2012年02月06日

東南アジアの中国とアメリカ3

さあ、明後日から久しぶりの大連だ。今回は2泊なので短い。寒いが久しぶりなので、会社のみんなと会うのが楽しみだ。だから今日明日はスケジュールが立込んでいる。さて、今日も昨日続きだ。

“Chinese belligerence on the South China Sea is mainly for domestic reasons,” agrees Pang Zhongying, also of Renmin University—a bold statement considering how much the Chinese belligerence is shaking up the Asia-Pacific. Mr Pang admits that “domestic pressures could lead to a misjudgement by Chinese leaders.” China is no democracy, but its leaders still have powerful domestic constituencies in the media and the army, as well as among the general public, and must be careful not to come across as weak. At the same time they have plenty of work ahead if they are to convince their neighbours and America that their rise can continue to be peaceful.

「南シナ海に於ける中国人の好戦性は主に国内の理由のためだ。」とまた人民大学のPang Zhongyingは認める。ー どれほど中国の好戦性がアジア太平洋をかき乱しているのかを考えたはっきりした言葉だ。Pang氏は「国内の圧力が中国の指導者達による間違った判断へと 導きうる」事を認めている。中国は民主主義国家ではない。がしかしその指導者達は未だにメディアや軍の強力な国内の支持者達を持っていて,一般大衆も同様で,そして弱い印象を与えないように注意深くなければならない。同時に,彼等は彼等の台頭が平和的であり続けうると言う事を近隣諸国やアメリカに確信させるために、先んじて多くのやるべき仕事がある。

Mr Jin says he can understand why people might be nervous about China’s rise. But he insists that instances like the one in March 2010, when Chinese officials sparked concern in Washington by telling senior American officials that the South China Sea was part of China’s “core interests” (on a par with Taiwan), are simply part of a process by which China is trying to settle on its own foreign policy. “We are in the middle of an internal debate,” says Mr Jin, “and the result has not been decided.” Looking at the rapid growth of China’s military forces and the country’s increased forcefulness in the world arena generally, America might find it hard to believe that the debate remains undecided.

Jin氏はなぜ人々が中国の台頭に神経質になるのか理解出来ると言う。しかし、2010年3月に
主張した例であるが、中国の役人がアメリカの上級役人に南シナ海は中国の「中核の利益」(台湾と同格の)一部であると言って、ワシントン で懸案事項に火花を散らしたが、この例は中国が自らの外交政策を決めようとする単にプロセスの一部である。「我々は内部の議論のただ中にいる。」とJin氏は言う。「そしてその結果は決定されてきていない。」中国の軍事力の急激な成長そして広く世界の舞台でこの国家の増大する力強さを観ていると、アメリカはこの議論が未決定のままである事が信じ難いことに気づくかもしれない。

Meanwhile, Mr Wen and his colleagues will continue to try balancing tough talk with engagement, a challenge not unlike the one facing Mr Obama. With an American presidential election due in November 2012, and a leadership transition in China at about the same time, these will prove tricky waters to navigate for both sides in the year to come.

それと同時に、温家宝氏と彼の同僚は「
順調に進める事」 の為に綱渡りの厳しい会談をしようとし続けるだろう。オバマ氏に直面しているものと違っていない挑戦だ。アメリカの大統領選挙が2012年11月にあるが、 そしてその同時期に中国の指導部の移行。これらはその来るべき年に於いて、双方にとって操縦する上で、油断のならない流れである事を示しているだろう。

It has always been more difficult for the rising power to persuade the incumbent power that its intentions are benign. On November 19th the China’s official news agency, Xinhua, published a commentary arguing that if the United States sticks to its cold-war mentality and continues to engage with Asian nations in a self-assertive way, “it is doomed to incur repulsion in the region”. Xinhua’s assessment, it so happens, might be even more aptly applied to China.

台頭する権力がその意図が穏やかな現行の権力を説得させる事は常により困難な事だ。11月19日に中国の公式な報道機関である新華社はアメリカが冷戦のメンタリティに執着して、自己主張したやり方で、アジアの諸国と関わり続けるのであれば「それはこの地域に於いて反発を招く事は決定的だ。」と主張する解説を発表した。それが起こると、新華社の判断は中国に対してより適切に適用されるかもしれない。

以上だが、ここで言う通りで、アメリカは軍事力を中東からアジアのこの中国に対峙することになる。特にここで言っているように、南沙諸島を始めとした中国とベトナム、フィリピンとの関係、ひいては日本と中国との関係にも関与してくるだろう。外交と軍事は両輪の関係にあるから、軍事的な威嚇を日本もどのようにアメリカとの関係で利用するかは今後の大きな課題であり、また、日本の中国との戦争の精算の好機でもある。従前のように中国との交渉を日本語でやっていたのではいつまでたっても中国は戦争被害妄想を持ち出してくるだろう。日本のこれからの50年は海外にビジネスを展開して行かざるを得ない。その相方が中国ではなくアメリカである事を理解する必要がある。中国は軍事的には仮想の敵ではあるが、ビジネスにおいては敵ではなく、協調するべき相手であるが、日本だけでは協調にならない事を認識するべきだろう。今日はこれまで。



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海野 恵一
1948年1月14日生

学歴:東京大学経済学部卒業

スウィングバイ株式会社
代表取締役社長

アクセンチュア株式会社代表取締役(2001-2002)
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