2009年12月

2009年12月31日

Google is the Media / Internet / God2

シナリオ2と3だ。4は明日にしよう。

シナリオ2 Googleはインターネットだ。

Googleの将来を想像して,ここに、シナリオ2がある。(2015年頃)無料のWi-Fi、ウェブの高速バージョン、Googleブラウザーそして、Cubeが技術の景観と我々の言語を変革してしまう。

Google が Silicon Valleyに専ら所属するようになってから久しい。2003年頃から弁護士たちは「グーグルする」と言う動詞を使うかどうか戦っていた。1 しかし、過 去10年の間に、特に1,000年祭の後に生まれた世代の間ではこの単語は"Internet," "computer,"  "phone call." と互換性を持つようになった。「あなたはGoogleであの映画を見たか?」とか「あなたのGoogleを借りても良い?」とか「今週中に後で,あなたの Googleをかして。」とか。これは単なる言葉の怠惰からではない。多くの日々の目的のために、Googleは技術の基盤,コミュニケーション・ネット ワーク、そしてインターネットそれ自身になってしまったのである。

誰でもがどこからでもアクセスできるGoogleNet 2 は世界中のすべての主要都市センターをカバーし,無料の無線のアクセス,携帯電話サービス,ターゲット化した地域への広告が出来,(2007年のSan Franciscoでの実験の成功から始まった。)このネットは氷山のほんの一角でしかない。2000年代の初めから、Googleは今まで使っていなかった光ファイバーケーブル、いわゆる黒いファイバーを数千マイル分も買い集めた。そして、無数のサーバーファームを作り,数十億の爬行物体(絶えずウェブを読みに行く自動プログラム)を送り出し,適期的に,---始めは毎週、そして毎日、今は毎分、ウェブ上のすべての検索可能な情報の新しいものを格納して行く。

ウェブ自体はのろまなので,結果的にはGoogleのウェブのコピーを利用した方が遥かに早くて容易になった。なぜGbrowserを2008年に発表し、離陸したのかの理由である。(ドメイン名は2004年に登録していた。)Microsoftのもう今は存在しないインターネット・エクスプローラーとは違って,Googleのウェブバージョンに優先アクセスを行う。Gbrowserはたくさんの新しい機能を持っていて,手数料の要らない少額支払いシス テムはPayPalの座を奪い,(Google Baseの中の仮想店舗と結びついて,)結局はかっては強力であったオークションサイトのeBayを破産の淵に追いやってしまった。

しかし、Gbrowserの本当の特質はOSを意味のないものにすることであった。3 今日、殆どの人は彼等のコンピューターがWindows, Linux, Mac OSかどうかは知らないか、気にしていない。それは配線の一部でしかない。Gbrowserはあなたがコンピューターを使うためにすべてのものをまさに扱うのであり,特に,GoogleがリナックスベースのOpenOfficeソフトウェアを採用に、それをセットにして以来尚更であった。このことが Googleの違法の独占かどうかの司法省の調査が5年前に解決したので,Microsoftから問責されることはもうないので,更に前進することが出来た。

その上,文句の言う消費者はいない。ぞっとするような顧客サービスとか昔のテレコムのローミングチャージを覚えている人はもういないので,Google電話を手放す人はいない。

ローミング roaming携帯電話やインターネット接続サービスなどを、その通信事業者のサービス範囲外の場所においても、他の事業者の設備を通じて利用できるようにすること。海外で利用できるものを国際ローミング、またはグローバルローミングという。

そして、2010年のGoogle Cube 4 -- AOLがかって無償で配布していたCDのように、無償で,広い範囲に配布した小さなサーバーのこと -- は各家庭では必須のアイテムとなり,TV、ステレオ、温度自動調節器、あまり大胆な料理でないのためのオーブンもそうである。若い世代の間では,更にもう一つの新しい言葉がはやってくる。あなたはまだ夕食をグーグルしていないの?

