2012年07月31日

ビルマの民主化の危険な進展

ビルマではアウンサンスーチーが著名人で、先日イギリスの議会で演説したが、今ビルマは軍部と企業との癒着が問題視されている。民主化運動がテイン・セイン政権のものとで進んで来ていて、政治犯も数多くが釈放された。ただ、従来からの軍部の金銭的な不透明感が払拭されていない。そのため、石油企業に対するアメリカの制裁を解除するかどうかが今焦点になっている。そうした視点から、オバマとクリントンとでの意見の食い違いがありそうだが、ビルマの改革はまだまだ先が長い。これはワシントンポストの記事だ。

Burma’s lure is a slippery slope
Editorial Board
June 28

ビルマの誘惑は危険な先行きだ。

SO FAR, the Obama administration has carefully modulated its Burma policy, easing sanctions to welcome fragile democratic progress while recognizing the long distance still to cover. Now the modulation is at risk. Administration officials are debating whether to allow U.S. oil companies to do business with Burma’s state-owned energy company. U.S. companies reportedly have been lobbying hard. 

今までのところ、オバマ政権は注意深くビルマの政策への対応を変えて来ている。制裁を緩和し、不安定な民主的な進展を歓迎し、一方で、未だ乗り越えるべき長い距離を認識している。現在、この対応の変更には危険性がある。当局の役人達はアメリカの石油企業にビルマの国有エネルギー企業とのビジネスを許可するかどうか議論している。アメリカの企業は伝えられるところによれば、激しくロビー活動をして来ている。

But opening this area of investment would contradict the spirit of the policy that Secretary of State Hillary Rodham Clinton announced a couple of months ago. It would contradict the explicit advice, articulated at no small risk to her internal position, of democracy leader Aung San Suu Kyi. Why would President Obama want to undercut her at this delicate moment? 

しかし、この領域の投資を始める事は国務長官Hillary Rodham Clinton が2ヶ月前に公表した政策の精神に矛盾するだろう。それは民主主義の指導者Aung San Suu Kyiの、彼女の内部の地位に対して小さなリスクではないことをはっきりと話をした率直な助言に矛盾するだろう。なぜオバマ大統領はこの繊細な時期に彼女の言った事を損なうような事を求めるのだろうか?

Aung San Suu Kyi(1945年6月19日 - )アウンサンスーチーは、ミャンマーにおける非暴力民主化運動の指導者、政治家。現在、連邦議会議員、国民民主連盟中央執行委員会議長。オックスフォード大学名誉博士(1993年)。ノーベル平和賞受賞(1991年)。

Burma, also known as Myanmar, is a resource-rich Southeast Asian nation of 50 million or so people that has been ground into poverty during decades of military misrule. Now, at the initiative of President Thein Sein, a former general, it is allowing more freedom and seeking economic and political connection with the world. Thein Sein and Aung San Suu Kyi, the Nobel Peace laureate who spent most of the past 23 years under house arrest, are trying to find common ground to push reform forward. The hopeful analogy is of South Africa’s F.W. de Klerk and Nelson Mandela.

ビルマはまたミャンマーとして知られているが、5千万人ほどの資源の豊富な東南アジアの国家で、軍の失政の数十年の間に貧しくなってしまった。現在、元将軍のThein Sein大統領のイニシャティブで、より多くの自由を許可し、世界への経済的かつ政治的な関係を求めている。Thein Seinとノーベル賞受賞者で、過去23年間の殆どを自宅軟禁されていたAung San Suu Kyiは改革を前面に押し出す為の共通の基盤を見いだそうとしている。希望的な例としては南アフリカのF.W. de KlerkとNelson Mandelaである。


テイン・セイン(Thein Sein、1945年5月11日 - )は、ミャンマーの政治家、現在、同国大統領(軍事政権後初代・国家元首通算第10代)、「連邦団結発展党」党首。軍事政権内での序列は4位。同国首相などを歴任。就任時の階級は中将、民族的には華人であり、後に政党結党前に軍籍を離れる。中国語名は登盛)。

Speaking to the British parliament a few days ago, Aung San Suu Kyi welcomed “democracy-friendly investment . . . that prioritizes transparency, accountability, workers’ rights and environmental sustainability.” The state-owned oil company represents the antithesis of these values; it has been a funder and enabler of the worst abuses of military rule.

