2011年10月31日
アメリカの7つの経済の間違い
研修の期間にブログを書くことはものすごく時間的にきつかったが、なんとか終了することが出来た。研修では初めて一泊延長して、4泊5日にしたが,一日違うだけで,全然違う。参加した人たちも大変だったが,講師の私も疲れた。私もこれだけの日数参加者と一緒にいると、私のいろいろな考えを話すことが出来る。私も疲れたが、それだけの価値はあったように思う。少なくとも私の考え方を理解してもらう上で、参加者達は誤解しなかったと思う。これは大きな収穫だった。
一月のハノイは7泊8日なので,よっぽど内容を調整しないと全員がばててしまう。今からその内容を検討しておかないといけない。研修日程が旧正月直前なので、日程そのものの検討も必要のようだ。さて、今日は月曜日だが,昨日まで研修だったので,終末をスキップしたせいか、月曜日と言う感覚がない。今週はあさってが休日なので,少しほっとしている。さて、以下の記事はCommon Dreamsより転載した。早速始めよう。
オバマ米大統領は2011年9月19日、今後10年間で3兆6,000億ドルの財政赤字を削減する計画を発表した。計画は富裕層への増税を柱としており、赤字削減幅の半分を増税で賄うとしている。これは共和党の反対で成立しなかった。富裕層への減税はここで書いているように、レーガンとブッシュの時に行ったようだ。ここで言う増税,減税は財政をどうするかに関係してくる。オバマが言うように、財政赤字がこの増税によって、削減できるのであれば、景気が上向く要因になる。そうすれば、一般大衆の給与の変化はでる可能性はある。逆に富裕層への減税によって,消費が刺激されるのであれば、景気に何らかの影響があるのかもしれない。 注
富裕層への増税が雇用の伸びを抑えることについては間違いだということは前段で述べた通りだ。直接的な関係はない。注
ここで言う小さな政府は共和党が言っている施策で,オバマの民主党の方針を批判している。オバマのエンタイトルメント(政府の給付, 社会保護, Medicare, Medicaid, フードスタンプ, 農業補助金など)を強化する為に、大きな政府を維持せざるを得ないと言うところに問題がある。そもそも景気が悪いところに、社会保障制度を強化するから、 余計財政が赤字となり、政府が肥大化する。それが今のオバマの問題で、かって、民主党の菅さんが消費税の増税を選挙に使って大敗したのと同じ論理だ。たしかに、政府を小さくする事と雇用とは相関関係はない。注
Robert Reichはバークレーのカリフォルニア大学の公共政策の教授だ。彼は3つの政権に仕えて来た。最も最近はビルクリントン大統領での労働長官として。彼は 12冊の本を書いていて,「ザ・ワーク・オブ・ネーションズ—21世紀資本主義のイメージ」、「内閣に閉じ込められて」そして彼の最新作「超資本主義」がある。彼の「市場」解説はpublicradio.comや iTunesに見つけることができる。
今日はこれまで。アメリカの政治は来年選挙を控え、オバマの景気対策が低迷している中で、共和党が有利ではあるのだが、共和党の候補もぱっとしてない。アフガニスタンからの撤兵、パレスチナ問題がどう選挙に反映されるのか。来年にかけての見所だ。ではまた明日。
一月のハノイは7泊8日なので,よっぽど内容を調整しないと全員がばててしまう。今からその内容を検討しておかないといけない。研修日程が旧正月直前なので、日程そのものの検討も必要のようだ。さて、今日は月曜日だが,昨日まで研修だったので,終末をスキップしたせいか、月曜日と言う感覚がない。今週はあさってが休日なので,少しほっとしている。さて、以下の記事はCommon Dreamsより転載した。早速始めよう。
Published on Wednesday, October 12, 2011
The Seven Biggest Economic Lies
The Seven Biggest Economic Lies
The President’s Jobs Bill doesn’t have a chance in Congress — and the Occupiers on Wall Street and elsewhere can’t become a national movement for a more equitable society – unless more Americans know the truth about the economy. Here’s a short (2 minute 30 second) effort to rebut the seven biggest whoppers now being told by those who want to take America backwards. The major points:
大統領の雇用法案は議会を通過しなかった。ー そしてウォールストリートや他の場所での占拠者達はより公平な社会の為の国家的な運動になることは出来ない。ー より多くのアメリカ人が経済についてその真実を知らなければ。ここに7つの最大の大嘘を反論する短い努力(2分30秒)がある。これらは現在、アメリカを反対方向に持って行こうとする人々によって語られている。この主なポイントは:
2分30秒もあれば読めると言うことを言っているが、それはさすがに無理だ。注
- Tax cuts for the rich trickle down to everyone else. Baloney. Ronald Reagan and George W. Bush both sliced taxes on the rich and what happened? Most Americans’ wages (measured by the real median wage) began flattening under Reagan and have dropped since George W. Bush. Trickle-down economics is a cruel joke.
