2010年12月24日

オバマとビジネス66

今日一日でまた明日から休みだが、今朝は経営会議があるから、このブログは6時までだ。明日は久しぶりの今年最後のグローバリゼーション研究会だ。

さて、今日はクリスマスイブだ。21日にこのブログで紹介した中島監督の作成したアメリカ映画「lily」の試写会の日だが、さすがに家族との約束があって、参加できない。場を改めてみたいと思う。彼とは27日に食事をすることになっているが、正しく、これからの日本の貴重なグローバル人材だ。

今年は日本企業のグローバル化のために奔走して来たが、日本は本当にそうしたことに対して、意識もそうだが、理解もあまりないようだ。1993年以来、経済が停滞していると、そういうものだと言う農耕民族的な安堵感が蔓延しているのかもしれない。この安堵感と言うのは悲壮感ではない。日本は以前ここでも記事で取り上げたように、アメリカ人に言わせると、このデフレの中にあって、日本人だけが厳しい顔をしていないそうだ。町を歩く人も笑顔が多い。こういう現象は世界でも珍しい。

もうそろそろ政治も経済も、海外を見てほしい。進歩のない国は滅亡してくしかない。日本はまだまだ、かっての蓄積がある。オバマの後の大統領が間違いなく、景気を引っ張るだろう。カーターの後のレーガンみたいに。その時に我々は同じ波に乗るべきだ。日本の政治をあてにしては行けない。少なくとも、4,5年は全くだめだろう。日本の経済は日本の政治をあてにするのではなく、アメリカのオバマ政権の変わり目を狙うべきだろう。そうした視点からもの「オバマとビジネス」の読者の意見を聞いてみよう。

では始めよう。

SADMAN2901 wrote:

President Obama inherited a situation unparallel in the history. However his stand seem right in the long term. Unfortinately people in general have to go through the pains to mend source of the economic melt down.It is a painful treatment. The past administration never bothered to care about common people's interest instead they always had the interest of big business in mind. President Obama is on the right course not hurting the business.

オ バマ大統領は歴史上前代未聞の状況を引き継いだ。しかしながら,彼の見解は長期的には正しいようだ。不運にも一般の人々は経済の崩壊の原因を修復するために痛みをくぐり抜けなければならない。それは苦しい処置だ。過去の政権は一般の人々の利益に気を使うことは決してなかったし,そのかわり,彼等は常に大企業の利益を考えていた。オバマ大統領はビジネスに損害を与えない正しい進路にいる。

Amerlok wrote:

{"the most dangerous thing that he [Mr Obama] has done is to try to preserve a failed status quo at the expense of a healthy recovery" and thus failed to create a "safe and predictable environment for investment capital".}

『「オバマ氏が行った最も危険なことは健全な回復の費用で,失敗した現状を保護しようとしたことだ。」そして、それゆえに、「投資資本のための安全で,予測可能な環境」を作ることを失敗した。』

I vote no and cannot see why Obama should kowtow to business vested-interests. BigBusiness has polluted the atmosphere in LaLaLand on the Potomac by means of its lobbying pressure. It realized that corporations have no constitutional right to vote, so it decided to buy a voice in Congress -- and money does not just talk, it shouts. Which is scandalous to have happened in a supposed democracy.

私はノーと投票して, なぜオバマがビジネスの既得権にへつらうべきなのか理解出来ない。大企業はロビー活動の圧力によってポトマックのララランドの大気を汚染して来た。企業は憲法上の投票権を持っていないことを理解していたので,議会の中の投票権を買うことを決めた。ーーー そして、金はただ話すだけではない、それは叫ぶ。どっちが民主主義と思われているものの中で起こって来た恥ずべきことなのか。

As regards economic theory, there is little cogency to the notion that Business Investment is the horse that pulls the cart. As regards the Supply and Demand allegory, I will venture that it is possible to characterize Business as pulling the cart, but those driving it are customers.

経済理論に関しては、ビジネス投資は荷車を引く馬だと言う考えに説得力はない。需要供給のたとえ話に関しては、ビジネスは荷車を引っ張るものとして特徴づけることができることを私はあえて言う。しかし、それを制御するのは消費者だ。

So the nonsense that not extending Bush's tax cuts will cause the rich to spend less and thus stymie any recovery is ... garden-variety drivel. Their propensity to spend of the upper-class simply does not have any sensitive relationship to after-tax income, as it does for most of the middle-class below. Particularly given the amount in play -- 2%.

そ こで、ブッシュの減税を延長しないことは金持ちに出費をさせない原因となり,そうして、すべての回復の障害となると言う馬鹿げた考えは...ありふれたたわごとだ。上流階級の出費に対する彼等の傾向は単に税引後の所得にたして如何なる繊細な関連はもっていないし,中流階級以下の殆どにはそうしたことはある。特にその影響を及ぼす金額が...2%だと仮定すると。

アメリカの最低の税率は10%だからこの2%と言うのは減税幅のことか?注

Businesses will invest on expanding either market penetration or production when its Order Books are full and it figures the investment is worthwhile – and not before. Thus in the riddle of who came first “the chicken or the egg?”; it is clear, Customers First – Investment Follows. Which means, in the present recession, Keynesian Stimulating by the government and the budget deficit be damned.

受注台帳が一杯で、それが投資に値する数字を示していて、ー 以前にはないような時に、企業は市場の浸透もしくは製造の拡張のために投資をするだろう。そうして、「鶏か卵か?」どっちが最初かの謎かけで、それははっきりしていて、顧客が先であり、投資があとだ。これが意味するのは現在の景気後退において、政府によるケインズ的な需要喚起策と財政赤字はだめだと言うことになる。

The nail in the coffin is the absurdly immoral manner in which corporate greed in the Finance and Realty sectors almost brought about a cataclysmic failure of the American Economy and clearly did provoke the Great Recession. What further proof would be necessary of American business's dire need for a sense of Business Ethics?

とどめを刺すものは馬鹿げた不道徳なやり方だが、金融と不動産部門における企業の強欲さは殆どアメリカ経済の凄まじい失敗をもたらし、明らかに大恐慌を引き起こした。 さらに証明していることはアメリカの企業はビジネスの倫理観を指し迫って必要としていることだろう。

Being kind to business? Nope, why that should be done? Not till it changes its methods and morality substantially. Very substantially.

それが企業に対する思いやりからか?違う。なぜそれ(投資)がなされなければならないのか?それが実質的にその方法と倫理性を変えるまではだめだ。極めて実質的に。


今日はこれまで。






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海野 恵一
1948年1月14日生

学歴:東京大学経済学部卒業

スウィングバイ株式会社
代表取締役社長

アクセンチュア株式会社代表取締役(2001-2002)
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