2011年10月12日

イラクの教訓3/GEの中国での挑戦

一昨日は2時間しか寝ていなかったので、昨晩はそれでも10時に就寝した。というか、起きていられなかった。あのバイオ茶は不思議だ。昨日は日中、眠くはならなかった。時々頭がぼーっとしていたが。さて、今日はイラクの教訓の残りと、GEの中国への進出についての記事を扱おう。日本と同様に、技術の流出を恐れているが、それにとらわれていると、中国でのビッグチャンスを逃してしまう。今のままで攻めるのか、そうではなくて、中国の過去の資産をスクラッチ アウトして、果敢に攻めるのか。日本は前者だと思うが、それでも日本でも後者の企業もある。GEのようなそう言う企業に日本も期待しよう。では早速始めよ う。
 

Iraq also set an early policy of revenge and not reconciliation. Under a process called de-Baathification started by the Coalition Provisional Authority, Iraqis with ties to Saddam’s ruling Baath Party lost their jobs. “Many of the qualified or good people, some of them were the wealth of Iraq, were excluded from their positions,” said Iraqi human rights activist Hana Adwar. “If Libyans do this, I fear that will be chaos for the state.”

 

イラクはまた、和解ではなく,復讐の政策を早期に決めた。合同暫定政府によって始められたバース党排除と呼ばれたプロセスの下で,サダムが支配したバース党に結びつきのあるイラク人は彼等の仕事を失った。「能力があって,善良な人々の多くは、幾人かはイラクの金持ちであったが,彼等の地位から除外された。」とイラクの人権活動家の Hana Adwarは言った。「もしリビアがそうするなら,国家は混乱してしまう事を恐れる。」

 

Mahmoud Jibril, the head of Libya’s opposition government, told reporters in Paris on Wednesday that his plan for the transition to democracy started with the formation of a national congress to which all Libyan cities would send delegates, and which would select a committee to write a constitution. He said parliamentary elections would follow the constitution within four months, and the parliament speaker will be the interim president. Next will be presidential elections.

 

Mahmoud Jibrilはリビアの反対派の政府の長だが,水曜日にパリで記者に語ったが,民主化への移行の計画は国民会議の創設から始まり,そこにすべてのリビアの都市が代表を送り,そして、そこが憲法を作成するための委員会を選定するだろう。議会選挙は4ヶ月以内に憲法に従って行われ,そして議長は暫定の大統領がなると彼は言った。次は大統領選挙だろう。


Already in Libya, former Gadhafi loyalists have taken key roles in the opposition. Jibril promised “no more alienation.” What may be the most lasting lesson of the Iraq conflict is how difficult it is to maintain unity once the celebrations over a dictator’s ouster are gone. Right now, Libyan rebels are united in their desire to oust Gadhafi and his regime. But so were Iraqi leaders and now the government is beset by infighting.

“They were together because their enemy was one: Saddam and the Baathists,” said Abbas. “Over there in Libya, they have one enemy: Gadhafi and his family, his tribe. When they leave, the differences between them will appear.”

 

既にリビアでは以前のカダフィの体制擁護者達が反体制派の中で主要な役割を果たして来ている。Jibrilは「もう仲違いはない。」と約束した。何がイラ ク紛争の最も持続した課題であるのかは独裁者を追放した後の祝典が終わった後で,如何に合体することが難しいかと言う事だ。現在,リビアの反体制派はカダ フィと彼の政権を追放する願望で団結している。しかし、イラクの指導者もそうだった。そして現在、政府は内輪もめで悩まされている。「彼等は一緒だっ た。と言うのは彼等の敵は一つだった。:サダムとバース党員達」だとAbbasは言った。「リビアでは、彼等は一つの敵がある。:カダフィと彼の家族、彼の部族。彼等が離れるとき、彼等の間との違いが現れるだろう。」

リビアもイラクと同様なカダフィの体制擁護者の排除を懸念している。リビアの反政府派の長は一緒にやるとは言っているが、果たしてそうなるのだろうか。彼らを追い出してしまうと、国内が安定しないし、政府の昨日も停滞してしまう。

さて、引き続き、GEの中国への進出の記事を紹介しよう。これはワシントンポストだ。日本と同じ問題がここでは問題になっている。どう技術を中国から守るかだ。では続けて始めよう。

GE ‘all in’ on aviation deal with China
By Howard Schneider, August 23
航空機産業技術に於けるGEの「一括請負」が中国と取引をする。

GRAND RAPIDS, Mich. — At a General Electric flight simulator here, the visibility has been set at near zero to mimic thick rain and clouds. But a video console near the pilot shows a vivid picture of nearby mountains precise enough to allow a plane to take off or land despite the conditions. The system is one of several highly valuable next-generation technologies that GE has developed — and that the company has passed along to China as part of a joint venture with the state-owned Aviation Industry Corporation of China (AVIC).

 

GRAND RAPIDS ミシガンー ここのGEのフライトシュミレーターで、視界はひどい雨と雲を擬態するためにほぼゼロにセットされていた。しかし、パイロットのそばのビデオコンソールにはこの条件にも拘らず飛行機が離陸もしくは着陸が出来るのに十分にはっきりとした近くの山々の鮮やかな映像を示している。このシステムはGEが開発した幾つかの高度で貴重な次世代技術の一つである。ー そしてそれは国営の中国航空産業公司(AVIC)との合弁の一部として、この企業が中国に渡して来ている。

 


Access to the world’s second-largest economy is critical for nearly any global company. Yet this often comes at a cost: the transfer of the very technologies that leading business officials — including GE chief executive Jeffrey Immelt, who heads an Obama administration panel on U.S. jobs and competitiveness — cite as essential to the United States’ economic future. The “synthetic vision” system, for example, could be worth millions of dollars to airlines, which could significantly reduce costs from weather-related delays.


世界第二番目に大きい経済国家へのアクセスは殆どどこのグローバル企業にとっても極めて重要だ。けれども、この事はしばしば金がかかる。:本当の技術の移転は,GEの最高責任者である Jeffrey Immeltを始めとして指導的な企業の役員達はアメリカ合衆国の将来に対して絶対必要だと言う。彼はアメリカの雇用並びに競争力のオバマ政権のパネルの 議長だ。この「合成視覚」システムは、たとえば、航空機に対して数億ドルの価値があるだろうし,天候に関連した遅延から著しく費用を削減することができる だろう。


こうした技術を中国に持って行ってしまうアメリカはたいした度胸だ。からら図、中国政府がこのシステムを直ちにコピーして、他の航空機製造企業がまねをしてしまう。それを承知で、こう言うことをしているのだろう。知的財産権の議論が建前だと言うことは日百も承知に上だろう。


この話は技術の話だが、そればかりではない。一番の問題が人材育成だ。英語が話せるから良いとか、中国語は話せるから良いとかではない。中国人と中国系アメリカ人と一緒に仕事ができるかだ。中国で、日本人だけで日本料理屋で日本食を食べていないかだ。一緒に仕事をしている日本人は本当に少ない。そうしたことがわかっている経営者は私の知っている限りは一握りしかいない。何が問題かわかっていないことが問題だ。右も左も同じことをしていれば、それが正しいと言う錯覚に陥ってしまう。それが今の日本だ。今日はここまで。

 

 



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海野 恵一
1948年1月14日生

学歴:東京大学経済学部卒業

スウィングバイ株式会社
代表取締役社長

アクセンチュア株式会社代表取締役(2001-2002)
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