注:
1 「グーグルするかそれともグーグルしないか?」Jason Kottke, kottke.org, Feb 26, 2003.
2 「Wi-FI無料? GoogleNetを使え。」Om Malik, Business 2.0, September 2005
3 「The Google Browser」kottke.org, Aug. 24, 2004
4 「The Google Box: 一度に,4オンス(113グラム)が世界を取り込む。」Robert X. Cringely, pbs.org/cringely/archive, Nov. 24, 2005


シナリオ3 Googleは死んだ。

ここにシナリオ3がある。(2025年頃)かって強力であった検索エンジンはプライバシー侵害、オプティマイザ、Microsoftの犠牲となる。

オプティマイザとは、ハードウェア・ソフトウェアがより効率よく動作するよう、プログラム設計などを調整するソフトウェアや、ソフトウェアの持つそのような機能。

それは15年前だったが,Gooogleが支配的な勢力の中にあった時に,その凋落の種はまかれていた。この企業の2005年のAOLとの取引で,以前、
spartan検索サイトと呼ばれていたところに、評判の良くないグラフィックの重たいバナー広告を紹介したからだけではなく,この年に検索エンジン・オプティマイザ(SEO)が厄介者になった。1 

オプティマイザは無料で,googleのページランクに対して,あなたのウェブサイトが如何に重要であるかのように手を加えることが出来る。このページランクがいわば,主要な大学のホームページをハイジャックし,あなたのサイトにリンクを張っているからである。

ページランク (PageRank) とは、ウェブページの重要度を決定するためのアルゴリズムであり、検索エンジングーグルにおいて、検索語に対する適切な結果を得るために用いられている中心的な技術。

Googleのトップ技術者と検索エンジン・オプティマイザとの間の巨大な闘争にもかかわらず、数年のうちに,人気のある検索結果の多くは見当違いの(かろうじて識字できた)コマーシャルとかポルノのサイトで動きがとれなくなってしまった。その間,実質的にはMicrosoftのMSN検索で結果をオプチマイズしようとする人は誰もいなくなってしまい、この検索は検索エンジン・オプティマイザの探知機能より遥かに下のレベルの改善の余地しかなかった。

検索の品質が悪化すれば,Googleの広告ビジネスも同様に悪化する。オンライン広告の市場はMicrosoft CEO Steve Ballmer以外の誰もが予測した以上にかなり下降して行った。Ballmerが2008年にとった最も賢明な行動はSnap.comという会社の買収であった。Googleではユーザーが広告にクリックする都度広告主は支払う。Snapではユーザーがクリックした後で,商品を買ったり,アンケー トに答えたりするような何か有益なことをしてくれた時だけ支払う。2

Googleは負けずに頑張って,PageRankを調整し続け,長期的な賭けを2倍にして来た。この戦略はうまく行かなかった。というのは不満のある精神異常の元社員がこの企業のイントラネットをハックして,San Francisco Bay Areaの女性に対してストーキングを始めた。彼女等のGoogle IDから拾い集めたその習性情報を使って。3

このストーカーが2017年に有罪判決を受けた後,彼の犠牲者はGoogleを相手取って訴訟を起こした。この訴訟は世界中の話題となった。その翌月,プライバシー擁護派と市民の自由団体は2004年以来のGmailの立ち入ったデータ収集について不満を持っていたが,ついに,議会での公聴会に出た。それからは 司法省がGoogleにたいして、2つの調査を始めた。一つは反トラスト法の侵犯であり,もう一つはクリック詐欺の以前の申し立てであった。(やり方の汚い競合企業が広告を繰り返しクリックするプログラムを開発し,広告主により多くの金を負担させるものであった。)5

一夜にして,Googleの注意深く,巧妙に作り上げた、「不正はしない。」と言うイメージは決定的に色あせてしまった。Microsoft自身は Googleが優勢になる前までは競業の独占企業であったが,いまや、皮肉的ではあるが,より信用できる企業としてみられるようになった。MSNがよりよい検索エンジンとして見られるようになり,Microsoftの広告がメッセージを届けるより良い手段となった。遺伝子加工をした医薬とかプロテインの製造の新しいビジネスの試みはGoogleブランドを救うことは出来なかった。

