2011年07月31日

NATOとリビアの反乱軍

先月、母親が82才で心不全で、救急車で入院して、九死に一生を得ることが出来た。一ヶ月ぐらい入院して、奇跡的に回復した。ICUではもうだめかと思われた。今は介護認定を申請して、自宅で、父親と一緒になんとか暮らしている。三河島なので、私の天王洲から一時間近くかかるので、引っ越そうとしている。そうこうしているうちに、今度は父親が転んで、顔面を打ってしまった。これも一昨日だが、九死に一生を得た。脳はダメージを受けていなかったからだ。ただ鼻の中の動脈が切れて血が止まらず、輸血が必要な程になってしまった。救急車で白髭橋病院に運ばれたが、処置できず、今度は東京医科歯科大学に運ばれた。

6時間近くかかって、一昨晩遅く、なんとか処置が出来た。なんと体の3分の一の血液がでてしまったが、何tか命が持った。いまは、急性腎不全で、まだ安心は出来ないようだ。母親の時もそうだったが、医者は大変な職業だ。今、体調が悪いとは言えないからだ。患者が 死んでしまう。看護婦もそうだが、世の中で、最も尊敬する職業だ。私の目の処置のように、ヤブ医者も世の中にはたくさんいるが。今回の場合には医師は4人でチームを組んでくれた。

出血がひどかったので、血が肺に入っていると、大変だそうだ。父親は86才なので、もうとっくに引退しても良いのだが、まだ頑固に家具屋をやっている。今回の事故で、やっと家具屋を止めると思う。ヤレヤレだ。年を取っても、老人の気持ちは20才だ。まだまだやれると言う気持ちは大事だが、母親が動けなくなって、彼一人で、家具屋は出来ない。運搬の車もあって、心配でしょうがなかった。これで一安心だ。

2人とも今回の入院は奇跡的に生命に問題なかったの で、私はほっとした。父親も介護認定を受ければ、これで一安心だ。日本はこうした高齢者の介護がしっかりしていることが今回よくわかった。有難いことだ。 もしこうした制度がなかったら、明日にでも両親の住んでいるところに引っ越さなければならない。こうした制度があるので、自宅を売る時間の余裕が持てる。 今日は日曜日だが、昨日もそうだったが、この週末はそういうことで、早朝から殺人的な忙しさだ。夜討ち朝駆けとはこのことかもしれない。お陰で、私自身の頭と体は何ともない。 日頃の鍛錬のお陰かもしれない。朝の勉強と朝の体操は欠かすことが出来ない。さて今日は昨日と同じような内容だが、テーマは変わって、NATOとリビアの反乱軍との軋轢だ。
これはタイムの記事だ。では始めよう。

Tuesday, Jun. 21, 2011
All Confused on the Western Front: NATO and Libya's Rebels Don't Jibe

 

"Where is NATO?" the rebel asks, with no small amount of frustration. It is just after midnight on June 17, and he is holed up in Dafniyah, a hamlet west of the revolutionary enclave of Misratah on the coast of western Libya. Like all the fighters in the dry fields outside the rebel city, Ashrf Ali, 30, had anticipated that the military alliance would launch a bombing campaign in the early hours of the morning last Friday, hitting Libyan leader Muammar Gaddafi's troops to allow the rebels to push further inland. Instead, NATO planes have merely buzzed the sky in routine reconnaissance and patrol sorties, leaving Ali and his fellow fighters unable to advance.

「NATOはどこだ?」と少なくない欲求不満を持って、反乱軍は聞いている。それは丁度、6月17日の真夜中を過ぎていて、彼は Dafniyahの中にかくまわれていた。そこは西リビアの沿岸のミスラタの革命軍の飛び地の西の小村である。反乱軍の都市の外にある乾燥地帯のすべての戦士のように、30才のAshrf Aliは軍事同盟が先週の金曜日の朝の早い時間に空爆作戦を行うだろうと期待していた。反乱軍がより内陸に侵攻する為にリビアの指導者Muammar Gaddafiの軍隊を叩くことを。そのかわり、NATOの飛行機は通常の偵察そして哨戒出撃としてただ単に空を飛び交っただけであった。Aliと彼の仲間の戦士達は前進することは出来なかった。

 


A heavily damaged street in the rebel-held city of Misrata, Libya on June 13, 2011.

