2011年12月03日

東南アジアの独裁政権

昨日は昭和医大の眼科に行って来たが、大学病院は何でいつも混んでいるのだろうか。右目がだんだん見えなくなってくるのだが、先生は理由がわからないようだ。かって、日露戦争の時の小村寿太郎が同じようなことを眼科の医者に言われたそうだが、字を読んでいれば当然見えなくな るのだろう。大事に目を使っているつもりだが、朝4時から字を読んでいれば、そうなるかもしれない。今までのこのブログを書いて来たのだが、この12月から3日間のグローバリゼーション研修を日本企業向けに行う事にした。もう3年もやっているので、日本企業の幹部にこうした世界の動きを教える事にした。

早いもので来週はもうグローバリゼーション研究会だ。今日は昼から一日英会話学校に行くが、それもこの研究会を来年は英語でも行う事にしたので、その為の指導の仕方を勉強している。私一人だけだとどうしても日本語になってしまうので、ネイティブを一人入れて、英語で行いたい。今の研究会はそのままで、さらにもう一つ検討している。また、企業別の研修会はこうした企画も検討していきたい。さて、今日は珍しく東南アジアがテーマだ。今日のテーマは東南アジアには独裁政権が多くて、それに抵抗したデモが増えて来ていると言う話だ。そうだったのかと言う感じで、中東のような事にはならないが、たしかにそうかもしれない。たしかに先月はシンガポールに行って来たが、いわゆる民主主義ではないが、特に不都合はない。では始めよう。
これはタイムの記事だ。

The Fire Next Time
Saturday, Oct. 01, 2011
By Andrew Marshall

この次の火事


Whom do you call if you want to speak to Southeast Asia? Apply Henry Kissinger's famous question about Europe to the 11 countries that arc from the Himalayas to the Pacific, and an answer is equally elusive. Their economies, cultures and politics differ so dramatically that generalizing about Southeast Asia is a risky business.


あなたが東南アジアについて話をしてほしいならばあなたは誰を呼ぶか? Henry Kissingerのヨーロッパに対する有名な質問をヒマラヤから太平洋までアーチを作っている11の国家に適用してみよう。そして、応えは一様にとらえどころがない。彼等の経済、文化,政治は劇的に異なっているので,東南アジアを一般論化するのは危険な事だ。




There's a riot going on A Bersih 2.0 activist flees water cannons during a July protest in Kuala Lumpur

Bersih 2.0を行う暴動があって、活動家はクアラルンプールで7月の抗議行動での放水に逃げている。

But let's do it anyway. Southeast Asians have at least two things in common. First, they all know what it's like to live under authoritarian regimes and rulers. The latter range from brutal autocrats (Burma's recently retired General Than Shwe) to self-styled strongmen (Cambodia's Hun Sen) to leaders who benefit from repressive laws that safeguard the predominance of a single party (Malaysia's Najib Razak).


しかし,とにかくやってみよう。東南アジアの人たちは少なくとも2つの事に共通点を持っている。一つは彼らは独裁政権並びに支配者達の下で生活するのはどう言う感じか誰もが知っている。その後者は残忍な独裁者(ビルマの最近、引退したThan Shwe将軍)から自称独裁者(カンボジアのHun Sen)、一党支配を守る弾圧的な法律から利益を得ている指導者(マレーシアのNajib Razak)まで広範囲だ。

Second, Southeast Asians are bone weary of authoritarianism, and increasingly unafraid to say so. There is a growing demand for accountability and good governance that the region's elites and demidespots ignore at their peril. To call it a Southeast Asian Spring is an exaggeration. But the movement is youthful and social-media-savvy, and could precipitate changes just as profound as those in the Middle East.


第二に、東南アジアの人たちは独裁政治に疲れきっていて、ますますそう言う事を恐れていない。責任と良い統治への増大する要求があり、その地域のエリートや多少独裁的な指導者達は危険を覚悟で無視している。それを南アジアの春と呼ぶのはおおげさだ。しかし、この運動は若者向きで、ソーシャルメディアが精通している。そして、まさに中東のような衝撃的な変化を発生しうるだろう。


Prime Minister Najib, who casts himself as a moderate, seems to realize this. His party, the United Malays National Organization, leads the National Front coalition, whose decades-old grip on power has sparked protests for electoral reform. In July police violently dispersed what should have been a peaceful rally by some 50,000 members of Bersih 2.0, a group campaigning for free and fair elections. (Bersih means clean.) Protesters used Twitter and YouTube to organize the rally and, later, undermine claims that the police acted with restraint.


首相Najibは自分自身を穏健派と自称しているが、この事を理解しているようだ。彼の党、 統一マレー国民組織は国民戦線連合をリードしている。その数十年にわたる権力の掌握は選挙改革への抵抗運動を誘発して来た。7月に、自由でフェアな選挙運動を行うグループであるBersih 2.0の5万人ほどの人たちによる平和な集会であるべきであったものを、警察が暴力的に追い払った。(Bersihはクリーンを意味する。)抗議者達はツウィッターやYouTubeを使い、集会を組織化し、そして、後に、警察が自在に行動した主張を攻撃した。


On Sept. 15, his reformist credentials in shreds, Najib promised to scrap the Internal Security Act (ISA), which allows police to detain suspects indefinitely, along with the much abused Emergency Ordinance. He also vowed to loosen media restrictions and review the laws on freedom of assembly. It's hard to know whether he will keep his promises. But emboldened Malaysians will hold him to them, either at the polls — an election must be held by 2013 — or on the streets.


9月15日に、ナジブが国内治安維持法(ISA)をスクラップにすると約束した、ぼろぼろになった彼の改革論者としての業績が、多くの悪用された緊急条例に従って、警察に漠然と被疑者達の勾留を許した。彼はまた、メディアの制限を緩め、集会の自由の法律を見直すと約束した。彼がこの約束を守るかどうかわからない。しかし、大胆になったマレーシア人達は投票でー 選挙が2013年までに行われなければならない。ー もしくは街頭で、彼の言った事を彼らに守らせるだろう。


今日はこれまで。今日はいつになく忙しい。ではまた明日。



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海野 恵一
1948年1月14日生

学歴:東京大学経済学部卒業

スウィングバイ株式会社
代表取締役社長

アクセンチュア株式会社代表取締役(2001-2002)
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海野塾のイベントはFacebookのTeamSwingbyを参照ください。 またスウィングバイは以下のところに引っ越しました。 スウィングバイ株式会社 〒108-0023 東京都港区芝浦4丁目2−22東京ベイビュウ803号 Tel: 080-9558-4352 Fax: 03-3452-6690 E-mail: clyde.unno@swingby.jp Facebook: https://www.facebook.com/clyde.unno 海野塾: https://www.facebook.com TeamSwingby
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