この年,検索エンジンの会社の頭脳集団はとっくに逃げて行ってしまっていたが,この企業はmicrosoftに買収された。一株あたりの株価は25ドル で,Googleの歴史的に高かった時の5%以下であった。しかしながら、アナリストからはGoogleの痛烈な500億ドルの債務があるので、「極めて 寛大だ。」と評価された。企業の資産の多くはオークションで既に売却されていたので,多くの人々は単に歴史的な他人の不幸を喜ぶことによって,Redmondの競合はやる気が出ただけだと信じている。

Redmond:未だに世界征服が可能であることを信じている連中が、その企みを達成すべく活動する本拠地がある場所

注:
1 「あなたの検索エンジンの点火装置をショートさせてエンジンを動かせ。」Newsweek, Dec. 19, 2005
2 「クリック詐欺と戦うSnap.com計画」Associated Press online, July 19, 2005
3 「映画の中だけか?プライバシー・シナリオ」John Battelle's Searchblog, Dec. 3, 2005
4 30の主要なプライバシー擁護派からGoogleに宛てた2004年4月の抗議レターで,Gmailを止めろと要求してる。www.privacyrights.org/ar/GmailLetter.htm#letter
5 2005年6月のクリック詐欺の申し立てによるGoogleに対するクリック防衛訴訟

今日はここまで,続きは元旦の朝。

続きを読む

swingby_blog at 21:33コメント(0)トラックバック(0) 

Google is the Media / Internet / God

年が明けないうちに,ウィキペディアのGoogleを終わらせることが出来た。大晦日の今日からGoogleの未来がどうなるかを論じた論文を翻訳する。なかなか面白い内容で,考えさせられる。情報化社会がどうなるのかの一つの近未来像だ。地政学的視点から見ると,アメリカの覇権がGoogleの覇権としてよみがえると言う構図になりそうだ。ここでの著者はその前にアメリカの政府につぶされてしまうのではないかと懸念している。さて、どうなるのか。この正月はぜひこの Googleを勉強して、一緒に考えよう。日本をどうするのかもこのシナリオの中で考えてみたい。うまい具合に正月にふさわしいテーマにたどり着いた。では始めよう。

Google is the Media / Internet / God

Business2.0の最新号(2006年1月31日)でgoogleの4つの可能な将来像について,大変興味ある見解を特集した。

Business2.0: 企業家Chris Anderson、ForbesやWiredの編集に関わった経歴を持つジャーナリストJames Dalyらが1998年に創刊。数々の受賞歴を持つ実力派ビジネス誌。テクノロジーとビジネスの相互作用に着目、ネットを中心とした次世代ビジネスチャン スに重点を置いた内容。歴代の偉大な経営者たちに敬意を払いながらも、未来に繋がる新しい経済・ビジネス戦略を提案。

シナリオ1 Googleはメディアだ。
シナリオ2 Googleはインターネットだ。
シナリオ3 Googleは死んだ。
シナリオ4 Googleは神だ。

さて、あなたならどれを買うか?私はどちらかと言えば,第一番目のシナリオかな。Googleが強い影響力を増大し続ける確率がかなり高いと思う。我々の日々の検索に対する重要性があるからだ。何かがどこにあるかを思い出すよりかはGoogleの中で、何かを探した方がより簡単だ。そして、もし他のシナリオが巨大なグーグルに当てはまることを以前に予測していたのであれば,私はグーグルが電子メディアのすべての種類を支配していると言うことが容易に理解できる。近年、 すべてにメディアが基本的に電子メディアであるが。

他のシナリオももっともらしいが,それらは真実からあまりにも飛びすぎている。特に,Googleが神になると言うのは。しかしながら、かもしれないという興味をそそるが。

勿論,Business 2.0が焦点を当てていなかった、よりありそうなシナリオはGoogleがあまりに力を持ってしまうと司法省によってつぶされる危険性が高まると言うことである。考えてみてくれ。Googleはこの数年で,技術と文化のすべてにわたった影響力に於いて,Microsoftを容易に失墜させることが出来る。

そして、我々は既にGoogleにたいする最近の訴訟で、Googleの業務の中に政府が侵入してくるのを見ている。「アメリカのもしそうでないならと言 うページ」(政府の公報ページかなんかだとおもう。税金の問い合わせとかの質問に答えるページかなにか。私注)からの検索の阻止についてである。

