2011年11月30日

だめな共和党の候補2

昨晩は久しぶりに会食があり,今朝はこれも久しぶりに8時から朝食会があるので,このブログは今日は大変だ。さて、アメリ カの選挙は公開討論会があって、立候補者がいろいろなことを言うが、相当なへまを平気で行うところがアメリカらしい。ここに出てくるバックマンもエルヴィス・プレスリーの命日を誕生日と間違えて連呼するようなことは日本人はしない。慎重さにかけるのか、大胆なのか、観衆が日本と違い鷹揚なのかもしれない。 また、ハーマンケインのように何人もセクハラで訴えられていたら、日本ではもうとっくに消されてしまうが、彼はそれは個人的な問題だからといってこなしてしまう。ペリーもこれだけへまをしているとかわいげが出てくるのかもしれない。

共和党の大統領候補者選びは来年1月3日のアイオワ州党員集会から本格化するが、情勢はかなり流動的で、ギングリッチが優勢と言うが、全くわからない。日本人はこうしたアメリカの選挙には関心を持っていないが、 このくらいは知っておかないと、アメリカ人のパーティに参加できない。この話題の後に、TPPがあるのだが、日本人はそこまで行かずに、議論から離れてしまうので、結局なんだかわからずに公式会議で、否決されてしまう。そう言った事が今までの日本人の問題で、戦前から何も変わっていない。もうそろそろこうした事は日本人のすべてがとは言わないが、参加できるようにするべきだ。では今日も昨日の続きを始めよう。


In theory, Mr Perry has ample time to recover. Straw polls do not count for much; a mere six weeks ago Mrs Bachmann was basking in her own victory in the Ames straw poll in Iowa, only to be eclipsed as soon as Mr Perry made his late eruption into the race. And although the Texan has so far fumbled his attempt to hurt Mr Romney by identifying him, accurately, as the governor who introduced an early form of “Obamacare” into Massachusetts, he will have plenty more chances to do better: the candidates will next debate in New Hampshire in mid-October.


理論上はペリー氏は復帰する十分な時間を持っている。世論調査はあまり考慮しなくていい。;ほんの6週間前にバックマン女史はアイオワのAmes世論調査で、彼女自身の勝利に浴したが,ペリー氏がこの選挙戦に遅れて参入してくるや否や失墜してしまった。そして、このテキサス人が,まちがいなく、マサチューセッツ州に「オバマケア」の初期の型を導入した知事として、彼を結びつけさせようとして、ロムニー氏に対して悪い影響を与えようとする試みに、今までのところもたついていたが,彼はもっと良い事をする多くのチャンスがあるだろう。:この候補者達は10月半ばのNew Hampshireでの次のディベートがあるだろう。


However, proving himself to be a more conservative than Mr Romney is no longer Mr Perry’s most urgent task, because allowing himself to be outflanked from the right was only the smaller of his two recent setbacks. His bigger problem now is that he has lost his aura as an effective campaigner.


しかしながら,彼自身がロムニー氏よりもより保守的である事を立証する事はもはやペリー氏のもっとも緊急の課題ではない。と言うのは彼自身が右派から出し抜かれるのを許す事は彼の2つの最近の挫折のうちより小さいものでしかなかった。彼のより大きな問題は現在彼が有能な選挙運動家としてのオーラを失って来た事である。


Tested for the first time on a national stage, the serial winner of elections in Texas has been found strangely wanting. After his dismal debates, party panjandrums no longer take his famed electoral smarts for granted. He had no defence when Mr Romney hammered him for calling the Social Security (pensions) system on which millions of Americans rely unconstitutional and a “Ponzi scheme”. He fluffed his counter-attack on Mr Romney’s introduction of compulsory health insurance. Asked how he would respond to a nuclear emergency in Pakistan, he mumbled about “the Pakistani country”, as if the existence of this exotic land of 190m Muslims had only just become known in Texas.


国家の舞台で初めて試練を受けて,テキサスでの選挙の連続した勝者は妙に何かが欠けていることがわかって来た。彼の 聞くに耐えないディベートの後で,党のお偉方はもはや彼が著名な選挙の知性があるとは思わなくなった。数百万人のアメリカ人が憲法違反の、そして「ポンジスキーム」に頼っている社会保障(年金) システムと彼が呼んでいることに対してロムニー氏が非難したとき彼は弁護しなかった。彼はロムニー氏の強制的な健康保険の紹介に対して報復の攻撃を激しく行った。彼がパキスタンの原子力の緊急事態への対応を求められたとき,彼は「パキスタンの国」について、あたかも1億9千万人のイスラム教徒の異国の地の出現がテキサスにおいて初めて知られたかのようにもぐもぐ言った。


Though Mr Perry has since returned to the attack, many Republicans now question whether their latest striker can hit that enticingly open goal. What if the slippery Mr Obama, his head brimming with arcane incumbent’s knowledge about Pakistan and other tricksy stuff, runs circles around the tongue-tied Texan? Or if Mr Perry reminds voters of that other Texan, the unlamented George Bush junior? Hence the renewed enthusiasm for drafting Chris Christie, the governor of New Jersey (already at 15% in our poll). He had called himself unready, but promised this week to reconsider—and gave a suspiciously presidential speech at the Ronald Reagan library in California, lamenting the failure of Americans to “live up to our own tradition of exceptionalism”.


