2008年07月

2008年07月31日

今日は8時から経営会議なので、ブログはあとになるね.

今朝は昨日の食べ過ぎのため、朝は調子がいまいち.潮風公園のトイレを借りました.こののトイレはきれいで、たまたま洋式トイレの紙がなくなっていましたが、とても奇麗です.日本は最近こう言うトイレが増えました.旅順の東鷄冠山のトイレも最近きれいになりましたので、これはオリンピックのせいかも知れませんが、いいことです。それと今朝は練習している駐車場に自家用車が一台も無かったのは久しぶりで、気持ちよく練習できました.ブレーキターンの練習で、転倒しましたが、大したこともありませんでした.

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2008年07月30日

昨日は途中で終わっちゃった。今朝もメールが多く、遅くなってしまった.

三菱東京UFJの谷越からメールがきて、本を読んで、これからは「心の時代」が来るんではないかと言っていた.ちょっと大げさだけど、ものの時代は終わったような気がする.環境技術とか電気自動車だけではやはり日本は繁栄しないと言う事かも知れない.昨日の議論で、日本が生き残る方法みたいな事をかいたが、その前提として、中国人との共生があるんです。これがないと、日本人の心を外国人に伝える方法を体得できない.これは言葉の問題ではないように思う.

36計にしても四書5経にしてもかって、日本人が勉強して来た事だ.これは人間としての心の問題かも知れない.日本の歴史は日本人の精神の軸だと思う.なぜ日露戦争に勝ったのかと言う事が日本人の精神のよりどころになってしかるべきだ.誰もそんな事を思っている人はいないだろうが.これらは言語の問題ではなく、精神の問題で、谷越が言う、「心の時代」かもしれない。いままで、日本人が戦後おろそかにして来た事だ.

今のビジネスでの日本人は総じて行動が遅いと言えそうだ.それは本人だけの問題でもない。まわりがそうさせているところもある.チャレンジ精神も環境がそうさせているのかも知れない.中国は企業が新しいので、会社のしがらみがまだできていない.ルールも確立していない.だから何でも早いといえる。この若い中国と歴史ある中国人から日本人がアジアに世界に会話して行くための方便を学ぶと言う事が一番手っ取り早くはないだろうか.

確かに歴史を見ても、この中国人と仲良くやる事は至難ではある.この至難な課題を一つずつ乗り越えて行くしかないように思う.こう言う事を今まで日本人は迂回して来た。だから、手を付けていない.それが今後の大きな障壁になると思う.わたくしの会社はその解決の触媒として産まれた.BPOはその手段だ.他にもいろいろ手段はあるだろうが、これが一番手っ取り早い.金もかからない.リスクもない.時間も早い.システム構築3年.BPO3ヶ月。この違いだ.最近は本社がBPOと言う言葉に敏感になって、システム構築のような動きを鈍重にして考え始めているが、馬鹿げた事だ.直ぐにやるべきだ.しかも小さく.

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2008年07月29日

今朝は台場の潮風公園は車が一杯。夏はみんな朝が早いねえ.ここは釣りのスポットのようだ.

一台はスモールランプがついていたけど、連絡しようがなかった.バッテリーがダメだね.帰れないので、かわいそう。いよいよ7月ももう終わりそうだな.隅田川の花火も終わったし.今週の週末はスケートの城南島公園での大パーティだ.これが終わると毎年秋の始まりなんだな.秋は寂しい季節だ.日がだんだん短くなるからね.荒川土手のすすきの中をスケートするのは最高だけどね.こう言う経験は一生の間、100回経験できない.あと何回出来るんだろうかといつも思うよ.

昨日は東レ経済研究所の佐々木社長と久しぶりに昼食をした.話は日本のグローバルになった。IBMの役員の方がその件で、アメリカから調査に来るそうだ.どこの企業を回っても彼女が満足できる回答が得られないと言っていた.どういう回答を求めているのかは彼もわからないと言った.今週も木曜日に彼が会うと言うので、私も同席することになった.彼女が何を求めているのかが興味津々だ.

日本人のグローバルには何点かポイントがあると思う.まず日本人は戦後マッカーサーの策略だと思うが、日本人が絶対に英語を理解できないようにした.未だに日本の英語教育の教師の10%しか英語が話せない.こんな国は世界何処にも無い.第2に戦後日本は日本の歴史を捨ててしまった.漢文の素養と教育勅語も。これで、日本人はその精神の支えを捨ててしまった.この2点が日本の現在の最大の欠点だ.