BrinとSchmidtはこうした敏感な衝突を極めて巧みに扱ているが、 やがて,彼等は明らかに,大きな考え方において,政府と衝突するであろう。Googleは明らかに悪人ではないが,Micorosoftのように、彼等の やり方に於いて,傲慢になるかもしれないと言うことを我々誰もが知っている。(私は未だに,私の個人情報についてGoogleを信じているが、 Microsoftを信じていない。何がそう言わせるのかわからないが?)

それゆえ、最初のシナリオが最もありそうだと思うが,完全にそれがおこる前に政府が間違いなく,「私の」googleに踏み込んで来て,ぶち壊してしまうだろう。

それではそれぞれのシナリオを見て行こう。

シナリオ1 Googleはメディアだ。

Googleの将来を想像して,ここに、シナリオ1がある。(2025年頃)Googleテレビ,Google携帯電話、e-paperの普及が激動の時代を作り上げた。

2002年に,Google Newsが発表されたが,これがこの企業の最初のメディア総合サイトの始まりだと言う人がいる。2007年に完成したGoogle Book Searchを指してそう言う人もいる。これは出版業界から不正行為だと言う叫びにもかかわらずである。1 

しかし、これらはちょっとした試走である。Googleは2008年にメディア支配に向けて最初の本当の一歩を踏み出した。無名のケーブル・ネットワークを30億ドルで買収し,Googleテレビとして、転換した。2

この企業が何年もの間、蓄えて来たビデオ・コンテンツのライブラリーは現在,遠隔操作で,検索できる。見る人はテレビの過去の履歴から好きな番組を選ぶことが出来る。見返りとして彼等がしなければならないのはそれぞれの番組を見る前に一つのコマーチャルを最後まで見てもらうことだ。そして、その広告が適切 かどうか彼等のリモコンで投票してもらうことだ。

見る人はGoogle ID--Gmailとかほかのプレミアムサービスで利用したものと同じもの--を入力しなければならないので,この企業は既に彼等の検索したり,サーフィンしたりする癖の履歴を十分に持っている。3

もしあなたが,eBayで車を探して,多くの時間を使えば,たとえば、あなたが次に,Googleテレビを見るときには車の広告がでてくる。それぞれ広告の収入の70-80%はコンテンツのプロバイダーのところに行く。彼等は同様にウェブ上にビジネスを持っている。

Googleテレビの内容はすぐにヒットする商品であった。広告する人,版権の所有者、ケーブルテレビの顧客すべてが更なる商品をと騒ぎ立てた。(最初の犠牲者の一つはTiVoと言う会社であった。この会社はハードディスクでのTV録画サービス企業であったが,Googleの膨大な遠隔保管庫がそれを不必要にしてしまった。)検索、広告そしてGoogleテレビ・スケジュールは毎月より適切になっていった。顧客はそれに満足した。Googleモバイルは2009年にそれに続いた。携帯電話にたいして、同様のサービスを無料にした。そして、2011年にダムが決壊した。それはE Ink and Siemensが電子ペーパーを大量生産を始めた時であった。4 

2018年までには電子ペーパーのコストは紙のコストに近くなり,Googleはすべてのメディアの媒体を電子ペーパー,居間の壁にかかっている電子壁紙, 薄い携帯電話に無線で配信し始めた。しばらくはメディア企業はGoogleのとどまるところを知らない広告収入の寛大な分け前に満足していた。しかし、新し い大量のコンテンツ制作者が出現して来た。物語とか映画がどっちみちGoogleに収束してしまうのであれば,なぜ New York TimesとかParamountが必要なのかを理解しない人たちの出現であった。5 

そこで、この企業はすべてのライターとアーティストに極めて一般的な保証をし,彼等の作品にはGoogleによっていっさい手を加えないと言うことを提示した。(しかし、顧客が彼らが好きなように編集したり、ミキシングすることは自由であることを付け加えたが。)

