2011年12月13日

中国のユーロ救済3/イラクのシリアへの支援

いよいよ年末だ。昨日は会社から持って行った資料が足りなくなってしまった。こうした事は普通はないのだが、年末は会う人が予定以上に多い。昨日は夜も家にビルの売却の件で不動産業者が来た。今日も一日早朝から忙しい。引っ越し荷物のパッキングがあるからだ。今日の午後は愚息が引っ越し荷物の移動を手伝ってくれるので、出社前に荷造りしておかないと間に合わない。さて、今日は昨日の続きの中国の話と、イラクがシリアを支援する話 を取り上げよう。では早速始めよう。

 

These concerns were already raised in July by the European Council on Foreign Relations, which published a paper titled "The Scramble for Europe" on China's "game-changing" economic presence in Europe. It warned that if China became too involved in major financial, investment and public issues, it would leave the Europeans little leverage to improve their access to the same sectors in China, which are mostly closed or controlled.

 

こうした懸念は外事ヨーロッパ審議会で7月に既に取り上げられ、彼らはヨー ロッパに於ける中国の「競争の流れを変える」経済活動の存在に対して「ヨーロッパにとっての緊急事態」と題した報告書を発行した。もし中国が財政面、投資、 公的な課題にあまりに関与し出すようになったとしても、大部分が閉鎖的で管理されている、中国の同様な部門に対してヨーロッパ人が彼らのアクセスを改善する為に影響力を発揮する事は殆ど出来ないだろうとこの報告書は警告した。

 

The political implications are potentially even more troubling for Europe, which has long considered it a right, even a responsibility, to criticize China on issues like human rights and environmental protection. It could mean, for example, that the E.U. lifts its ban on arms sales to China, imposed in the wake of the 1989 Tiananmen Square massacre, or that the Dalai Lama receives fewer invitations to meet European leaders.

 

この政治的な含みが潜在的にヨーロッパにより多くの問題を引き起こして来ていて、それは人権や環境保護のような課題について中国を批判するための権利、さらには責任として長い間考えられて来た。例えばそれはEUが天安門事件をきっかけに課した、中国への武器の輸出禁止を解除し、もしくはダライラマがヨーロッパの指導達とあう為の招待がさらに少なくなってしまうと言う事を意味する事もあり合える。

 

Fredrik Erixson, director of the European Centre for International Political Economy, a Brussels-based think tank, says that even if there are no formal trade-offs, Beijing could expect generous favors from Europe after years of what it considers intrusive interference. "China wants something more: international recognition in one way or the other, or a Europe that in Beijing's view stops poking its nose in internal Chinese politics," Erixson says.

 

Fredrik Erixsonはブラッセルを本拠地とするシンクタンクの国際政治経済のヨーロッパセンターの理事だが、公式の見返りが無いとしても、北京は押し付けがましい干渉と思われる事を数年行ってから、ヨーロッパから寛大な恩恵を期待するかもしれない。「中国が何かもっと欲しい。:それは様々なやり方での国際的な承認、もしくは北京の考えによれば内部の中国の政治に口を出す事を止めるヨーロッパとして。」と彼は言う。

 

At Cannes, Chinese leader Hu will doubtless refrain from any early commitment on the euro-bailout scheme, while soaking up the flattery from Europe's pleading leaders. But he will be aware that as China consolidates its emergence as a world player, any investment risks in the program would be a small price to pay for the wave of European goodwill it would generate.


カンヌで、中国の指導者胡錦濤はユーロ救済計画への如何なるより早いコミットメントを疑いなく繰り返すだろう。一方で、ヨーロッパの懇願する指導者達からのへつらいに浸るだろう。しかし、中国が世界のプレーヤーとしての出現を強固にし、また、このプログラムに於けるいかなる投資リスクはヨーロッパの善意がもたらした波のような動きの為に払う小さな代償のつもりだと言う事に中国の指導者は気づいているだろう。

このテーマはこれで終わりだが、かなり現実的で生臭いし、中国の魂胆が垣間みられる。果たしてどうなるのだろうか。さて続いて、次のテーマを少し取り上げよう。これはワシントンポストの記事だ。

Iraq, siding with Iran, sends essential aid to Syria’s Assad
By Joby Warrick,
Sunday, October 9, 8:36 AM

イラクはイランに同調して、シリアのアサドに重要な援助を送る。

More than six months after the start of the Syrian uprising, Iraq is offering key moral and financial support to the country’s embattled president, undermining a central U.S. policy objective and raising fresh concerns that Iraq is drifting further into the orbit of an American arch rival — Iran.


シリアの暴動が始まってから6ヶ月以上が経って、イラクはこの国の戦闘態勢に入った大統領に対して重要な精神的、かつ財務的な支援を提供し、中核となっているアメリカの政策目標を弱体化させ,イラクがアメリカの一番の敵ー イランに対する軌道からさらにそれて来ていると言う新たな懸念を引き起こしている。

 

 

Iraq’s stance has dealt an embarrassing setback to the Obama administration, which has sought to enlist Muslim allies in its campaign to isolate Syrian autocrat Bashar al-Assad. While other Arab states have downgraded ties with Assad, Iraq has moved in the opposite direction, hosting official visits by Syrians, signing pacts to expand business ties and offering political support.


イラクの立場はオバマ政権に対して当惑させるほどつまずかせて来ていて、この政権はシリアの独裁者Bashar al-Assadを孤立させる為の運動にイスラム同盟国に参加を求めてきている。他のアラブ諸国はアサドとの結びつきを引き下げて来ているが、イラクは反対の方向に動いていて、シリア人の公式訪問を接待し、事業提携を拡張する為の協定にサインしたり、そして政治的な支援を提供している。

After Iraq sent conflicting signals about its support for Assad last month, Iraqi Prime Minister Nouri al-Maliki spoke firmly against regime change in Syria in an interview broadcast on Iraqi television Sept. 30. “We believe that Syria will be able to overcome its crisis through reforms,” Maliki said, rejecting U.S. calls for the Syrian leader to step down. His words echoed those of Iranian President Mahmoud Ahmadinejad, who weeks earlier proposed that Syrians should “implement the necessary reforms by themselves.”


先月イラクがアサドへの支援について相反する合図を送っ た後に、イラクの首相Nouri al-Malikiは9月30日のイラクテレビのインタビュー放送で、シリアに於ける政権変更に対して断固反対すると話をした。
シリアの指導者が辞任するべきだと言うアメリカの要求を退けて、「我々はシリアが改革を通じて危機を克服する事が出来る信じている。」とマリキは言った。彼の言葉はその類いのイラ ンの大統領Mahmoud Ahmadinejadをまねしていて、彼は数週間前にシリア人は「自分自身で必要な改革を実行する」べきだと言う提案をした。


明日もまだこのテーマは続くが、そうだったのかと言う感じだ。もしくはそうだろうなと言う事だ。アメリカはフセインを消したかったのだろうが、それ以上の事をした事が意味のない事だったのかもしれない。そもそもアラブには民主化がいそしまない国が多い。このイラクもそうだ。民主化運動と言っているが、実は民主化ではなく又別の独裁政権が出来る事になる。アメリカはアラブの春がなかったら、イスラエルと一緒にイランを攻めるつもりだったのだろうが、今となっては議会が承認しないだろう。そうなると、イスラエルが単独で行動を起こすのだろうか。そんな事でもしたら、このアラブの世界がどうなるかわからない。今日はこれまで。



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海野 恵一
1948年1月14日生

学歴:東京大学経済学部卒業

スウィングバイ株式会社
代表取締役社長

アクセンチュア株式会社代表取締役(2001-2002)
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