2011年04月27日

中国の2つの顔の外交2

今日はある企業からの相談で、社内で英語を公用語にするかどうかの議論があった。その前に、社内での英語のレベルをすくなくとも2つのグループに分けるべきだと言った。一つは3000語から6000語のレベル。もう一つはニューヨークタ イムズを読めるレベル。後者はトップを目指すか、もしくは海外とのコミュニケーションが必要な人たち。その企業であえば、社員の2、3%で、300人ぐらい。他の人たちの英語は会話か文章かは今後検討して行くにしても、単語数を限定して行くべきだと言った。

なぜならば、一般の社員は日頃から英語を使わないからだ。やっぱりそうした勉強はすべての社員には必要かもしれない。もちろん、その会社は全員がKnowledge Workerだ。それとそうした300人のエリートを育成するにしても、毎年、若い人を300人といたが、100人ぐらいは海外に2、3年、実践を積ませ たらどうかと言った。と言うのは日本にいれば年功序列で、埋もれてしまうからだ。本当は別会社を作って、エリートを養成して、30代の社長を育成しないと海外の企業に勝てないと思っているが、日本の今の現状では無理かもしれない。また、モチベートされていない人たちに英会話学校にお金を出すのはもったいないとも言った。
さて始めよう。

A Host of Players
たくさんのプレーヤー達

It matters who's doing the talking. In the past, China spoke with a single voice. But its current decisionmakers — particularly on foreign policy — hardly form a unified group. With a leadership succession due next year in which Hu and Premier Wen Jiabao are to start handing over power to the next generation of communist leaders, the jockeying for position is under way.

誰がその話をしているかが問題だ。過去には,中国は声を一つにした。しかし、 その現在の意思決定者達はー 特に外交政策で、ー 統一したグループを形成出来ない。来年に指導者の引き継ぎがあって,その時に胡錦濤と温家宝首相が共産党指導者の次世代に権力を引き渡し初めるが、巧みに良い位置を確保しようとしている最中だ。

In foreign policy, rivals include various government institutions, ranging from the Foreign Ministry and the Ministries of Commerce, State Security and Finance to powerful agencies like the National Development and Reform Commission (NDRC). The Chinese state-owned companies that have invested nearly $200 billion overseas since 1999 also want their say, as do local governments eager to cash in on opportunities abroad.

外交政策に於いて,競争相手は様々な政府の機関があり,外交部、商務部、 国家安全保障局、財政部の部長から国家発展改革委員会(NDRC)のような強力な機関までつらなっている。中国の国営企業は1999年以来、海外にほぼ 2,000億ドルを投資して来ていて、彼等の言いたいことを言いたがっている。地方政府が海外での投資機会で儲けようとしているように。

"Authority over foreign policy has become fractured," says a report released in September by the Stockholm International Peace Research Institute (SIPRI). "Foreigners must take into account multiple agencies that have a stake or say in any given decision." At the failed 2009 Copenhagen climate talks, for example, Foreign Ministry diplomats appeared willing to compromise, but the NDRC officials who led the Chinese delegation didn't seem in the mood. Foreigners dealing with the Chinese complained that they didn't know who was calling the shots.

「外交政策上の権威は砕かれて来ている。」とストックホルム国際平和機関(SIPRI)によって9月に発行された報告書で言っている。「外国人達は如何なる一定の決定に於いて,関係があるもしくは主張する複数の機関を考慮しなければならない。」失敗した2009年のコペンハーゲンでの気象変動の話し合いに於いて,外交部の外交官達は妥協しようとしたが,中国の代表団を率いているNDRCの役人達がそのような気持ちになっていなかった。中国人達と取引をする外国人達は彼等が誰が采配を振るっているの かわからないと不平を言った。

Looming in the background is China's military. Without the military's backing, a Chinese leader's authority would be diminished. (Hu is both head of the party and chairman of the Central Military Commission.) The People's Liberation Army considers defense and national security — fungible concepts that include China's territorial quarrels and sensitive relations with countries like North Korea — to very much be its business.