数日前にイギリスの議会で講演したが、Aung San Suu Kyiは「透明性、責任、労働者達の権利そして環境の持続可能性を優先する..民主主義を支持する投資」を歓迎すると言った。国有の石油企業はこうした価値観の正反対を象徴している。;軍事支配の最悪の不正使用の資金提供者でありそれを実現する組織であった。


The company “lacks both transparency and accountability at present,” Aung San Suu Kyi said recently. “The government needs to apply internationally recognized standards. . . on fiscal transparency. Other countries could help by not allowing their own companies to partner” with the Burmese firm “unless it was signed up to such codes.”

この企業は「今のところ、透明性と責任の双方にかけてる。」とAung San Suu Kyiは最近言った。「政府は国際的に広く認められている標準を適用する必要がある。...財務的な透明性に対して。「そうした行動規範に対してそれが署名されないのであれば、」ビルマの企業との「彼ら自身の企業とパートナーになる事を許可しないことによって他の諸国は支援することができる。

Finding the right pace to ease sanctions can be tricky. Thein Sein and his faction need to demonstrate, both to hard-line opponents and to the public, that democratic progress will bring benefits. On the other hand, reformers are helped if they also can argue that further reforms are needed to win further concessions. Burma’s judges and media still are controlled, hundreds of political prisoners have yet to be released, violence continues against ethnic minorities and fewer than one in 10 parliamentarians were chosen through free elections.

制裁を緩和する適切なペースを見つける事は困難かも知れない。Thein Seinと彼の派閥は硬派な反対者達と人々の双方に対して民主的な進展が利益をもたらすであろうと言う事を示す必要がある。他方、更なる改革が更なる譲歩を獲得する事が必要とされるのを彼らがまた主張することができるのであれば、改革者達は支援される。 ビルマの裁判官やメディアは未だ統制されているし、数百人の政治犯は未だ解放されていいないし、暴力が少数民族に対して続いていて、そして、国会議員の10分の一以下が自由な選挙を通じて選ばれた。

中程の譲歩と言う意味はその後段のような事に対してすべてをいっぺんに改革しなければならないと言うのは良くないと言う意味。だから、既存の制度とか、既得の権利とかのすべてを直ちに否定したらうまく行かないと言っている。注


But this isn’t one of the tricky calls. In April, Ms. Clinton promised “a targeted easing . . . to help accelerate economic modernization and political reform. Sanctions and prohibitions will stay in place,” the secretary vowed, “on individuals and institutions that remain on the wrong side of these historic reform efforts.

しかし、このことが困難な課題の1つではない。4月に、クリントン女史が「的を絞った緩和を約束した。...経済の近代化と政治の改革の加速を支援する為に。制裁と禁止はこうした歴史的な改革の取り組みの悪い側である個人や機関に対してそのままだ。」と国務長官は明言した。

”The state-owned oil company has been on the wrong side. Until it takes steps to shift over, the United States should show that it meant what Ms. Clinton said. Rather than give in to oil-industry arguments against leaving the field to other nations, the United States should lead those nations in insisting on transparency as a condition of investment.

「国有の石油企業は悪い側にいる。転換する為のステップを踏まない限り、アメリカ合衆国はクリントン女史が言った事を意味しているものを示すべきだ。他の国家に対して石油の現場をあきらめずに、石油産業の議論に対して屈するよりも、アメリカ合衆国は投資の条件として透明性を要求するようにこれらの諸国を指導するべきだ。

今日はこれまで。




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海野 恵一
1948年1月14日生

学歴:東京大学経済学部卒業

スウィングバイ株式会社
代表取締役社長

アクセンチュア株式会社代表取締役(2001-2002)
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