2020年になると、2人のGoolgeをベースとした著者が報道とフィクションでピュリッツアー賞をとり、Googleがスポンサーしているバンドがグラミー賞を取り,Googleの監督が映画の最高賞としてオスカーをさらった。殆ど一夜にして,New YorkとLos Angelesはメディアの世界で,彼等の地盤を失ってしまった。才能のために,---そして大統領候補の資金調達のために、 Mountain Viewがその新たな場所になった。

注:
1Google Book Searchに対する訴訟は続いている。
2 「次の最先端:Googleがテレビの領域への進出に目を向けている。」Advertising Age, Oct. 31, 2005
3 「検索」John Battelle, 2005
4 E Inkが2005年10月に始めてタブレットサイズの電子ペーパー・ディスプレーをデモした。
5 Danny Sullivan, editor, SearchEngineWatch

これで今朝の文は終わりで,今日は大晦日なので,この夕方にもう一回配信する。それで、多分、この翻訳は終了し,また新たなものを探す。こう読んで行くとなるほどと思う。これ以降もそれなりに実現性があって面白い。世界は間違いなく変わって行きそうだ。コミュニケーションとネゴシエーションがグローバリゼーションの主要なキーであると言って来たが,この情報もキーのようだ。アフガニスタンの戦争どころではなくなってきそうだ。ではまた後で。
続きを読む

swingby_blog at 07:47コメント(0)トラックバック(0) 

2009年12月30日

Google5




さあ、今日でこのウィキペディアのGoogleは終わりだ。まだ、結構あるが,終えてしまおう。

新しいアイデアのための休憩

モチベーションの手法として,すべてのGoogleのエンジニアは彼等の作業時間のうちの20%、すなわち週の一日を関心のあるプロジェクトに時間を使うように奨励されている。いくつかのGoogleのサービスである、 Gmail, Google News, Orkut, AdSenseはこうした自主的な努力から生まれた。検索製品とユーザー・エクスペリエンスの副社長であるMarissa Mayerは Stanford Universityでの講演で,彼女の分析によると新製品の50%はこの20%の時間から生まれていると言う。

イースター・エッグとエープリル・フールのジョーク

イー スター・エッグ(Easter egg)は、コンピュータのソフトウェア・書籍・CDなどに隠されていて、本来の機能・目的とは無関係であるメッセージや画面の総称。ユーモアの一種。 多くの場合、企画・開発スタッフの一覧などが隠されているが、ゲームなどの場合もある。アニメーションや音楽を伴って表示されることもある。

イースター・エッグのほとんどは普通の操作では出現しないものであり、イースター・エッグを何のヒントもなしに発見するのはきわめて困難である。 たとえば、Windows 98では、日付と時間の設定で表示される世界地図上でカイロやメンフィス(Windowsシリーズの開発コードネーム名)を順番にマウスで示すことによっ てスタッフロールが表示されるというイースター・エッグがある。ja.wikipedia.org/wiki/イースター・エッグ_(コンピュータ)

Googleはエープリル・フールにジョークを作る習慣がある。Google MentalPlex「人の頭の検索システム」のように、噂によれば,これはウェブを検索することによって,心のパワーを利用する機能であるというように。2002年に彼等は鳩が成長する検索エンジンの背後にある秘密だと主張した。 (http://www.google.com/technology /pigeonrank.html)2004年には Google Lunarを特集し,月で仕事をすると言った。(http://www.google.com/jobs/lunar_job.html)2005年にはGoogle Gulpと言う偽の頭を良くする飲料を発表した。2006年には Google Romance「恋人検索システム」を造り出し,2007年には2つのジョークを発表した。一つ目はGoogle TiSPで、これは自動でインストールされる無料の家庭用ワイヤレス・ブロードバンド・サービスだ。これはトイレに光ファーバーのケーブルを流し、一時間待つと「配管ハードウェア配線係」がインターネットに繋げてくれると言う。加えて,GmailはGoogle Paperを発表し,これはGmailを紙にプリントアウトして送ってくれるサービスだ。

Googleサービスにはたくさんのイースター・エッグがある。たとえば、言語ツールページには Swedish ChefのBork bork bork、Pig Latin、Hacker(実際にはleetspeak)、 Elmer FuddKlingonがでている。

