2011年10月11日

イラクの教訓2

昨晩は以前宮崎で講演した時に戴いたお茶を飲んだのだが、これが強烈で、夜中に目が覚めてしまった。以前もそうだったが、 講演の前にこのお茶を飲んだら、やたら元気になったのを覚えている。そう言う話をしたら、このお茶の師匠が私にお茶を送ってくれた。非売品なので、量は多 くなかったので、しまっておいたのを昨晩飲んだら、眠れなくなってしまった。世の中には不思議なものがある。一度、都城の児玉さんにその理由を聞いてみよ う。そう言うことで、下手をすると今日は徹夜になりそうだ。そうしたい訳でもないのだが。

さて、3連休も終わり、今週は短い一週間だ。金曜日は海野会がある。今回は東洋証券の熊谷さんなので、グローバルの金融の話が期待できる。中国の元についても造詣が深い。さて、今日も昨日の続きで、イラクの教訓だ。さて始めよう。

There are of course key differences between Iraq eight years ago and Libya today. Although Libyan rebels have had NATO support, the battle to overthrow Gadhafi was an internal uprising galvanized by domestic dissent and propelled by Libyan ground forces. The presence of U.S. troops on Iraqi soil almost immediately became a rallying cry for both Sunni resistance groups and later Shiite militant groups, said Jabir Habib, professor of political science at Baghdad University.


もちろん、8年前のイラクと現在のリビアとの間には主要な違いがある。リビアの反乱軍はNATOの支援を得て来たけれども、カダフィを引き下ろすための戦いは国内の反体制派により活気づいた、そしてリビアの地上軍によって推進された内部の反乱であった。イラクの地上でのアメリカ軍の存在はスンニ派の抵抗組織と後から出て来たシーク派の軍事組織双方にとって殆ど直ちに、兵士を奮い立たせるための叫びとなった。とJabir Habibは言った。彼はバクダッド大学の政治科学の教授だ。

 

The lessons of Iraq, as well as Afghanistan, were on the minds of many in the West who feared another drawn-out conflict should the U.S. or NATO send troops into Libya. Libya’s neighborhood also differs from Iraq’s. Tunisia and Egypt, on Libya’s borders, are themselves going through democratic transitions that can serve as a model for Libya.


イラクの教訓はアフガニスタン同様に、西側諸国の多くの人の心の中にあり,彼等はもう一つの長引く紛争がリビアにアメリカもしくはNATOが軍隊を送るべきかについて恐れていた。リビアの近隣諸国もまたイラクのそれとは異なっている。チュニジアとエジプトはリビアと国境を接しているが,リビアのモデルとして提供出来る民主化の変遷を彼等自身が体験して来ている。

 

Iraq, nestled between Sunni powerhouse Saudi Arabia and Shiite dominated Iran, essentially became a battleground for the two meddling neighbors, said Michael Hanna of The Century Foundation . Libya does not have the stark sectarian and religious differences that drove violence to such horrific levels in Iraq. But Libya does have tribal divisions that could prove deadly if those with ties to Gadhafi feel excluded.

 

イラクはスンニ派の強力な国家であるサウジアラビアとシーク派が支配しているイランとの間に位置していて,主として、2つの干渉する近隣諸国にとっての戦場になった。とセンチュリー基金の Michael Hannaは言った。リビアはイラクの中で恐ろしいレベルにまで暴力的になるような過酷な宗派とか宗教の違いを持っていない。しかし、リビアはカダフィと結びつきのある人々が除外されたと感じたならば,命取りになりうる部族の分裂がある。

 

In Libya now, the short-term challenge is securing the capital. The undermanned American forces, with little plan for securing the country, never did that in Iraq, where the National Museum was among the sites looted. Paul Bremer, the head of the American-backed Coalition Provisional Authority who essentially ruled Iraq during the first year of Saddam’s ouster, disbanded the Iraqi Army, leading to tens of thousands of angry Iraqis on the streets and fueling the insurgency.

 

リビアの中で現在、短期の課題は首都を安全にする事だ。人員不足のアメリカ軍はその国を安全する計画があまりなく,イラクに於いてはその事は出来なかった。そこでは国立博物館が略奪される場所となっていた。Paul Bremerはアメリカの支援を受けた合同暫定政府の長だが、基本的にはサダムフセインを追放した最初の年の間イラクを支配し,イラク軍を解体し,町の中に数万人の怒れるイラク人を作ってしまい,反乱軍を煽ることになった。


Hanna of The Century Foundation said the rebels’ governmental body, the National Transitional Council, has been eager to show that it is securing Tripoli. “The security vacuum that opened up right after the fall of Baghdad and the looting, that was seared into people’s minds,” he said.

 

センチュリー基金のHannaは反乱軍の政府本体である国民暫定評議会はトリポリが安全である事を示したがっていたと言った。「バクダットが陥落した直後に広がった治安の不在と略奪。その事は人々の心に焼き付いた。」と彼は言った。

 

The long-term challenges may be tougher. The building blocks of democracy and freedom — parliaments, parties and credible elections — won’t just fall into place. Habib said Libya should move faster than Iraq on important issues. Iraq’s first elections weren’t held until January 2005, nearly two years after the invasion, and the constitution wasn’t approved by voters until October 2005 when Iraq was almost into full-scale civil war.


長期の問題はより困難かも知れない。民主主義と自由の構成要素はー 議会、党、そして信頼出来る選挙ー ぴったりと正しい場所に落ち着く事はしないだろう。リビアは重要な課題に於いてイラクよりも早く移行するべきだとHabibは言った。イラクの最初の選挙は2005年1月まで開かれなかった。侵略後2年近くしてから。そして、イラクが殆ど全面的な内戦になった2005年10月まで投票者達によって憲法は承認されなかった。


戦争が終わっても、イラクには平和は来なかった。そうしたことがリビアで起こらないようにしなければならないと言っている。その通りだ。今日はこれまで。今日のアップはとんでもない時間だが、それこそ秋の夜長だ。ではまた明日。



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海野 恵一
1948年1月14日生

学歴:東京大学経済学部卒業

スウィングバイ株式会社
代表取締役社長

アクセンチュア株式会社代表取締役(2001-2002)
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