2011年07月29日

アフガニスタン戦争は無益だ。2

こうして毎日、朝早くから、頭の体操をしていると、頭の回転は鈍らない。体と同様に、鍛錬しないと、思考の深さが浅くなっ てしまう。欧米人は新聞のお陰で、こうしたものを考えると言う習慣がいやでもつくが、日本の新聞では意見が殆どないので、そうした習慣がつかない。昨日の ある企業の方と話をしていて、中国でのマーケティングには英語が必須だと言うことを話した時に、英語が話せると言うことだけではなく、こうした思考能力が 先方からの信頼を得る上では必要だと言った。

どうしても日本人は狭い世界に住んでいるので、欧米、中国と比較して、信頼を得る手段がそう難しくない。だからそのステップが社会のプロトコルから省略されてしまっているのかもしれない。これからの中国の商売はこうしたプロトコルがないと,利益を出すことができない。これからは日本的な商売の仕方ではますます中国人に相手にされなくなってしまう。

今日も昨日の続きだ。この中で、ベトナム戦争の話が出てくるが、CNNのニュースでベトナムの最後の首相であり、空軍の参謀長であった、グエンカオキが23日に80歳でなくなった。ベトナム戦争は1975年に終結して、もう35年が過ぎた。時間は早い。では始めよう。

The Afghanistan mission's more ambitious nation-building goals, originally proclaimed by the Bush Administration, are plainly beyond reach for the foreseeable future. The U.S. finds itself propping up a corrupt and ambivalent Karzai government knowing it has a limited ability to win hearts and minds in the war zone, but also that it has no better alternative. The argument that the U.S. needs to be in Afghanistan to stop Pakistan's falling to the Taliban has always been specious, for the simple reason that those in power in Pakistan see the Afghan Taliban as an ally that, unlike the U.S., shares Islamabad's strategic interests in Afghanistan. And Pakistan's generals act accordingly.

アフガニスタンの使命のより野心的な国家建設の目標は当初はブッシュ政権によって公表されたが、近い将来では、はっきりと手の届かないところにある。アメリカはこの戦争地域に於いて,限定的にしか人心を掌握出来ない事を知っている、堕落し、そして相反する感情を抱いているカルザイ政府を支えていることに気がついている。しかし、また、他に良い代替案はない。アメリカが,パキスタンがタリバンに傾斜する事を止めさせるためにアフガニスタンにいる必要があると言う議論は常にもっともらしい。と言うのは単純な理由で,パキスタンで権力を持っている人たちはアフガンのタリバンを味方としてみていて,彼等はアメリカと異なり、アフガニ スタンに於けるイスラマバードの戦略的な利益を共有している。そして、パキスタンの将軍達はそれに従って,行動している。

Pakistan has been the headquarters of the Afghan Taliban's leadership shura ever since U.S. forces and their Afghan allies swept the movement from power in late 2001. The generals who make Pakistan's decisions didn't stop seeing Afghanistan as a key front in their existential strategic rivalry with India just because it became the initial geostrategic focus of the U.S. war on terror.

パキスタンはアメリカ軍とそのアフガンの同盟国が2001年後半にその勢力を権力から一掃して以来、アフガンのタリバンの指導者達Shuraの本拠地であった。パキスタンの意思決定をしている将軍達はインドとの実在の戦略的な対立関係の中でアフガニスタンを主要な前線としてみる事を止めなかった。と言うの単にそれはアメリカのテロの戦争としての最初の戦略としての地政学に焦点を当てていたからである。


shura: タリバン指導部の評議会「 クェッタ・シューラ(the Quetta Shura)」

この最後の文章がなぜそうなのかは私にはわからない。と言うのは地政学的に言えば、アフガニスタンはインドとは国境を接していないので、この背景がわからない。注

Afghanistan on June 7 superseded Vietnam as the longest war in U.S. history, and has dragged on twice as long as American involvement in World War II. But the more relevant comparison, however irksome it may be to American exceptionalists, may be to the Soviet Union's nine-year debacle in Afghanistan — a milestone the U.S. passed last November.