Swedish Chefはその名前の人形劇があり,「Bork, bork, bork !」(bork=メディアを通じた攻撃)は意味不明の言葉。Pig Latinは日本語版だと「なんちゃってラテン語」と言っていて,これもHacker、Elmer Fuddと一緒で,造語の類いで、ジョーク。(私注)

leetspeak:Leet(リート、1337、l33t)は、主に英語圏のパソコン通信や、インターネットの電子掲示板などで使われるラテン文字の表記法である。"Leet" は、"elite" (エリート)が "eleet" に変化し、さらに語頭の e がとれてできた俗語である。日本では「ハッカー語」と呼ばれることがある。

Klingon:クリンゴン語(tlhlngan Hol)は、SFテレビドラマ『スター・トレック』シリーズに登場する架空の宇宙人、クリンゴン人が使用する架空の言語である。言語学者のマーク・オクランドが「異星人らしく」なるよう慎重に作ったもので、OVS型語順など多数の変わった特徴がある。ま ずスタートレックの出演俳優であるジェームズ・ドゥーアンが映画『スタートレック』のために、基本音素(と少数の単語)を考案した。それ以前には、テレビ シリーズのエピソード中にクリンゴン人が登場しても全て英語で会話しており、この映画で初めてクリンゴン語の会話が行なわれた。クリンゴン語は、その後オクランドが完成度の高い人工言語に発展させたものである。

さらに、検索エンジン計算機はダグラス・アダムズの『銀河ヒッチハイク・ガイド』(The Hitchhiker's Guide to the Galaxy)から生命、宇宙、そして万物についての究極の疑問の答え "the Answer to the Ultimate Question oflife, the universe, and everything"を提供している。

生命、宇宙、そして万物についての究極の疑問の答え "the Answer to the Ultimate Question oflife, the universe, and everything" は、ダグラス・アダムズのSF小説『銀河ヒッチハイク・ガイド』に登場する答えである。

ダグラス・アダムズの『銀河ヒッチハイク・ガイド』(The Hitchhiker's Guide to the Galaxy) は、イギリスのラジオドラマで、のちに小説化、TVドラマ化、そしてついに映画化がなされた人気シリーズである。奇抜な、ほとんど意味不明の領域に近づい たアイデアと、軽妙な語り口を持つスラップスティック(Slapstick = ドタバタ)SF小説である。作中、「生命、宇宙、そして万物についての究極の答え」を問われたスーパーコンピュータ、ディープ・ソートが750万年の計算の末に出した答えが、「42」である。

スラップスティックは「どたばた」であり、英語圏のSF界でも『銀河ヒッチハイク・ガイド』は異色の存在である。しかし英語圏でコンピュータ・プログラムや ネットワークに趣味的にのめりこんだ人々には、スラップスティックSFの感覚に呼応する心性があり、同シリーズのアイデアを好んでとりあげた。たとえば、 ローグライク・ゲームのメッセージやモンスターの中には、銀河ヒッチハイク・ガイドに由来するものがある。英語からの移植版も、英語版を土台に日本で発展したローグライク・ゲームも、銀河ヒッチハイク・ガイドの世界を部分継承した。ネットワーク経由での再流入である。ja.wikipedia.org/wiki/銀河ヒッチハイクガイド

Googleの検索ボックスには計算機のような測定単位変換として使うことが出来るので,スムートのような標準でない測定単位がいくつか組み込まれている。

スムート (smoot) は、MITの学生グループが、同校のいたずらの一つとして作った長さの単位である。「ラムダ・カイ・アルファ (ΛΧΑ)」というMITの学生グループが、ボストン市内にあるハーバード橋の長さを測るために作った。1958年にΛΧΑが、チャールズ川にかかるハーバード橋の長さを測ろうと、この単位を作って用いた。なお、スムートとは、ΛΧΑのメンバーであったオリバー・スムート(Oliver R. Smoot: 後のISO会長、ANSI議長。以下、この記事ではスムート氏と 表記)の身長が基準であるが、1スムート=66インチ(約167.64センチメートル)という説や、67インチ(170.18センチメートル)という説が ある。Google EarthなどGoogleのコンテンツでよく用いられているが、Googleでは後者の数値を用いている。

