2010年10月29日

オバマとビジネス24

今朝はもう10月も終わりになって来たので、肌寒い。セーターを着るようになった。昨日も言ったように、6時に終了しなければならない。7時50分から茅場町の会社で、経営会議がある。今日は朝から一日忙しい。夜は箱崎のIBM本社で、コンサルタントの人たちに対して講演がある。タイトルは「中国を活用した日本企業のグローバル化」だ。きっと役に立てると思う。声がかかると言うことは有難いことだ。椎木さんに感謝しなければならない。今朝はNobody氏の続きだ

では始めよう。


Reasonable, and most often slow or gradual thoroughly understood changes are required to change any massively complex system while it is still functioning.

それがまだ機能していて、いかなる大掛かりで複雑なシステムを変更するためには、合理的で、ほとんどの場合ゆっくりで、もしくは少しづつ完全に理解された変化が要求される。

ie. in Healthcare...Maybe proposing catastrophic stopgaps in undercovered citizenry through policy might be more productive than broad brush reforms. With long term loans like student loans, the money isn't all spent at once, and some comes back, Stop giving away money to social services. Loan it to citizens, and make them at least partially responsible for their own welfare. Even the most handicapped will tell you they are often able to do something.

すなわち、健康医療の中で.....もしかすると、政策を通じて、保険をかけていない国民の高額医療による一時しのぎを提案することが大ざっぱな改革よりもより生産的かもしれない。学生貸付け制度のような長期ローンで、お金は一度にすべて使われないし、そして、いくらかは戻ってくる。お金を社会奉仕にあげてしまうのを止め ろ。国民にそれを貸せ。そして、少なくとも彼等自身の繁栄に一部でも彼等が責任が持てるようにしろ。殆どの身体障害者ですら、彼等がしばしば何かをすることができると言っている。

米国の医療保険制度 - 今までは国民皆保険制度をとっておらず、公的保険は65歳以上の高齢者ら向けの「メディケア」、低所得層が対象の「メディケイド」や軍人向けのものなどに限られている。

米国の医療費と医療保険改革 - 今までは無保険者は人口の15%にあたる約4600万人だった。貧困層向けの公的保険を受けるには所得が高すぎるが、民間保険の掛け金を払えない人々もいて問題になっていて今回の改革となった。90 年代前半にクリントン政権が目指した改革は挫折している。
過去の制度については:http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/world /american_health_plan/

この4600万人を対象に今回オバマが医療保険改革法案を実施て来た。今回のディベートではGelinas女史はこの分野に詳しくないようで議論していない。

2010年10月8日のGeorge氏のオープニング・リマークにこういうのがあったので復習しておく。

「The president has been most aggressively attacked by Republicans for his courage in reforming health care and financial services. His health-care package addressed long-standing, intractable problems such as ever-increasing health-care costs and 45m Americans without health insurance. The legislation provides long-run solutions, providing coverage for 35m more Americans and bending the cost curve downward.

大統領は健康医療と金融サービスの改革に於ける彼の勇気に対して、共和党員からかなり強力に攻撃されて来た。彼の健康医療パッケージは絶えず増大する健康医療コストと4500万人のアメリカ人に健康保険がないような、長年にわたり,手に負えない問題に取り組んだ。この法制化は長期的な解決策を提供し,3500万人以上のアメリカ人を保証の範囲とし,費用曲線を下方に下げた。」

私のブログの2010年7月8日の「オバマ10」の最後のところに私のコメントがあるが、そこに「この時期は丁度、医療健康法案が通過した時期であったので こうした議論が白熱していたようだ。国が決めても州ごとにその仕組みが違うのもアメリカならではのようで、我々としてはなかなか実感がつかめない。アメリカの医療保険改革の内容は簡単に把握できない。

高齢者(メディケア)・困窮者(メディケイド)に限定されてきた公的保険 (public plan)と富裕層の民間保険のハイブリッド構造を強化したのが、今回の改革だ。国民全員が加入できるが、義務化はないので、そうなってはいない。逆に全員が加入してしまうと財政的に破綻してしまう。今でも連邦政府の歳出の5分の2がこうした費用である。」と書いた。ここで彼が言っているのは今までの健康医療保険の制度と、今回の新たな制度とが混在し、整理されていないことを言っている。とはいえ、大きな変革であることは事実だ。注


I would rate O as a success in spinning himself, he is a good speaker when on teleprompter, has a great smile and sometimes seems genuine. But I would rate him and as a failure in spinning the many changes. Mainly because I believe that so many changes crush the trust of capital too long to make the changes show if they are valid. No salesman no matter how good can sell a non running car.

私は彼自身を展開することにおいての成功は大きなゼロだろう。テレプロンプターの中で、偉大な微笑と時として誠実そうに見える時彼はいいスピーカーだ。

テレプロンプター:スピーチを支援するスクリーン。注

しかし、私は彼を評価するが、それは多くの変化を展開したことにおける失敗としてだ。非常に多くの変化が資本の信頼を破壊し、その変化が正当な根拠のあるものであっても、それが長すぎて、示すことが出来ないと主に私が信じているためだ。どんなセールスマンもたとえどんなに素晴らしくても走らない車を売ることはでいない。

これまでに彼が言いたいことはオバマがたくさんのことを急激にやりすぎていて、「走らない車」のように、健康医療法案のように、中途半端だと言いたいのだろう。資本の信頼とはDodd-Frank法案のことで、ウォールストリートの信頼を損ねたことを言っている。注
10月20日のブログで、George氏の以下のくだりがあるので、引用する。
He recognised that the 2008 meltdown had destroyed trust in business and created an enormous gulf between Wall Street and Main Street. This required new rules and sounder oversight of financial institutions, leading to the passage of the Dodd-Frank bill. Mr Obama knew that major changes like these would incur opposition, but he was committed to solving these intractable problems, even at the expense of his popularity.

