2011年08月30日

民主主義対中国2

今日も昨日の続きで、一党独裁国家がなぜ、資本主義経済で民主主義国家のアメリカを抜いて世界一になるのかと言う議論だ。 それは国家による。アフリカには独裁者が多かった。そうした国家はエジプトのムバラク、リビアのカダフィ大佐のように、すべて滅亡している。シリアのアサドも時間の問題だろう。一方、中国でも、歴史上は多くの暴君を輩出したが、現在の中国は違う。民主主義国家ではないし、そうした動きも全くないが、資本主義国家である。

そうした国家で、経済が成功して来たケースは今まで無い。ただ気になるのは昨日のフェースブックでの鈴木さんや柳沢さんのコメントにもあるように、小平の時代から30年以上が経過しているので、企業に当てはめると、既に寿命が過ぎている。しかしなが ら、その寿命を延ばすかのように、貧しい国家の殻を破り、確かに彼らは90年代に革命に匹敵するような大改革をして国を開いて来た。その部分をこの著者は見抜いていない。では今日も始めよう。

The combination of smooth political succession and strong economic growth helps explain why China is more stable than the USSR was at a similar level of development. In 1990, just before its collapse/democratic transition, the USSR had a PPP-adjusted per-capita GDP of just under $7,000 (in 1990 Geary-Khamis international dollars), according to Angus Maddison, whose research everybody seems to use on this. Mr Maddison put China at $4,800 (same units) in 2003; since then its economy has grown by 8-10% a year, suggesting it's now richer than the USSR ever was. Having spent a few months in the USSR in 1990, I wouldn't be surprised if this were the case. (Though Chinese PPP conversions are controversial. IMF and World Bank figures put Chinese incomes lower than Mr Maddison's.

円滑な政治の継承と強力な経済成長の結合は発展が似たようなレベルのUSSRよりもなぜ中国が安定しているのかを説明する上での手助けになる。Angus Maddisonによると、1990年に丁度、崩壊/民主主義への移行の前に,USSRは丁度7,000ドル以下の購買力平価で調整した一人当たりのGDP(1990年では国際ゲアリー=ケイミス ドル)であった。この組織の調査をこのことで誰もが使っているようだ。Maddison氏は中国を2003年に(同一単位で)4,800ドルとした。;それ以来、そこの経済は一年で、8-10%成長して来ていて、かってのUSSRよりも今は豊かであることを示している。1990年にUSSRで 数ヶ月過して来たが、このことが実情であったとしても私は驚かないだろう。(中国人のPPP変換は異論が多いけれども。IMFや世界銀行の数字は Maddison氏よりも中国人の所得を低くしている。)


国際ゲアリー=ケイミス(Geary-Khamis)ドル:各国通貨を購買力平価で換算したもので、1990年基準の実質値である。なお、このデータは、それぞれの時代の領土ではなく、現在の領土が基準になっている。

But others warn the IMF/WB figures are based on 2005 price surveys that were too high, which would mean current Chinese per capita GDP is 21% of America's, and China will become the world's largest economy in 2012, not 2016 as the IMF estimates. This ADB paper suggests China is now as rich as the USSR was even as a percentage of contemporaneous US per-capita income, but it puts that figure at almost 30%, which seems absurdly high.) Anyway, China appears to be hitting income levels where other countries have experienced democratic transitions without any sign of a plausible challenge to CPC rule.

しかし、他の人たちが警告したのは IMF/WBの数字は2005年の物価調査に基づいていて、それはあまりに高かったので、それは中国の一人当たりのGDPはアメリカの21% になり、そして、中国はIMFが予想した2016年ではなく、2012年には世界最大の経済になるだろうということ意味する。このアジア開発銀行の報告書では今や中国はUSSRと同じように豊かだと言っていて、そのUSSRは同時期のアメリカの一人当たりの所得の割合、それはその数字がもう少しで30%になるが、バカみたいに高いようだが、その割合の高さであることを言っている。とにかく、中国が中国共産党支配へのもっともらしい挑戦の何らの兆候もなしに、他の国々が民主主義への移行を経験して来た所得水準に達しているようだ。


CPC Communist Party of China: 中国共産党

Why would that be? Political scientists looking at the relative stability of different autocracies break the category up into subgroups with varying characteristics. For example, a recent paper by Krister Lundell, delivered at what sounds like a truly awesome panel in February in Sao Paulo (“Bad Guys, Good Governance? Varieties of Capitalism in Autocracies”), runs through a bunch of different categorisation schemes in trying to sort out what characteristics might distinguish autocracies that go democratic (or "hybrid", ie part of the way towards democracy) from those that remain permanent autocracies. He doesn't come up with much. Income levels, interestingly, don't seem to be that important. The oil-exporting factor is important, as my colleague mentions. Islamic countries are more likely to stay autocratic, but that's confounded by the oil-export factor so it's not clear how important it is.

なぜそうなのだろうか? 異なった独裁国家と比較して安定しているのを見て来た政治科学者達は異なる特徴ごとに小分類にそのカテゴリーを分割した。例えば、Krister Lundellによる最近の報告書はサンパウロで、2月に本当に最高のパネルディスカッションのようなところに送付されたが、(「悪い奴ら。良い統治?独裁国家に於ける多様な資本主義)それはあちこちの多くの分類体系を走り回り、どんな特徴が、永続している独裁国家に留まっているものから民主主義(もしく は「混合型」すなわち、やり方の一部が民主主義の方向に向かっている)になる独裁国家を識別するかを選び出そうとした。彼はあまり見つけることが出来な かった。所得水準は、面白いことに、それほど重要ではなかった。私の同僚が言っているように、石油輸出要因は重要だ。イスラム諸国は独裁国家に留まるのがよりふさわしいよ うだが、それは石油輸出要因によって戸惑っている。だから、それがどれほど重要なのかはっきりしない。


今日はこれまでだが、確かに中東はトルコを除いて独裁国家だが、それが石油輸出要因が影響しているかもしれないと言っているが、それは疑わしい。中東と中国は民主化運動があるようだが、進行はしない。そもそも歴史的になじまないと思う。中国も資本主義化が進行したのは小平になってからで、彼が一気に中国を市場経済化して行った。一党独裁はその指導者に国家の方向性を委ねるので、その結果は民主主義国家よりも意思決定が早いから、顕著だ。昨今の例では新エネルギーが言える。中国がアメリカを抜いて、世界一だが、それは議会が無いからで、意思決定が大統領よりも遥かに早い。多分この著者は中国の歴史を勉強していないので、過去の経緯側からなのでこう言っているのではないだろうか。中東も同じだ。カルタゴ、ローマ帝国、東ローマ帝国、オスマン帝国の歴史は中国と同様の一党独裁の皇帝だった。今日はこれまで。



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海野 恵一
1948年1月14日生

学歴:東京大学経済学部卒業

スウィングバイ株式会社
代表取締役社長

アクセンチュア株式会社代表取締役(2001-2002)
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