新たに発見されたイー スター・エッグは「反復」という正しくスペルされた単語のスペルチェッカーの結果である。Google検索に埋め込まれたこのスペルチェッカーは「反復ですか?」と聞き返して,元のページの戻してしまう。googleはまたロゴをいろいろな祝日,イベントにあわせて変えてしまう。こうした他のロゴへの切り替えもまた検索の条件になっている。例えば,「アスキーアート」と言う言葉を検索すると,Googleロゴのアスキーアート バージョンがでてくるようになっている。

アスキーアート(ASCII Art):プレーンテキストによる視覚的表現技法をいう。テキストアートや、文字絵などとも呼ばれる。AAと略される事もある。欧 米で、アスキーコードの図形文字領域0x20〜0x7eに含まれる文字・記号を用いたことからこの名があるが、他のキャラクタを含むものについても、あま り区別せずアスキーアートと呼ばれている。そもそも、現在ではラテン文字圏でもアスキー以外の文字コードを利用することはごく一般的である。

IPOと文化

多くの人々はGoogleはIPOのよって必然的に,その企業文化を変えたと考えている。株主は従業員手当の削減そして短期の前借金に対して圧力をかけ,もしくは非常に多くの社員が突然億万長者になったからである。Sergey BrinとLarry PageはIPOによって企業文化は変えないと言っている。後に、Page氏は「我々の文化と楽しい要素をどのように維持したら良いのか多くに時間を使っ た。我々は公正な会社になるために多くの時間を使った。我々は人々が高い密度で仕事をすることが重要だと思っている。人々はどこでもぎゅうぎゅう詰めだ。 我々はどこでも事務所を共有している。われわれはこの一連のビルが好きだ。密度の高い大学のキャンパスのようで,典型的な郊外のオフィスパークとは違う。

しかしながら,多くの分析者によれば,会社はより「企業」らしくなって来た。2005年のThe New York Timesなどによれば,反企業的、すなわち「不正のない哲学」でなくなってきたと言う。Googleは独特の文化を維持するために,2006年にChief Culture Officerを任命した。協調した環境を維持し,フラットな組織は創業からのコアバリューである。Googleは元従業員から性差別、老人差別の裁判の 申し立てを受けている。

社会奉仕事業

2004年にGoogleは非営利の慈善事業組織Google.orgを 作り、その資金は10億ドルである。ミッションは地球変動、地球の公衆衛生、地球の貧困に対する自覚を造り出すことである。最初のプロジェクトは実行可能なプラグイン・ハイブリッド電気自動車であり、時速100マイル出せる。2008年には「10の100乗」プロジェクトを発足し,どのように地域を助けるかと言うアイデアを募り,Googleのユーザーが人気投票を行うようにした。

ネットワークの中立

Googleは「ネットワークの中立」の著名な支持者である。ネットワークの中立に対するGoogleの手引きによれば:

ネッ トワークの中立はインターネットのユーザーがインターネットの中で,彼等が見る内容、彼等が使うアプリケーションは彼等の管理下にあるべきだというのが原則である。インターネットは始めから,この中立の原則に基づいて運営されて来ている。...基本的に、ネットワークの中立はインターネットに等しくアクセスできると言うことである。我々の見解ではブロードバンドのキャリアは彼等の市場力を使って,競合のアプリケーションもしくはコンテンツを排除しようとしてはならない。電話企業と同様に,誰と話をしたのか,何を話をしたのか消費者に語ってはならないように、ブロードバンド・キャリアは彼等の市場力を使っ て,オンラインの活動を管理したりしてはならない。

2006年2月7日に Internet Protocol (IP)の共同創業者のVinton Cerfは googleの現在の副社長であり,「首席インターネット伝道師」であるが、彼は議会の宣誓において,「ブロードバンド・キャリアに人々がオンラインで, 見たり、したことを管理させてしまうと、このインターネットをこのような成功を果たす原則を全く覆してしまう。」と言った。


