2012年09月28日

アジアの経済の奇跡は失速か。2

アジアの急成長する富にもかかわらず、その経済はまだ大いに、西側の先進経済諸国に依存している。そしてその回復がそこでは低下しているので、アジアの輸出、製造出来高、そしてGDP成長も同様な結果だ。中国は2012年に13年間で最悪の経済実績を宣言しそうだ。韓国は第2四半期にはほぼ過去3年間で最低の成長率を記録した。インドの成長は同様に急激に落ちて来ている。IMFは発展途上のアジアの経済は2012年に7.1%まで拡大するだろうと予測したが、勿論、悪くないし、しかし、2010年に記録した9.7%からの急激な落ち込みである。この景気減速はそれは少しばかりの金融緩和とその結果によるグローバルな経済回復によって、一時的であり、循環的な現象だと見なしている。問題はこの一連の変化が賃金を上昇させ、経済がより工業化して来たので、企業と国家レベルの双方に於いて、生産性による新たな利益は効率の新たな改善、技術の進歩、そしてより良い経営管理から来なければならないことだ。

We can see that in the current slowdown in the region. Despite Asia’s burgeoning wealth, its economies are still to a great degree dependent on the advanced economies of the West, and as the recovery there sags, so have Asian exports, manufacturing output and GDP growth. China is likely to post its worst economic performance in 13 years in 2012. South Korea notched its slowest growth rate in nearly three years in the second quarter. Growth in India has fallen precipitously as well. The IMF predicts the economies of developing Asia will expand by 7.1% in 2012 – not bad, of course, but a sharp drop from the 9.7% recorded in 2010. Clearly, there is a limit to how much Asia can defy the gravity of the global economy.

我々はこの地域の現在の景気減速の中にそれを見ることが出来る。アジアの急成長する富にもかかわらず、その経済はまだ大いに、西側の先進経済諸国に依存している。そしてその回復がそこでは低下しているので、アジアの輸出、製造出来高、そしてGDP成長も同様な結果だ。中国は2012年に13年間で最悪の経済実績を宣言しそうだ。韓国は第2四半期にはほぼ過去3年間で最低の成長率を記録した。インドの成長は同様に急激に落ちて来ている。IMFは発展途上のアジアの経済は2012年に7.1%まで拡大するだろうと予測したが、勿論、悪くないし、しかし、2010年に記録した9.7%からの急激な落ち込みである。明らかにアジアがグローバル経済の重力をどれほど反抗することが出来るか限界がある。

Most in Asia assume that this slowdown is a temporary, cyclical phenomenon, fixed by a bit of easy money and the eventual global recovery. That is likely accurate – to a point. A recent study by HSBC economists Frederic Neumann and Sanchita Mukherjee asks the uncomfortable questions: Is the current downturn a signal that something deeper and scarier is going on? Will the region’s billions, accustomed to rapid progress, have to get used to slower growth?

アジアの多くの人々はこの景気減速は
それは少しばかりの金融緩和とその結果によるグローバルな経済回復によって、一時的であり、循環的な現象だと見なしている。そのこと恐らく間違いはない。ー ある程度は。HSBCの経済学者であるFrederic NeumannとSanchita Mukherjeeによる最近の研究では気まずい質問をしている。:現在の景気減速は寄り深く、より恐ろしいことが進行している兆候ではないか?この地域の数十億人は急速な成長に慣れていて、よりゆっくりとした成長になれなければならないのだろうか?

Simply put, is Asia losing its mojo?
簡単に言えば、アジアは魔力を失っているのか?

The challenge Asia will face in coming years is, ironically, a result of its gains in wealth. History tells us that the richer economies become, the more difficult it is to achieve very lofty rates of growth. As Neumann and Mukherjee point out, Asia was able to accelerate growth through massive gains in productivity brought about by shifting cheap labor from farms to industry and adding in healthy doses of new technology provided by foreign investment. 