日本人が英語を話せるようにする事は至難だ.住友化学のように課長以上は英語が話せるというのは例外だ.米倉さんのすごさだね.これは諦めた方が言いかも知れない.10年先の若者にも期待できない.日本の文部科学省が惰弱だからだ。教育に期待できないと言う事だ.英語が話せなくても、日本語でも海外の情報は入手する方法はある.英語を翻訳した雑誌を読めば良い.ニューズウィークとかだ。

国際会議では言葉だけの問題ではないのだが、日本人の鎖国精神と交渉能力の無い国民性とが国際会議での発言を不可能にしている.環境課題を対応できる国は日本が一番なのに、リードできない.一体どうすれば良いか.人前にたてないのであれば、環境技術を世に出すために努力すれば良い.ひたむきに電気自動車、風力発電、太陽光発電、ハイブリッド技術、ナノ技術を世に問うて行けば良い.そのうちに世界が再び日本を評価する.

課題は世界の情報音痴になってはいけないと言う事だ.メタミドボスの餃子のように中国製品を輸入しないと言う国民の大合唱は世界の鼻つまみだ.そうではなくて、そう言った商品が製造されないように品質管理をしっかりする事だ.最近、中国が野菜を日本に輸出しないと言う話を聞いた。日本があまりにも唯我独尊的に中国の野菜を非難するからだ.日本は日本の野菜だけでは生きて行けない事を認識しなければならない.世界の人たちと仲良くして行かなければならない.日米戦争がかってあったが、その経緯はこうした日本の独善的なところもその一因だと思う.ダボス会議も洞爺湖サミットも福田さんの言っている事は悪くない.悪いのは世界の状況を知らない国民だ.その国民が福田さんを批判している.新聞は世界の論調とは違っている.日本政府は福田さんの意見を根回ししていない.だから、中国、インドがセクター別アプローチに反対した.

日本が正しい事を正しいと世界に言っても、きちんと説明したり、根回しが出来ないから、世界からはじかれる.

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2008年07月28日

昨日はバイクのタイヤのワイヤーが出て来たので、換えに行った.2時間で換えてくれた.今回は早すぎ.

バイクのタイヤは今まで、2ヶ月に一度だったが、今度は3ヶ月になった.ハングオフの走りに変えたら、タイヤの減りが少なくなった.倒し込みが足り無いせいだと思う.タイヤのせいもあるかも知れない.ただ、マフラーを擦らなくなったのも事実だ.膝スリはもう2週間もしていない.擦らなくなった.朝早いので、公道でもハングオフの練習はしている.

ところで、BPOのことで、少し話がしたい.我々のやり方は中国人を日本に呼んで、1ヶ月から3ヶ月の研修をしてから、その引き継ぎが終わって大連で仕事始める.開始は5人から10人が最初は適当だ.データエントリーの場合にはもっと短い.日本に来る必要も無い.この際に我々の考え方はコスト削減ではあるんだけれども、それはBY-PRODUCTで、本当の狙いは中国人を利用した、本社の国際化にある.ここの国際化は我が社の特色で、こう言うことを言う企業が将来出てくるだろうが、今のところは無い.

一方で、もう2つのBPOがある.これが一般的だ.一つは場所と設備と人を貸す商売である.人の場合には採用コストに特定のマージンを乗せて、顧客に提供する.いわゆる不動産業の延長である。中身のBPOには多少の関与はするが、高度なレベルのサポートは出来ない.いままで、中国で、ITOとか中国人を熟知している企業の場合にはこうしたところに依頼する事が可能だと思う.

もう一つはデータエントリーが中心で、コスト削減がその目的である.これが大連では主流である.多少高度な事はしているが、そう多くはない.受注するコストも安く、従事する中国人も学歴のレベルは低い.低次レベルの仕事がだんだん高度な仕事に移行することはない.そこのところが今後の課題だ.一方で、優秀な人材を確保しても、それなりのレベルの仕事に従事させないと、辞めてしまう.人材の管理は今後の大きな課題だ.

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2008年07月25日

今日は初代の専務の都祭が遊びにくる.

