2011年12月10日

中国の経済への不安

昨日はグローバリゼーション研究会の英語バージョンを来年始めると言ったが、その講師として、昨日はニューヨークのアメリ カ人をスカイプで面談した。彼はスタンフォードを出ていて、英語とドイツ語を話す。日本語はだめだが、ブログに対して、コメントを書いてもらったが、きち んとした考えを持っているので、暫く、指導してからどうするか決めたい。彼には半年間の時間が必要だと言っておいた。47才だが、独身なので、日本に来る事は問題なさそうだ。こうした高い教育レベルのアメリカ人は日本には極めてすくないので、アメリカから探さなければならない。大変な事だが、日本人のグローバ ル化の為にはこうするしかない。かなり教養レベルの高い英語の教師と言ったところかもしれない。彼はアメリカでコンサルティングをしている。さて、最近は中国の記事を扱う事が多くなったが、それだけ欧米が中国の動向に関心が高いのだろう。さて今日も始めよう。これはエコノミストの記事だ。

Afraid of a bump
China’s economy is set to suffer hardship but not the hard landing that many fear



対前年比伸び率%

PERHAPS the only thing growing faster than China’s economy is worry about the country’s economy. Figures released this week showed China’s GDP still expanding briskly by anyone’s standards except its own: it grew by 9.1% in the third quarter, compared with a year earlier. But fears for China also boomed, judging by the dismal performance of Chinese stocks listed in Hong Kong, the rising price of insurance against a Chinese sovereign default, and rare, downward pressure on its currency.


多分、中国の経済よりも早く増大している一つの事はこの国家の経済に対する不安だ。今週公表された数字は自分自身を除いた誰の標準値によっても元気よくまだ拡大している中国のGDPを示していた。:それは一年前と比較して,第3四半期において,9.1%成長した。しかし、中国に対する懸念はまた、急速に増大し、香港に上場している中国株式の惨憺たる実績、中国の国家債務不履行に対する保険価格の上昇、そして、滅多にないが,通貨に対する下向きの圧力によって判定される。


Some of this worry reflects problems beyond China’s borders or the government’s control. Chinese sales to the European Union, for example, plunged by 7.5% last month, their worst September drop since 1995. But in recent weeks China has become a net exporter of anxiety. Inflation is falling, but it has remained higher for longer than the authorities expected. The property market is also slowing. Sales have fallen sharply, as developers wait in vain for demand to pick up rather than flogging their properties at a discount.

 

この懸念の幾つかは中国の国境もしくは政府の管理を越えた問題を反映している。例えば,EUに対する中国の売上げは先月7.5%落ち込み、1995年以来9月は彼等の最悪の落ち込みだった。しかし、この数週間で,中国は不安の純輸出国になって来た。インフレは沈静して来ているが、当局が期待している以上に高く、長く留まって来ている。不動産市場も沈滞している。売上が激しく落ち込んで来ていて、開発者達は彼等の資産を値引きして売るよりも、上向く需要を空しく待っている。

Kerbing Chinese enthusiasm

Their wait is all the more painful because credit is, belatedly, tightening. In China’s underground lending market, the most sensitive indicator of credit conditions, kerbside rates have reached extortionate levels of as much as 6% a month. Some indebted businessmen have done a runner, abandoning their homes and firms rather than parting with their pound of flesh.


抑制されている中国の熱狂

遅まきな金融引締めの為に彼らが待っている事はいっそう痛々しい。中国の貸付の闇市場では貸付条件の最も敏感な指標である場外金利は月次で6%もの法外な水準に達して来た。幾人かの借金のあるビジネスマン達は返済を強く求められている借金を何とかするよりも家や企業を放棄して、逃げてしまっている。


Much of this informal finance is either secured against property or invested in it. The fear is that overstretched borrowers will now dump their nouveau-classical villas and vulgar condominiums, upending the property market and inflicting wider damage on the economy. Land, for example, will fall in value, hurting the fragile finances of local governments, which raise revenue by selling turf.

 

この非公式な金融の多くは資産に対して担保されていたり、出資されている。過度に借り入れた人たちは新しい古典趣味の邸宅や派手なマンションをいまや、捨ててしまい、不動産市場に打撃を与え、経済に広範囲な損害を与えているだろうと言う不安がある。例えば、土地は価値を落とすだろうし、地方政府の脆弱な財政に損害を与え、彼らはホームグラウンドを売って収入を得ている。


Some analysts argue that informal finance is “the canary in the coal-mine”, an early sign of a broader debt crisis that will afflict the whole economy. Others contend that it is a “time-bomb”, big enough on its own to blow things up. But neither of these metaphors is quite right. Tighter credit is necessary to quell inflation. High kerbside rates are a sign that the government’s lending restrictions have at last begun to bite, even on the furthest fringes of finance.

 

幾人かのアナリスト達はこの非公式な金融は「炭坑のカナリヤ」で、経済全体を苦しめる広範囲な債務危機の前兆であると言っている。他の人たちは「時限爆弾」だと強く主張 していて、それ自身は物事を破壊するのに十分に大きい。しかし、これらの比喩は全く正しくない。更なる金融引締めがインフレを鎮静させる為に必要だ。高い場 外金利は金融の最も端の部分でさえ、政府の貸出制限がとうとう効果を出し始めたと言う兆候だ。


中国はこうして景気が過熱すると金融引締めを行い、不動産が最初に影響を受ける。また、温州が特に目立っているが、過剰な借入をしている企業が多く夜逃げしている。こうした事は数年おきに繰り返して来ているが、この国家は民主主義ではないので、国家統制の独裁体制の中で、こうした景気抑制を行っているのでこうなる。だから、その効果もすぐに出てくる。今日はこれまで。今日はグローバリゼーション研究会の忘年会だ。



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海野 恵一
1948年1月14日生

学歴:東京大学経済学部卒業

スウィングバイ株式会社
代表取締役社長

アクセンチュア株式会社代表取締役(2001-2002)
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海野塾のイベントはFacebookのTeamSwingbyを参照ください。 またスウィングバイは以下のところに引っ越しました。 スウィングバイ株式会社 〒108-0023 東京都港区芝浦4丁目2−22東京ベイビュウ803号 Tel: 080-9558-4352 Fax: 03-3452-6690 E-mail: clyde.unno@swingby.jp Facebook: https://www.facebook.com/clyde.unno 海野塾: https://www.facebook.com TeamSwingby
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