2012年02月08日

パキスタンの検閲制度

さて今朝から3日間大連だ。今日は6時40分のリムジンバスで成田に向かう。10日に戻ることになる。今日はパキスタンの検閲の話だ。では始めよう。これはエコノミストの記事だ。今日は6時前に出ないと行けない。

Censorship in Pakistan

Sense of humour failure

Nov 25th 2011, 13:04 by L.M.


パキスタンの検閲制度

滑稽な挫折感




AN OFTEN overlooked perk of being a country with a large population and relatively low wages is the capacity to employ people to carry out silly tasks. In India, for example, some people spend their days pasting white stickers onto maps of Kashmir printed in foreign publications (such as The Economist). In neighbouring Pakistan, the regulatory body for telecommunications dreamed up an equally unlikely, if altogether more entertaining, assignment for its staff: to compile a list of “undesired words” that could be used to block offensive text messages. In a remarkable show of efficiency (to say nothing of creativity), the agency managed to find 1,100 words and phrases in English and nearly 600 in Urdu. (Admittedly they may have padded it out a bit—how else to explain the presence of “robber”, “oui” or “k mart” in a list that otherwise places rather more emphasis on sexual adventurism?)


人 口が多くて,比較的低賃金の国家のしばしば見過ごされる特権は人々に馬鹿な事をさせるために雇う潜在的な可能性である。インドでは、例えば,幾人かの人々 は(エコノミストのような)外国の雑誌に印刷されたカシミールの地図に白いシールを貼る事に日々を費やしている。隣のパキスタンではテレコムの規制機関が 同様にありそうもない、この文章全体を考えるともっと楽しくしているが,スタッフのアサイメントを夢見ていた。:不快を与えるテキストメッセージを阻止するために利用されうる「望ましくない言葉」のリストを編集するために。効率の良い事を見せる、注目に値する見せ物の中で,(すなわち創造性は何もない)この機関はどうにか英語で1100 の単語と句そしてUrdu 語でほぼ600をなんとか見つけ出した。(確かに,彼等は少しばかり水増しして来ていたかもしれない。ー そう出なければ,性の冒険主義をむしろより強調するようなリストの中に「略奪者」「ウィ」もしくは「Kマート」の存在を何か他の方法でどのように説明するというのか?)


Last week, the Pakistan Telecommunication Authority’s (PTA) memo and accompanying list of the words sent to mobile-phone service providers were leaked on the internet. Pakistanis were aghast and amused in equal measure. Previous bans have targeted Facebook, Rolling Stone magazine’s website and the use of encrypted networks. These met with limited opposition. But the directive to block text messages containing certain words was seen as an attack on free speech.


先週、携帯電話サービスプロバイダーに送られたパキスタンのテレコム当局(PTA)のメモと添付された単語の一覧表はインターネットに漏れた。パキスタン人はあっけにとられ、また同じくらいおもしろがった。以前の禁止はフェースブック、 Rolling Stone誌のウェブサイト、暗号化したネットワークの利用をターゲットにしていた。これらは限られた抵抗にあった。ある単語が含まれているテキストメッセージを阻止する指示は言論の自由への攻撃として見なされた。


The official reason for the ban was “to control the menace of spam in the society”. Far more likely, the authorities finally grew tired of rude anti-government jokes that circulate widely via text message. Many feature the president, Asif Ali Zardari, in a starring role. (A tame example: “The post office issued new stamps with Zardari’s face on them but they had to be withdrawn because the public found them too confusing: it was impossible to tell which side to spit on.”)


この禁止の公式な理由は「社会の中のスパムメールの脅威を管理するため」であった。よりもっとありそうな事だが、この当局はテキストメッセージを通じて広く回付している無礼な反政府のジョークについにうんざりして来た。多くは主役を演じている大統領Asif Ali Zardariを取り上げている。(おとなしい例:「郵便局がZardariの顔のある新たな切手を発行した。しかしその切手は回収されなければならない。と言うのは人々はその切手があまりに困惑させるものだとわかったからだ。:どっちにつばを吐いたら良いのかわからない。


Texting is perhaps the most effective means of mass communication in Pakistan: two of every three Pakistanis have a mobile phone and the cost of sending an SMS is among the cheapest in the world. Following public uproar, damning editorials and the threat of legal action from NGOs, the authority sheepishly announced that “implementation of previous PTA instructions have been withheld” after it “received input from customers, government and other quarters on this issue”.


テキストはパキスタンに於いてマスコミュニケーションの最も効率的な手段かもしれない。:パキスタン人の3人のうち2人は携帯電話を持っていて,SMSを送る費用は世界でもっとも安い所の一つだ。大衆の騒動、手厳しい論説そしてNGOからの法的アクションの脅威に続いて、当局は「この問題において顧客,政府、その他の筋からアドバイスを受けた」ので「以前のPTAの指示の実施は保留された」とおずおずと発表した。


The government’s inability to take a joke isn’t restricted to text messages. In an interview with the state broadcaster on November 21st, the UN’s “world television day”, the information minister, Firdous Ashiq Awan, stressed the need for a code of conduct to help broadcast media through an “evolutionary phase”.


ジョークを受け取ることに対しての政府の無理解はテキストメッセージに対して制限されているだけではない。国連の「世界テレビの日」の11月21日に国営のアナウンサーとのインタビューで情報相Firdous Ashiq Awanは「進化段階」を経て、放送メディアを支援するために行動規範の必要性を強調した。


ここでいう「進化段階」はなんだかよくわからないが、今日はこれまで。もうじき、成田に向かう。ではまた明日。



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海野 恵一
1948年1月14日生

学歴:東京大学経済学部卒業

スウィングバイ株式会社
代表取締役社長

アクセンチュア株式会社代表取締役(2001-2002)
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