that dialects of a language differ as an indication that there must be an outright translation or comprehension issue, as if we were dealing with Turkish versus Japanese. But in real life, speech varieties differ to degrees, just as species of flora and fauna do.

コロンビア大学教師で、The New Republic and City Journalの寄稿編集者のMcWhorter氏は今日はここまでだが,まだ続く。彼の話は含蓄があり,すんなりを先に進めない。時間が許せばよく考えながら読んでほしい。今日はこれまで。






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海野 恵一
1948年1月14日生

学歴:東京大学経済学部卒業

スウィングバイ株式会社
代表取締役社長

アクセンチュア株式会社代表取締役(2001-2002)
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