ペ リー氏はその後攻撃に戻ったけれども、今や多くの共和党員達は彼等の最後から来たストライカーが魅惑的にその開いたゴールをヒット出来るかどうか疑問視している。 もしあてにならないオバマ氏だったらどうであろうか。彼の頭は不可解な現職のパキスタンについての知識とそして他の巧妙な代物があふれているので,口ごもったテキサス人よりもうまくやってのけるのか?もしくはペリー氏がその他のテキサス人を投票者達に思い起こさせるとしたら,惜しまれていない George Bush juniorのことか? したがって、後からついて来ているChris Christieの回復した熱狂、彼はニュージャーの知事だ。(世論調査では既に15%)彼は自分自身は準備ができていないと言っているが,今週、再考する事を約束していて,ー カリフォルニアのRonald Reagan libraryで疑わしげな大統領選挙演説を行った。「我々の例外主義の慣習に従って行動する」アメリカ人の失敗を嘆いた。


アメリカ例外主義(American exceptionalism) は、アメリカ合衆国がその国是、歴史的進化あるいは特色有る政治制度と宗教制度の故に、他の先進国とは質的に異なっていると言う信条として歴史の中で使われてきた概念である。その違いはアメリカ人の仲間の間で断定的優越性として表現されることが多いが、それには通常、歴史的時代や政治の流れに大きく依存して変化する証拠、合理化あるいは説明とされるものが付けられる。しかし、この言葉はアメリカの政治を批評する者達からは否定的な意味で使われることもあ る。ウィキペディアより


Mr Christie has delighted Republicans in New Jersey by cutting spending and bashing the public-sector unions. But like Mr Perry he has taken some moderate positions, in his case on gun control as well as immigration, that might antagonise the conservative base. And the move to draft a governor who has had less than two years in office this late in the campaign cannot but smack of desperation. It underlines the fear in the Republican camp that none of the candidates already in the field looks completely certain to beat even an economy-shackled Mr Obama.


クリスティ氏は支出削減と公共部門の組合に対する攻撃によってニュージャージーに於いて,共和党員達を喜ばせて来た。しかし、ペリー氏のように,彼は移民のみならず,銃規制に対して彼の場合には幾分穏健な立場を取って来ているが、それらは保守主義の基盤を苛立たせるかもしれない。選挙運動のこの後半になって在任期間が2年を切っている知事を引っ張り出す動きは自暴自棄といわざるを得ない。既に競技場にいるどの候補者達も経済活動に足かせが掛かったオバマ氏でさえも打ち負かせない事が完全に決まっているようだと言う事が共和党陣営の危惧を明らかにしている。


Democrats for Perry

Except, perhaps, for the patient Mr Romney. Interestingly, there are Democrats who say quietly that they are no less disappointed than conservatives by Mr Perry’s recent mistakes. That is because Mr Perry’s errors make it likelier that the Republicans will settle for Mr Romney; and Mr Romney, a centrist who everyone knows is only masquerading as a conservative until the primaries are over, might actually go on to beat Mr Obama in the general. The great flip-flopper does not convince the conservative base. He does not excite much of the wider electorate either. But nor does he scare them. And with the economy the way it is, that may be all it takes to win the White House in 2012.


ペリーに対する民主党員達

多分,辛抱強いロムニー氏を除いて。面白い事に,ペリー氏の最近の失策によって、保守主義者達より彼等は失望していないと平静に言っている民主党達がいる。 その理由はおそらく、ペリー氏の過失が共和党員達がロムニー氏に我慢しようとしているからだ。そして、ロムニー氏は誰もが知っているが、予備選挙が終わるまで、保守主義者として変装しただけの中道派であり,大抵の場合、オバマを実際に打ち負かすかもしれない。この偉大な大口を叩く人は保守基盤を説得させていない。彼は多くの広範囲な選挙母体を喚起させていない。しかし、彼等をおびえさせてもいない。そして、この道筋で経済が行くのであれば,2012年のホワイトハウスを勝ち取ることになるかもしれない。


これで終わり。今日はこれまで。これから朝食会だ。では又明日。






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海野 恵一
1948年1月14日生

学歴:東京大学経済学部卒業

スウィングバイ株式会社
代表取締役社長

アクセンチュア株式会社代表取締役(2001-2002)
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海野塾のイベントはFacebookのTeamSwingbyを参照ください。 またスウィングバイは以下のところに引っ越しました。 スウィングバイ株式会社 〒108-0023 東京都港区芝浦4丁目2−22東京ベイビュウ803号 Tel: 080-9558-4352 Fax: 03-3452-6690 E-mail: clyde.unno@swingby.jp Facebook: https://www.facebook.com/clyde.unno 海野塾: https://www.facebook.com TeamSwingby
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