2011年12月12日

中国のユーロ救済2

昨日は24日の引っ越しを前にして、午後一日を整理に充てた。何と電話とインターネットの移転だけで、2時間半もかかった。しかも、今までは光電話ではなく、又一戸建ての料金で支払っていたので、毎月5千円も余計に払っていた。電話会社は多くもらえるので黙っていたのだろうが、変な話だ。結局、両親の家の段ボール箱で、10箱分を預かってもらう事にした。それでようやく私の荷物はカメラと万年筆、衣類を除いて段ボール5箱になった。それでも、ものすごい量のものを廃棄した。10年も住んでいるとそうなるのかもしれない。

今日から2週間は一年で一番忙しい時だ。年末年始 はこの夏に書いて来た本を書き直そうと思っている。内容がつまらないので、もう一度書き直したい。なかなか思うように時間がとれないので、この冬休みを使おうと思っている。さて、今日も昨日の続きで、中国のしたたかなEUへの対応だ。民主主義国家でない国家がヨーロッパを制覇しようとしている。一体どうなるのだろうか。G20は100年前の第一次世界大戦のドイツの賠償の時の会議に似ている。会議は踊る。そこに中国が入り込もうとしている。アメリカが黙っている事はないだろう。そこで、日本はどうするのだろうか。こうした企業研修を来年から始める。では今日も昨日の続きを始めよう。

 

China is being targeted as a potential investor as part of a complicated scheme agreed to at the summit to leverage Europe's bailout fund up to €1 trillion ($1.4 trillion), along with other potential outsiders like Russia, Brazil, Middle Eastern countries and the International Monetary Fund. On Oct. 27, French President Nicolas Sarkozy, who is hosting the Cannes G-20 gathering, phoned Chinese President Hu Jintao to seek backing.


ヨーロッパの救済資金を1兆ユーロ(1.4兆ドル)までてこ入れする為に、このサミットで、 合意された複雑な計画の一部として、中国が潜在的な投資家として目標とされている。ロシア、ブラジル、中東諸国のような他の潜在的な第三者やIMFに加えて。10月27日にフランスの大統領ニコラスサルコジはカンヌのG-20の集まりをホストしているが、中国の胡錦濤主席に電話して、後ろ盾を求めた。

 

"If the Chinese, who have 60% of global reserves, decide to invest in the euro instead of the dollar, why refuse?" Sarkozy said after his call. "Why would we not accept that the Chinese have confidence in the euro zone and deposit a part of their surpluses in our funds or in our banks?"

 

「もし、世界の準備金の60%を持っている中国がドルではなくユーロに投資する事を意思決定するならば、なぜそれを断るのか?」とサルコジは電話の後で言った。「中国がユーロ圏に信頼を置いていて、彼らの黒字の一部を我々の国債や銀行に預ける事を我々はなぜ認めようとしないのか?」

 

China can certainly spare the €100 billion ($140 billion) reportedly being discussed among officials. The real question is why China would want to plant it in a low-growth region like the euro zone. The bond-leverage scheme has already generated its share of criticism, and Greece's recently announced euro referendum only adds to the uncertainty and risk. The Chinese government's official news agency, Xinhua, cautioned in an editorial that "emerging economies should not be seen as Europe's Good Samaritans."

 

中国は伝えられるところによれば、当局者達の間で議論されているが、1000億ユーロ(1400億ドル)を明らかに余分に使う事が出来る。本当の疑問はなぜ中国がユーロ圏のような低成長地域にその金を入れたがるだろうかである。公債てこ入れ計画は既に多くの批判が出て来ている。そして、ギリシャが最近発表したユーロに対する国民投票が不安定とリスクを加えただけだ。中国政府の公式な報道機関である新華社通信は「新興経済諸国がヨーロッパの良きサマリア人 (困っている人の真の友)として見なすべきではない。」と社説で警告した。

 

Yet there are still strong reasons that China might park some of its funds in the bailout scheme or some other bond offering. One is that it is already heavily involved: a quarter of China's currency reserves are thought to be held in euros, and Beijing has been a regular buyer of euro-zone bailout bonds in the past. Over the past year, the Chinese government has made several pledges to purchase European debt issues, both at the bilateral level with indebted countries — including Portugal, Greece and Hungary — and toward the euro zone as a whole.

