2010年10月28日

オバマとビジネス23

昨日は久しぶりに、日本ハムの上田さんと会食。その中で、このブログは仕事に役に立っているのかと言う質問が出た。毎朝早朝から、努力しているが、本業の方は大丈夫かと言う趣旨だった。確かに外見はそうだ。このブログは疲れるのは事実だ。この読者もそうだろう。しかし、このブログを書いているおかげで、一見で会う人から、信頼を受けているのも事実だ。人間は中身だと思う。日々の営業活動が最も大事だが、自分自身の中身の研磨の方がもっと大事だ。中身がなければ、幾ら人にあっても信頼のレベルは低い。幾ら講演してもその評価は高くはない。それがこのブログの趣旨だ。外国人も同じだ。

先日メールで、第一法規の菊池さんが言っていたのは、まず英語を読んで、理解できればその次の英語を読む。よくわからない時には日本語を読む。それで良いと思う。英文は繰り返し読んでほしい。この投稿者の意図は何かを掴んでほしい。私はよくわからない時にはこのネットで調査をして、昨日のように、WWIIの米国系日本人のことを調べたりしている。英文を理解するだけでは彼等の考え方を理解することはできない。なぜそういうことを言うのかを考えてほしい。昨日のEarlのついてもまだ悩んでいる。もしかしたら、民主党員のEarl Pomeroyのことかもしれない。英語だが、http://www.newsweek.com/2010/10/25/meet-earl-pomeroy-the-moderate-democrat-touting-his-health-reform-vote.html

では先を急ごう。

jouris wrote:
Dear Sir,

Even when President Obama has proposed policies which were precisely what Republicans have been calling for, they have immediately denounced it and exert every effort to defeat it. Given that history, exactly what does Ms. Gelinas believe that he could have done that would, in her mind, count as "good for business"?

まさに共和党が要求してきたそのものの政策をオバマ大統領が提案する時でさえ、彼等は直ちにそれを公然と非難し、それを打ち負かすためにあらゆる努力を行っている。その過去を顧みると、彼女の心の中では「ビジネスにプラスとして」数に入れるであろうことを彼がしてきたことは、まさしく、 Gelinas女史が信じていることではないのか?

As for her comments at the end of her opening remarks regarding the pending changes in the tax rates, surely she is aware that those changes are a part of the bill which was passed by Republicans and signed by President Bush. So what she is saying is that, by failing to undo something that Republicans did, President Obama is guilty of not being good for business. (Not to mention that, since these changes have been scheduled for a decade, they hardly count as an "unpredictable" feature of the business
environment.)

懸案の税率の変化についての、彼女のオープニング・リマークの終わりの彼女の意見に関して、確かに、彼女はこうした変化が共和党を通過し、ブッシュ大統領がサインした法案の一部であることを承知している。だから、彼女が言っていることは共和党がして来たことをぬぐい去ることに失敗することによって、オバマ大統領はビジネスにプラスではないと言う罪を犯しているということだ。(それを言うまでもなく、これらの変化は10年間計画されて来ているので、彼等はビ ジネスの環境の「予期できない」特徴として数え上げることはできない。)

ところで、復習になるが、2010年10月10日にGelinas女史のオープニング・リマークに以下の通りある。もう一度見てみよう。

「Finally, consider tax policy. In just three short months, the government is set to increase capital gains and dividends taxes, further punishing investors who choose to put their money into productive companies rather than into the still-overvalued, government-favoured housing market.

最後に,課税政策を考えよう。たった3ヶ月の短い期間の中で,政府は資本収益と配当に対する税金の増額を決め、まだ過大評価だが、政府が優遇した住宅市場よりも,生産的な企業に金を入れることを選んだ投資家をよりひどい目にあわせた。」

こうした住宅への優遇政策はオバマではなくブッシュの時に決めたと言っている。時間があれば復習してほしい。時間がとれないようであれば、是非、研究会に参加しよう。今週の土曜日だ。

posted on 28/09/2010 20:39:58 pm Recommended (4)Report abuse

Nobody wrote:
Dear Sir,

The age old arguement of capitalism, socialism, and communism are tired and fairly useless. It would appear to nearly anyone with their eyes open that nearly all societies throughout history and before governments are hybrids of these concepts at some level whether family, religion or state. We're just trying to figure out the right percentage and application, to keep people working, thriving, happy, challenged, safe, and excited. So let us agree that there is no theoretically ideal society. Let us take an opportunity to step off the soap boxes and be right together, even if we have to leave some behind stuck to their soapbox who are really radical in their beliefs.