この背景の中でぼんやりと見えているのは中国の軍隊だ。軍隊の支援がないと中国の指導者の権威は消えてしまうだろう。(胡錦濤は党の首長であり,中央軍事委員会の議長である。)人民解放軍は防衛と国家安全保障をー 中国の領土上の不和、そして北朝鮮のような国々との繊細な関係を含んだ代替可能性の概念ー 極めてその本分として考えている。


この代替可能性の概念 fungible conceptsには何か特別な意味があると思うのだが、その意図は良く分からない。領土と金とか資源との代替のことかもしれない。注

Even as the Chinese Foreign Ministry has kept to a mantra of "peaceful rise" — the phrase meant to convince the world of China's benign intentions — the Chinese military has in recent months toughened its rhetoric. "We may be living in peaceful times," warned China's Minister of Defense Liang Guanglie in December, according to state newspaper reports, "but we can never forget war, never send the horses south or put the bayonets and guns away." Indeed, China is building a deepwater navy, and just this month tested its first stealth fighter jet.

中国の外交部は 「平和的な高まり」のマントラを守って来たにも拘らず,ー この言葉は中国の慈悲深い意図の世界を確信させる事を意味した。ー 中国の軍隊は最近の数ヶ月で,大げさな言葉が強くなって来た。「我々は平和な時にすんでいるのかもしれない。」12月に国営の新聞の報告書によれば、中国の国防部のLiang Guanglieは警告している。「しかし、我々は戦争を決して忘れることはできない。馬を南に送ったり、銃剣と大砲を片付けてしまってはならない。」確かに,中国は深海の海軍を作っていて,そして丁度今月、最初のステルスファイタージェットをテスト飛行した。

Fierce words like that put the Foreign Ministry's growing stable of overseas-educated diplomats in a bind. "Theoretically we say that the Foreign Ministry is fully responsible for foreign affairs," says Zhu Feng, an international-relations professor at Peking University. "But even top diplomats are at a low level of China's power structure." The authority of Foreign Minister Yang Jiechi, who studied at the London School of Economics, hardly matches that of Dai Bingguo, the Russian-speaking State Councilor who is considered the most influential Chinese foreign policymaker outside the very top layer of party officials.

そのような凄まじい言葉は海外で教育を受けた外交官の、外交部の増大する集団をひどく困らせている。「理論的には我々は外交部が外交問題に対してすべての責任を持っていると言っている。」と北京大学の国際関係の教授Zhu Fengは言っている。「しかし、トップの外交官でさえ,中国の権力構造では地位が低い。」外交部の権威者(部長)である楊潔篪(よう けつち)はロンドン・スクール・オブ・エコノミクスで勉強したが,戴秉国(たい へいこく:中国外交の事実上トップ)の経歴とは殆ど合わない。彼はロシア語を話す国務委員(副首相級)で、党の幹部のトップ層の外側で,最も影響力のある 中国人の外交議員だと考えられている。

要は外交部長の楊よりも国務委員の戴の方が偉いと言う意味。注

Indeed, the Foreign Ministry's profile may actually be waning. Lu Shaye is its director general of African affairs. A fluent French speaker with extensive Africa experience, he speaks persuasively about China's diplomatic efforts on the continent. "China and Africa have always treated each other equally," he says. "We never lecture them. We do not impose our ideology and political system on them, and we never use aid as a tool to interfere in other countries' internal affairs." Great — but it is actually the Commerce Ministry and other state economic entities that oversee many of the multimillion-dollar natural-resource deals in Africa, and Lu can't help but lament that Chinese diplomatic responsibilities have proliferated without commensurate staffing increases.

確かに、外交部の評判は実際に衰えている。Lu Shayeはアフリカ問題の長官である。広範なアフリカの経験を持っていて、流暢にフランス語を話し,彼はこの大陸に於ける中国の外交努力について説得力 を持って話をする。「中国とアフリカはいつもお互いに平等に扱って来ている。」とかれは言っている。「我々は彼等を説教した事がない。我々は我々のイデオ ロギーと政治システムを彼等に強要しない。そして、我々は他の国の国内事情に干渉するための道具として,援助を利用しない。」ごりっぱー しかし、それは実際には商務部とその他の省の経済団体が、アフリカでの数多くの数百万ドルの天然資源の取引を監督してる。そして、Luは中国人の外交上の責任が釣り合ったスタッフの増加なしで,急増して来ている事に嘆かざるを得ない。


今日は以上。



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海野 恵一
1948年1月14日生

学歴:東京大学経済学部卒業

スウィングバイ株式会社
代表取締役社長

アクセンチュア株式会社代表取締役(2001-2002)
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