昨日は朝時間があったので、一杯かけました。起床は今朝も4時半なのでかきますね。今日は日本人の信頼と中国人の信頼について話をしましょう.日本人の信頼はよく「30年築いて来た。」とか「今までの信頼関係のやり方で中国人も信頼してくれる.」といって、失敗しています.どうしてでしょうか。「精一杯相手に示せばかならず信頼してもらえる.」と言う事は中国人には無いんです.なぜでしょうか。この背景には日本人には一価値観、一つの文化が日本にはありますが、中国にはそういった共通の価値観と言うものが無いんです.

彼らの信頼とは「家族」「同郷」「学閥」関係が最も築きやすいといえます。「家族閥」は強烈で、3代も4代もさかのぼっても絶対的に有効です.無条件の信頼があり、ビジネスをしても、値引き交渉は全くと言っていい程ありません.賄賂の概念もありません.家族ですから、金の融通は当たり前です.国土が広いので、家族を大事にします.最も信頼できる組織だからです.

もう一つこれとは違った信頼関係の例があります.大連のいつも行っているお茶屋です.もう40回以上になります.最初の10回は大連研修の都度、値引き交渉をしていました.そのあとは値引き交渉をするのを止めました.そのあとの10回はおまけをくれました.その後はおまけもくれなくなりました.言った値段をその通り払うだけになりました.そのビルは朝鮮館で、朝鮮族の人たちがものを売ったり、骨董品を売っています.そこの2階に「クマの胆嚢」を売っている店があり、そこでも何度かそれを買っていたんですが、彼にいったら、仕入れ値で買ってくれました.日本ではあり得ないんですね.売る方も、紹介する方もいくらかのマージンはとるもんです.彼らは全くとらなかった.

彼との関係は家族、同郷、学閥でもないんです.自然と家族的な信頼が出来てしまった.彼が結婚した時にも結婚祝いをあげました.彼の交友の範囲であれば、家族扱いをしてくれます.毎月大連研修のバスの運転手も50回になりますが、この劉さんも同じです.彼の友人の骨董の店に時々行きますが、25000円のポスターは一万円です.もう5年になります.彼も私を絶対的に信頼しています.

この2つの例に共通するのは信頼を得るには時間がかかったと言う事です.お互いの性格、考え方、行動パターンを理解してこいつならやって行けると思ったら、信用しだすのでしょうか.日本人の信用を得るまでの期間が長いのかもしれません.国が広いから、価値観が違う.違う価値観の人を信用するためには相当の期間つきあって行かないと信用しないと言う事なんでしょうね.

先日、本当に信頼できるのは家族閥だけですよねっていったら、そこで会議をしていた会社の方はどうしようって顔をしていましたが、よく考えますとこう言う事なのですね.先般は失礼しました.要は中国はいろいろな価値観の人がいるから容易には人を信用できないって言う事でしょうか.半年間で、老朋友とか竹馬の友なんて事はあり得ないと言う事です.そうはいってもこの手合いでうまくいかない人はいっぱいいるんです.何度言っても特に年寄りだめですね.「いままでの信頼のやり方でいけば絶対に大丈夫。」って言う事を聞かない。

もちろん、どんなにつきあっても信用できないって言う人は五万といますから、そう言う人は早めに縁を切ると言う事は日本も同じですが.最近はこう言う手合いも結構多いので、困りますね.

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2008年07月24日

昨日は1日外だったけど、暑くて倒れそうだった.ほんとうだよ。今日もだ.まいったなあ。

BPOを誤解している企業がほとんどですね.

トップが決断しないと、、、、
本社の承認をとらないと、、、、
業務の整理から検討しないと、、、、
いまシステム導入中だから、、、、、
予算が無いので、、、、、
BPOをすれば業務の統合が出来る、、、、

これみんなまちがいです。BPOを導入するかしないかはトップの決断ではないんです.10人分の仕事を大連に持って行っても高々200万円ぐらいです.それに200万円のコスト削減が副産物に出てきます.これはトップでもないし、役員でもない.部長でも課長でもないんです.決済はスタッフがすれば良い事なんです.トップが関与するのはこのBPOを会社のグローバル化に利用するかしないかですし、また、組織革新を考えるかどうかです.やる事の違いは単純作業に徹して、安い中国人にするのか、優秀な中国人にするのかの違いだけです.

単純作業だけしかださないから、中国人は低学歴で安ければ安い方が良い.と言う企業がありますが、これは間違いです.けっして、中国での作業効率は上がりません.また、よく本社の承認と言いますが、承認を待っているだけで、3年かかるケースが良くありました.そう言うレベルのものではないんです.たかだか、数人の仕事の合理化です。効果は全社に及びますが、着手は数人だけです.本社決済のわけがありませんん。BPOというとホットなので、本社が過敏になっているだけです.だから、待てと言うんです.