資本主義、社会主義、共産主義の昔からある議論はうんざりだし、全く無駄なことだ。殆ど誰の目を見開かせているようなのは歴史を通じて、政府以前に、殆どすべての社会は家族、地域、国家のある程度は、これらの概念の混合である。我々はこの正しいパーセンテージと適用性をまさに計算しようとしていて、人々が働き、繁栄し、幸福になり、挑戦し、安全に、奮い立たせるように手助けするためである。だから、理論的に理想の社会などは無いと言うことに合意 しよう。街頭演説から抜け出る良い機会だ。そして、一緒に正しくなろう。たとえ、彼等の信条に於いて、真に過激である演説にとらわれている幾人かの人々を残さなければならないとしても。

What reasonable adjustments to the policies or numbers, would other readers have taken. When it seems like we ran out of economic adjusters in interest rate adjustment?

どんな政策もしくは数字に合理的な調整を他の読者たちはするのだろうか。我々は金利の調整において、経済調整項目を使い果たしてしまった時が来たのか?

米国政策金利の推移
詳細はhttp://www.gaitame.com/market/newyork.html

Government simply provides the rules to the socio-economic framework that requires occasional small modifications to maintain viable stability. Only small modifications can be accepted without systemic collapse. If you try to do too much to a cancer patient you might kill them with kidney or liver failure.

政府は単に社会経済的な枠組みに対する規則を提供し、その枠組み は成長しうる安定性を維持するための時折の小さな調整を要求している。ただ小さな調整だけが全体の崩壊なしで認めることができる。もしあなたが癌の患者にあまり多くのことをしようとすればあなたは彼らを腎臓もしくは肝臓障害で殺してしまうだろう。

Obama Healthcare bill as an example. It took a decade for some insurers to implement HIPAA. and that was mainly information reporting procedures. There is no way to understand the proper path in a short time period, let alone the ramifications of such a grandiose project. Changing business systems requires a great deal of money, before they pay off.

例として、オバマの健康医療法案がある。いくつかの保険業者がHIPAAを実行するまでに10年かかった。

HIPAA(Health Insurance Portability and Accountability Act) :「医療保険の携行と責任に関する法律」と直訳でき、2003年4月にアメリカで発効された、医療情報の電子化の推進とそれに関係するプライバシー保護や セキュリティ確保について定めた法律。http://www.secomtrust.net/secword/hipaa.html

そして、それは主に情報報告手続きであった。短期間で、適切な道筋を理解する方法はない。ましてやそのように雄大なプロジェクトの成り行きにおいてはそのままにするしかない。ビジネスシステムを変更することは期待の成果を出すまでには大きな投資が必要である。

今日はここまで。続きは明日。明日は金曜日なので、経営会議がある。今までは6時からSkypeで行っていたが、大連、西安、上海、東京なので仕方がない。明日からは東京の社員は会社に7時50分から集合して、行うことにした。だから、このブログも6時に終了することには変わりはないが、そのあと準備をして、早朝出社となる。上海、大連、西安とのSkypeは今まで通りとなる。社員は今までより、会議が2時間近く遅くなったので大分楽になった。特に中国の社員は大助かりだろう。いずれにしても、こんなに早くから会議をしている会社はないだろうな。ではまた明日。



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swingby_blog at 06:21コメント(2)トラックバック(0) 

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コメント一覧

1. Posted by IBM 貝塚 元彦   2010年10月29日 22:47
5 海野様
IBM貝塚でございます。
本日は貴重なお話ありがとうございました。

さて、グローバルビジネスを支える、日本発のグローバルIT(侍IT)、すなわち戦略・組織・ガバナンス・アプリ・インフラの再構築が、日本のトップティア金融機関が、来るべきブームに備える為に、今やることのひとつではないかと考えます。

中国のトップタレント・活力の取り込みは、侍ITを実現する重要なコンポーネントであり、本日のお話は大変興味深く聞かせて頂きました。

また、たくさんの知的刺激と元気を頂戴しありがとうございました。

まずは、メールにて御礼申し上げます。
2. Posted by unno   2010年10月29日 22:53
5 反応が早いね。又そのうちに、声かけてください。ブログも宣伝してね。

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海野 恵一
1948年1月14日生

学歴:東京大学経済学部卒業

スウィングバイ株式会社
代表取締役社長

アクセンチュア株式会社代表取締役(2001-2002)
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海野塾のイベントはFacebookのTeamSwingbyを参照ください。 またスウィングバイは以下のところに引っ越しました。 スウィングバイ株式会社 〒108-0023 東京都港区芝浦4丁目2−22東京ベイビュウ803号 Tel: 080-9558-4352 Fax: 03-3452-6690 E-mail: clyde.unno@swingby.jp Facebook: https://www.facebook.com/clyde.unno 海野塾: https://www.facebook.com TeamSwingby
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