 アフガニスタンはこの6月7日でアメリカの歴史に於いて最も長い戦争をベトナムに取って替わった。そして、第二次世界大戦でのアメリカの参戦の2倍の長さに引きずり込んできた。しかし、より適切な比較として,しかしながら,それはアメリカの例外論者を悩ませるかも知れないが,アフガニスタンでのソ連の9年の大失敗に対してかもしれない。ー これはアメリカは昨年の11月で過ぎたマイルストーンである。


exceptionalist:アメリカ例外主義(American exceptionalism)は、アメリカ合衆国がその国是、歴史的進化あるいは特色有る政治制度と宗教制度の故に、他の先進国とは質的に異なっていると言う信条として歴史の中で使われてきた概念である。その違いはアメリカ人の仲間の間で断定的優越性として表現されることが多いが、それには通常、歴史的時代や政治の流れに大きく依存して変化する証拠、合理化あるいは説明とされるものが付けられる。しかし、この言葉はアメリカの政治を批評する者達からは否定的な意味で使われることもある。

Sure, there are differences between the two cases: Moscow didn't suffer terrorism attacks originating in Afghanistan, and it faced insurgent opposition from all of Afghanistan's major ethnic groups, whereas the Western presence is opposed from within the Pashtun majority but has found allies among the Tajik, Uzbek and Hazara communities, whose leaders were traditionally grouped in the Northern Alliance that had fought Taliban rule. And of course, U.S. counterinsurgency warfare is far smarter and more effective than the Red Army's.

勿論,この2つの事例の間には異なったところがある。:モスクワはアフガニスタンで生じているテロ攻撃には悩まされなかったし,そして、アフガニスタンの主要な民族集団のすべてから反乱の抵抗に直面した。それに対して,西側の存在はパシュトゥン人の大多数の中からの反対ではあるが,Tajik、Uzbek、Hazaraの市町村の中では味方がいた。そこの指導者達はタリバンの支配と戦って来た北部同盟の中で従来の一員であった。そして、勿論,アメリカの対テロ戦争は赤軍よりも遥かに賢く、そして効率的だ。

Still, like the Soviet's, the U.S.-led operation controls only part of the country; the writ of the feckless government it has propped up doesn't extend much beyond the capital; Pakistan continues to function as a rear base for the insurgents; and the long-term trend lines offer no reason to expect that the insurgents will be eliminated.

まだ、ソビエトの軍隊と同様にアメリカ主導の軍事行動はこの国のほんの一部しか管理していない。;アメリカが支えて来た無能な政府の文書は首都をあまり越えた ところまでは行き届かない。;パキスタンは反乱軍の背後の基地として機能し続けている。;そして、長期傾向の道筋として、反乱軍が抹殺されるだろうと言う期待はなんら見当たらない。

The U.S. is not going to be routed in Afghanistan, like some 19th century British expeditionary force. But nor is it able to vanquish a foe that, in traditional guerrilla style, melts away to reform elsewhere whenever the foreign army concentrates its forces. The Taliban doesn't need to storm Kabul to win. As Henry Kissinger famously noted, in an insurgency of this type, the guerrilla army wins by not losing; the conventional army loses by not winning.

アメリカは幾つかの19世紀のイギリスの遠征軍のようにアメリカ軍がアフガニスタンで総崩れになろうとはしていない。しかし、敵軍を打ち破る事も出来ない。外国の軍隊がその軍隊を集結する時にはいつでも従来のゲリラ形式で,どこかに形を変えて,徐々に消えてしまう。タリバンは勝つ為にカブールを攻撃する必要はない。 Henry Kissingerが言った有名な言葉に,この種の反乱に於いて,ゲリラの軍隊は何も失う事なく勝つ。;従来の軍隊は勝たずして、失うというのがある。


今日はこれまで。



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海野 恵一
1948年1月14日生

学歴:東京大学経済学部卒業

スウィングバイ株式会社
代表取締役社長

アクセンチュア株式会社代表取締役(2001-2002)
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