2011年6月13日のリビア、ミスラタの反乱軍が確保した都市のひどく損傷した通り

Throughout parts of Libya under rebel control, people are frustrated with NATO. Between its slow pace of attacks and the errant strikes that have killed rebel fighters, the speculation now is that the Western coalition lacks the resources and resolve to help the rebels topple Gaddafi.

反乱軍が制圧したリビアの地域では人々はNATOに失望している。攻撃が緩慢であり、反乱軍の戦士を殺してしまう間違った攻撃があったりして、西側の多国籍軍は資源が欠如していて、反乱軍がカダフィを倒す手助けが出来ないとの憶測が現在ある。

The chief problem plaguing both NATO and the rebels is lack of coordination. Rebel leaders complain that they must jump through hoops to reach NATO officials. Field commanders requesting air strikes and relaying troop movements have no direct communication with the alliance's military command in the region, much less headquarters in Brussels, which must issue the ultimate orders. Instead, they call their senior officers via satellite phone at a rebel command center in Benghazi. The officers then relay the information to NATO officials in the same building, who only then contact Brussels. The byzantine process squanders valuable time in a war where seconds are precious. 

NATOと反乱軍の双方を苦しめている主要な問題は連携の欠如だ。反乱軍の指導者達はNATOの高官に届くためにはどんな命令にも従わなければならないことに不満 を持っている。現場の指揮官たちが空爆を要求し、軍隊の移動を伝えても、この地域に於ける同盟の軍の司令部、ましてや最終的な命令を出さなければならないブラッセルの本部との直接のコミュニケーションはない。そのかわり、彼等はベンガジの反乱軍司令センターに衛星電話を通じて、彼等の高級将校を呼び出す。 この将校達は同じビルの中のNATOの高官に情報を伝える。この人たちはただブラッセルと連絡を取るだけだ。一刻一刻が貴重な戦争に於いて、この込み入ったプロセスが貴重な時間を浪費している。

Unable to order air strikes, rebels in the field are forced to wait for unannounced NATO bombings before they can advance. "I never know what to tell my fighters," says Sa'adun Zuwayhli, 29, a field commander in Dafniyah, which is how far the rebels have advanced out of Misratah in their excruciatingly slow advance toward Gaddafi's capital Tripoli. "Advance, retreat, hold — they are all guesses until we see the bombs from NATO," he laments.

空爆を命令することが出来ず、現場の反乱軍は彼等が前進する前に予告なしのNATOの空爆を待たされている。「私は戦士達に何を話して良いのかわからない。」と29才のDafniyahにいる現場指揮官のSa'adun Zuwayhliが言う。そこは反乱軍が、カダフィの首都トリポリに向かってひどく苦しみながらゆっくりと前進して、ミスラタの外にたどり着いて来たところだ。「前進、退却、確保ー 我々はNATOからの爆弾を見るまでは全くわからない。」と彼は嘆く。

 

と言うことで、明日も続く。NATO軍がアメリカ軍と違って、戦争慣れしていないことがよくわかる。一方で、反乱軍は他力本願で、脆弱な組織だと言うこともここからわかる。いつかはカダフィ大佐に勝つのだろうが、アメリカが手を出して来ないと無理かもしれない。今日はこれまで。







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海野 恵一
1948年1月14日生

学歴:東京大学経済学部卒業

スウィングバイ株式会社
代表取締役社長

アクセンチュア株式会社代表取締役(2001-2002)
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海野塾のイベントはFacebookのTeamSwingbyを参照ください。 またスウィングバイは以下のところに引っ越しました。 スウィングバイ株式会社 〒108-0023 東京都港区芝浦4丁目2−22東京ベイビュウ803号 Tel: 080-9558-4352 Fax: 03-3452-6690 E-mail: clyde.unno@swingby.jp Facebook: https://www.facebook.com/clyde.unno 海野塾: https://www.facebook.com TeamSwingby
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