 

けれども、中国が救済計画の国債の一部もしくは何か他の公債発行に関わるかもしれないと言う今もなお強い理由がある。一つは中国が既にかなり関与している。:中国の通貨準備金の4分の一はユーロで保有されていると考えられていて、北京は過去に於いて、ユーロ圏救済債券の安定的な買い手であった。この 一年で、中国政府はヨーロッパの起債を購入する幾つかの約束をして来ている。借金のある国家ー Portugal、Greece、Hungaryを含めてー との二国間のレベルで、そしてユーロ圏全体として、その双方で。

 

China also has a vested interest in shoring up its biggest trading partner, with which it had bilateral dealings worth €363 billion ($503 billion) last year, almost 10% of the total global-trade flow. China's growth prospects depend heavily on Europe's consumers, whose average per capita GDP is about $32,500, compared with about $4,500 in China. A weaker euro would make Chinese exports more expensive for Europeans. And maintaining the euro as a reserve currency aids China's efforts to counterbalance the U.S. dollar and create a multipolar global economic system.

 

中国はまた、その最大の貿易パートナーを支える既得権利を持っていて、そことは昨年、3630億ユーロ (5030億ドル)相当の二地域間取引をして来ていて、世界全体の貿易の流れのほぼ10%にあたる。中国の成長の見通しはヨーロッパの消費者に深く依存し、 中国のほぼ4500ドルに比べると彼らの一人当たりのGDPの平均は32,500ドルだ。弱いユーロはヨーロッパ人にとって中国の輸出品はより高価になるだろう。そして、ユーロを準備通貨として維持する事はアメリカのドルとの釣り合いを取り、そしてグローバルな多極経済システムを構築する中国の試みの手助けをする事になる。

 

But significantly, this hands China a remarkable opportunity to extract concessions, both economic and political. In September, Chinese Premier Wen Jiabao implied an effective quid pro quo when he asked Europeans to "put their houses in order," almost as a condition for China's "extending a helping hand."

 

しかし、著しく、この事は経済的にも政治的にも、中国に譲歩を引き出す為の顕著な好機をもたらす。9月に、中国の温家宝首相は中国の「援助の手を差し伸べる」条件とでも言うばかりに、彼はヨーロッパ人たちに「自分の振る舞いを正す」事を求めた時に実効的な代償をほのめかした。

 

In trading terms, this might be reflected in the recognition of China's status as a "market economy" when it comes to European Union trade sanctions, a measure that could boost exports otherwise hindered by tariffs. And since the E.U. currently has some 55 anti-dumping measures in place against China, individual member states might also be pushed to ease their stance on future sanctions. Other trade issues might slip from the agendas, to the chagrin of European exporters, who regularly gripe about Chinese rules on foreign ownership, subsidies reserved for Chinese firms, lack of access to the public-procurement market and selective enforcement of intellectual-property rules.


貿易の条件に於いて、この事はEUの貿易制裁になる時に「市場経済」として中国の地位を認識するように反映されるかもしれないし、これはもしそうでなければ関税によって妨害された輸出品を押し上げうる手段だ。そして、EUは現在、中国に対して55ほどの反ダンピング措置を行って来ているので、個々のメンバー 諸国は将来の制裁に対して彼らの立場を緩和するよう強いられるかもしれない。ヨーロッパの輸出業者に取っては遺憾ではあるが、他の貿易課題は議題から落ちるかもしれない。彼らは外国人持ち株比率に対しての中国の法律、中国企業にとってある助成金、公的調達市場へのアクセスの不足、そして知的財産権の選択的な施行を定常的に不満を言って来ている。


今日はこれまでだが、明日も少しこのテーマは残るが、現実的な話だ。中国は虎視眈々とヨーロッパへの侵略を狙っている。千戈一隅の好機だと見ているのだろう。さて、明日はイラクがシリアを支援している話だ。これも面白い。ではまた明日。



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海野 恵一
1948年1月14日生

学歴:東京大学経済学部卒業

スウィングバイ株式会社
代表取締役社長

アクセンチュア株式会社代表取締役(2001-2002)
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海野塾のイベントはFacebookのTeamSwingbyを参照ください。 またスウィングバイは以下のところに引っ越しました。 スウィングバイ株式会社 〒108-0023 東京都港区芝浦4丁目2−22東京ベイビュウ803号 Tel: 080-9558-4352 Fax: 03-3452-6690 E-mail: clyde.unno@swingby.jp Facebook: https://www.facebook.com/clyde.unno 海野塾: https://www.facebook.com TeamSwingby
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