本社はついでにいろんな事をしようとします.だから3年なんです.本当はBPOだけは明日から着手するべきなんです.システムとか組織は関係ないんですが、問題の現象面から着手しようとするとそうなってしまう.そこが問題の解決の着手点ではないんです.根源は人材そのものにあります。そこに気がついていないし、今迄はその解決の方法手段が見つからなかった.

いろんな事の中に「業務の整理」があります。業務フローを整理して、業務分掌をきちんとして、、、、これも意味が無いですね.まるで、コンサルティングの仕事みたいですよ.BPOはそう言う事は必要ない.「田中さん」の仕事を「劉さん」、「鈴木さん」の仕事を「陳さん」に引き継ぎんですね.その前に「田中さん」とか「鈴木さん」の仕事が中国に持って行けるかの検討はしますが、コンサルタントのような大それた事はしないんです.「劉さん」『陳さん」に引き継げば良いんです.彼ら、彼女たちはアメリカ人と一緒で、仕事の仕方が、日本人とは違います.

きちんと責任権限がはっきりしないと仕事をしません.ですから日本人のように曖昧に仕事の分担を決めるようなことはないんです.明快に、フローをかいて、仕事の役割を自分で決めます.そうしないと彼らの給与すら安定しないことになるからです.日本人であれば、そう言う事は曖昧にしてしまいますから、サービスする領域がどんどん増えてしまうんです.中国人に任せれば、30%の工数が削減できると言う事はそう言う事なんです.引き継ぎ仕事の内容にもよりますが、1ヶ月から3ヶ月ぐらいでしょうか。

システムの導入と組織の見直しとBPOは全く関係ありません.移行自体はただ持って行くだけですし、場所が日本から中国に行くだけです.あとは何も変わらないんですね.問題が大きければ、戻せば良いんです.移行のコストもたかが知れています.結果として、コストも下がるし、本社のグローバル化を意識すればそれが進展すると言う事なんです.ただ、課題はあります。中国人ですから、それなら、自分でやろうと言うわけにはいかないと言う事です.

中国人は日本人と多くの点で違います.ですから、いままで、合弁、提携がうまくいかなかったんです.BPOならうまくいく可能性が大きいと言う事ですが、100%うまくいくとは限りません.文化、価値観の違いは大きいと言う事です.そこのところに認識は大事です.まず、「あうん」がない。「そんな事ぐらいわかっているだろう。」と言う前提は通じないと言う事です.そもそもそう言う事が日本人がアジアで異質だと言うことになっているんです.

この部分はお金では表現できない面倒な部分ですが、それが日本の今の最大の経営課題です.日本語だけの世界にいるとビジネスの管理コストは合理的ですから、きわめて安い.ところが日本人独特の信頼関係が外国人とのビジネスコストをアップしているんです.今迄は製品を海外で製造するだけであれば、日本で作るのと管理の仕方は一緒であったので、問題は起きなかった.今は違います.会社をもっとグローバルにしないと中国で販売が出来ない.ですから、そのためには会社の価値観、文化を変えないと中国人と商売できない.

一方で、ニホンでも中国でも関係会社がいっぱいあって、その業務統合にはなしがホットですが、この件とBPOは全く関係ないんですが、結びつけようとする人がいっぱいいるんですが、理解できません.BPOはただたんに、仕事を日本から、中国に持って行くだけなんです.しかも10人持って行ってもたかが200万円です.20億ではありません.そこの感覚がずれているんです.勿論持って行くためのコストはかかります。ですが、それも数千万円の話です.

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プロフィール

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プロフィール

海野 恵一
1948年1月14日生

学歴:東京大学経済学部卒業

スウィングバイ株式会社
代表取締役社長

アクセンチュア株式会社代表取締役(2001-2002)
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海野塾のイベントはFacebookのTeamSwingbyを参照ください。 またスウィングバイは以下のところに引っ越しました。 スウィングバイ株式会社 〒108-0023 東京都港区芝浦4丁目2−22東京ベイビュウ803号 Tel: 080-9558-4352 Fax: 03-3452-6690 E-mail: clyde.unno@swingby.jp Facebook: https://www.facebook.com/clyde.unno 海野塾: https://www.facebook.com TeamSwingby
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