オバマ米大統領は2011年9月19日、今後10年間で3兆6,000億ドルの財政赤字を削減する計画を発表した。計画は富裕層への増税を柱としており、赤字削減幅の半分を増税で賄うとしている。これは共和党の反対で成立しなかった。富裕層への減税はここで書いているように、レーガンとブッシュの時に行ったようだ。ここで言う増税,減税は財政をどうするかに関係してくる。オバマが言うように、財政赤字がこの増税によって、削減できるのであれば、景気が上向く要因になる。そうすれば、一般大衆の給与の変化はでる可能性はある。逆に富裕層への減税によって,消費が刺激されるのであれば、景気に何らかの影響があるのかもしれない。 注
- Higher taxes on the rich would hurt the economy and slow job growth. False. From the end of World War II until 1981, the richest Americans faced a top marginal tax rate of 70 percent or above. Under Dwight Eisenhower it was 91 percent. Even after all deductions and credits, the top taxes on the very rich were far higher than they’ve been since. Yet the economy grew faster during those years than it has since. (Don’t believe small businesses would be hurt by a higher marginal tax; fewer than 2 percent of small business owners are in the highest tax bracket.)
富裕層への増税が雇用の伸びを抑えることについては間違いだということは前段で述べた通りだ。直接的な関係はない。注
- Shrinking government generates more jobs. Wrong again. It means fewer government workers – everyone from teachers, fire fighters, police officers, and social workers at the state and local levels to safety inspectors and military personnel at the federal. And fewer government contractors, who would employ fewer private-sector workers. According to Moody’s economist Mark Zandi (a campaign advisor to John McCain), the $61 billion in spending cuts proposed by the House GOP will cost the economy 700,000 jobs this year and next.
ここで言う小さな政府は共和党が言っている施策で,オバマの民主党の方針を批判している。オバマのエンタイトルメント(政府の給付, 社会保護, Medicare, Medicaid, フードスタンプ, 農業補助金など)を強化する為に、大きな政府を維持せざるを得ないと言うところに問題がある。そもそも景気が悪いところに、社会保障制度を強化するから、 余計財政が赤字となり、政府が肥大化する。それが今のオバマの問題で、かって、民主党の菅さんが消費税の増税を選挙に使って大敗したのと同じ論理だ。たしかに、政府を小さくする事と雇用とは相関関係はない。注
Robert Reichはバークレーのカリフォルニア大学の公共政策の教授だ。彼は3つの政権に仕えて来た。最も最近はビルクリントン大統領での労働長官として。彼は 12冊の本を書いていて,「ザ・ワーク・オブ・ネーションズ—21世紀資本主義のイメージ」、「内閣に閉じ込められて」そして彼の最新作「超資本主義」がある。彼の「市場」解説はpublicradio.comや iTunesに見つけることができる。
今日はこれまで。アメリカの政治は来年選挙を控え、オバマの景気対策が低迷している中で、共和党が有利ではあるのだが、共和党の候補もぱっとしてない。アフガニスタンからの撤兵、パレスチナ問題がどう選挙に反映されるのか。来年にかけての見所だ。ではまた明日。