2008年の金融危機はビジネ スに於ける信頼を破壊し,ウォールストリートとメインストリートとの間に大きな溝を作ってしまったと彼は認識した。このことは新しい規則とより健全な金融機関の監視、Dodd-Frank法案の成立に導くことが要求された。オバマ氏はこうした主要な変更が反対を引き起こすだろうことは 知っていたが、彼の人気を落としてでも、これらの扱いにくい問題を解決することにコミットした。

メインストリート Main Street:伝統的な価値観にしばられている普通の人々[社会]。S. Lewisの小説Main Street(1920)に描かれた米国の小都市から。

Dodd-Frank法案:大 恐慌時代以来と言われる抜本的金融制度改革を目指す法案、Dodd-Frank Wall Street Reform and Consumer Protection Actが米国で成立した。金融機関のアカウンタビリティーおよび透明性の改善によって金融制度の安定化を促進すること、大き過ぎて潰せないという事態を回避すること、金融機関の救 済による納税者負担増を回避すること、消費者を金融取引リスクから守ることなど、幅広い政策目標をもった法律。http://www.e- associates.co.jp/jp/magazine/backnumber/irgovernancenews152.html

And no I'm not a racist, so find some other reason to hate my opinion.

そして、いいや。私は人種差別主義者ではない。だから、私の意見を嫌うのであれば他に別の理由を探してくれ。

これは勿論、オバマが黒人だから非難しているのではないと言う意味。注

posted on 28/09/2010 20:12:11 pm Recommended (3)Report abuse

ksm-zk wrote:
Dear Sir,

Barack is making history. History makers have to fight against the "die-hards". I think US is made of 80% "die-hards".Thank you.

ksm-zk,Burma.

バラックは歴史を作っている。歴史を作る人達は「ダイハード」にたいして戦わなければならない。私が思うに、アメリカは80%が「ダイハード」から出来ている。ありがとう。

ダイハード:激しく戦ってから死ぬ。映画の題名。

posted on 28/09/2010 19:59:46 pm Recommended
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five cats wrote:

Dear Sir,

I agree with MS. Gelinas that the administration policies are inherently contradictory. On one hand the administration has pursued a fiscally stimulative environment via expanded government spending coupled with a Fed low interest rate monetary policy while on the other hand via regulation contracting the amount of credit available for business lending by tightening loan documentation standards and bank capital adequacy requirements.

私はGelinas女史に賛成で、当局の政策は本質的に矛盾している。一方で、当局はFRBの低金利金融政策と組み合わせて、増大した政府支出によって、金融上での景気刺激の環境を実行して来たが、他方で、貸出の書類規準と銀行資本適正要件を厳しくすることによって、ビジネスの貸出ができる信用貸金額を縮小する規制を行って来ている。

彼女の意見を復習しよう。10月9日のオープニング・リマークでこう言っている。

「For American business to thrive, it needs the federal government to create a safe, predictable environment for investment capital. Only in such a setting can capital seek the best opportunities for profit, and in doing so support promising businesses and create jobs. Barack Obama has not created a safe, predictable environment for investment capital. Therefore, he has been bad for business.

アメリカのビジネスが成功するためには投下資本のために安全で、予測できる環境を連邦政府が作る必要がある。そのような環境においてのみ,資本が利益を生み出すための最善の機会を求めることが出来るのであり,そうすることによって,見込みのあるビジネスを支援し,雇用を創造できるのである。バラックオバマは投資資本のための安全で,予測できる環境を作って来ていない。それゆえ、彼はビジネスにマイナスであった。」

この続きはまた明日。彼の話は専門的なので、明日はきつそうだが、土曜日なので、丁度いい。落ち着いて、解説できそうだ。いずれにしても、時間があれば、Gelinas女史の意見も復習したい。今日はもう時間が来たのでこれまで。







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swingby_blog at 05:41コメント(1)トラックバック(0) 

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コメント一覧

1. Posted by カバサール   2010年10月29日 21:05
5 素敵なブログ。私は実際にこれを読んで感謝しています。他の医学的助けをログインしてください。

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海野 恵一
1948年1月14日生

学歴:東京大学経済学部卒業

スウィングバイ株式会社
代表取締役社長

アクセンチュア株式会社代表取締役(2001-2002)
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海野塾のイベントはFacebookのTeamSwingbyを参照ください。 またスウィングバイは以下のところに引っ越しました。 スウィングバイ株式会社 〒108-0023 東京都港区芝浦4丁目2−22東京ベイビュウ803号 Tel: 080-9558-4352 Fax: 03-3452-6690 E-mail: clyde.unno@swingby.jp Facebook: https://www.facebook.com/clyde.unno 海野塾: https://www.facebook.com TeamSwingby
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