これから数年のうちにアジアが直面する挑戦は、皮肉なことに、富で得たものの結果だ。経済が豊かになればなるほど、より高い成長率を達成することはもっと困難になると言うことを歴史が我々に語っている。NeumannとMukherjeeが指摘しているように、アジアは農業から工業まで安い労働力に変え、外国投資によって提供された新しい技術の健全な投与が加わることによって、もたらされた生産性の膨大な利益を通じて、成長を加速することができた。

The problem is that as this process increases wages and economies become more industrialized, new gains in productivity have to come from improvements in efficiency, advances in technology and better management, both at a corporate and a national level. That’s not easy. Not many developing countries have successfully jumped into the ranks of the truly advanced. Those that fail get stuck in what’s called the “middle-income trap,”  in which they hit a ceiling in income levels before they reach the highest echelons of the global economy.

問題はこの一連の変化が賃金を上昇させ、経済がより工業化して来たので、企業と国家レベルの双方に於いて、生産性による新たな利益は効率の新たな改善、技術の進歩、そしてより良い経営管理から来なければならないことだ。それは容易なことではない。多くの発展途上国は本当の先進国の位置に成功裏に変化して来ている訳ではない。こうしたことが「中所得国の罠」と呼ばれるものの中から抜け出すことに失敗していて、それで彼らがグローバル経済の最も高い段階に達する前に所得水準で頭打ちになることだ。

中所得国の罠:安い労働賃金をバックに生産・輸出してきた新興国が成長するにつれて、 よりコストの低い国にその地位を奪われ成長がストップする現象を指す。

How vulnerable is Asia to falling into the ‘trap’? In their study, Neumann and Mukherjee uncovered a few worrying trends. First, they noted that growth has slowed down in Asian countries as they become richer. They charted income levels (on a purchasing power parity, or PPP, basis) versus average annual GDP growth over the past decade and found that low-income nations grew about two percentage points faster than those with high incomes. Secondly, Neumann and Mukherjee discovered that income gains in some Asian countries have already been less stellar than you’d probably expect. The two economists plotted PPP income as a share of U.S. income in 1970 and 2009. Here’s what they found:

アジアがこの「罠」にどれほど陥いりやすいのか?彼らの研究ではNeumannとMukherjeeは幾つかの心配している傾向を明らかにした。第1に彼らがより金持ちになったので、アジア諸国に於いて成長が減速して来たことを指摘した。彼らは過去10年以上にわたって平均の年間GDP成長率を比較して所得水準(購買力平価もしくはPPP基準で)を図式化した。そして、低所得国が高い所得の国よりも約2%早く成長していることがわかった。第2にNeumannとMukherjeeは幾つかのアジアの諸国での利子・配当による収入はあなたが多分期待しているよりもすでに優れてはいないことを発見した。この2人の経済学者達は1970年と2009年のアメリカの所得の割合としてpppの所得を表示した。ここに彼らが見つけたものがある。:

今日はこれまで。あっという間に金曜日だ。この週末で9月は終わりだ。もう短パンの時期は終わった。ではまた明日。


これより先はプライベートモードに設定されています。閲覧するには許可ユーザーでログインが必要です。



swingby_blog at 05:43コメント(0)トラックバック(0) 

トラックバックURL

コメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価:  顔   星
 
 
 
プロフィール

swingby_blog

プロフィール

海野 恵一
1948年1月14日生

学歴:東京大学経済学部卒業

スウィングバイ株式会社
代表取締役社長

アクセンチュア株式会社代表取締役(2001-2002)
Swingby 最新イベント情報
海野塾のイベントはFacebookのTeamSwingbyを参照ください。 またスウィングバイは以下のところに引っ越しました。 スウィングバイ株式会社 〒108-0023 東京都港区芝浦4丁目2−22東京ベイビュウ803号 Tel: 080-9558-4352 Fax: 03-3452-6690 E-mail: clyde.unno@swingby.jp Facebook: https://www.facebook.com/clyde.unno 海野塾: https://www.facebook.com TeamSwingby
講演・メディア出演

最新記事
月別アーカイブ
Recent Comments
記事検索
ご訪問者数
  • 今日:
  • 累計:

   ご訪問ありがとうございます。


社長ブログ ブログランキングへ
メールマガジン登録
最新のセミナー情報を配信します。
登録はこちらのフォームから↓