以上で,ウィキペディアのGoogleは終了し,次はGoogle is the Media / Internet / Godを取り上げてみたい。 Cory Kleinschmidtが2006年1月31日に書いたものである。Googleが以上のように,中途半端ではないと言うことはわかった。また、この風土と文化には相当のゆとりがある。これが今後どう化けて行くのかそうした記事を取り上げる。では明日もお楽しみに。今日はこれで終わり。

続きを読む

swingby_blog at 17:25コメント(0)トラックバック(0) 

Google4

いよいよ休日2日目になった。ウィキペディアのグーグルは今日で終了したい。夕方には全部をアップしたいが,今朝はその途中まで。同様に翻訳は大分、抄訳になっていて,理解を助けるための引用も行っているが,情報システム用語については説明しきれないものが多々あるが,わからない言葉は各自、調べてほしい。余談だが、今日の部分は一度書いたものが消えてしまい,再度書き直している。

企業向け商品

Googleは2002年2月に企業向け市場に参入し,Google Search Applianceを発表し,大規模組織向けの検索技術を提供した。規模の小さい文書検索には2005年にMiniを発表した。2006年後半になって,Custom Search Business Editionの販売を開始した。 Google.comのインデックスの中に広告のないものを顧客に提供した。2008年にはこれをGoogle Site Searchとしてバージョンアップを計った。

2007年にGoogle Apps Premier Editionを発表し、これは Google Appsの企業向けであった。これにはe-mail、既存のITシステムやサードパーティ製システムへの統合などの追加サポートを行い,年間一ユーザーあたり,50ドルで提供した。この最大のユーザーは38,000人で、Lakehead University in Thunder Bay, Ontario, Canadaである。2007年にはまた、Postiniを買収し, Google Security Serviceとして、販売を継続した。

書籍

Google はたくさんの書籍のインデックス付けを行い,アメリカ,イギリス、オーストラリア,カナダにおいては本のスキャンの制限を設けるために2009年に改訂版を出した。パリに民事裁判所では2009年後半にGoogleは敗訴し,彼等のデータベースからLa Martinière (Éditions du Seuil)の作品を取り除くよう指示された。 Amazon.comとの競争では新本の電子バージョンを販売しようとしている。

プラットフォーム

Googleはいくつかのサーバーファームで,サービスを提供していて,それぞれが数千の低コストの汎用コンピューターからなり,リナックスの裸のバージョンで運営している。

サーバーファーム:サーバが大量に設置されている場所、あるいはサーバ群そのもののこと。サーバファームには大きく分けて2つの意味がある。ひとつめの意味は「用途を問わず大量のサーバが集中的に設置されている場所」で、データセンターとほぼ同じ意味になる。もうひとつの意味は「同じサービスを提供している数台ないし数十台程度 のサーバ群」で、ロードバランシングを行って大量のアクセスに対応する、あるいはサーバが数台故障してもサービスを継続して提供するなどの目的で構築され たものを指す。http://e-words.jp/w /E382B5E383BCE38390E38395E382A1E383BCE383A0.html ここでは前者。

ハードウェアの詳細は明かされていないが,2006年の推定では45万台で、世界中のデータセンターで,クラスターのラックに中に積み上げられていると言っている。

クラスター:ここでは複数台のコンピュータが相互接続された構成、またはその総体。一般的には補助記憶装置、特にディスクで、いくつかのディスクセクタを1つのまとまりとして扱う単位。勿論ここでは前者。

この企業は世界中に様々な機器構成の24のサーバーファームを持っている。ダラスのサーバーファームは50メガワットの水力発電で運営しているが、規模としては中規模の大きなものである。

企業の業務と文化

Googleは形式張らない企業文化で有名である。企業のロゴがその遊び心の度合いを示している。2007年、2008年にFortune Magazine誌 はGoogleを100のベスト職場の第一位とした。Googleの企業哲学はくだけた行動指針で具体化していて,「あなたは不正をしないで,金を稼ぐことが出来る。」とか「訴訟をされずに,真面目に仕事ができる。」とか「仕事はチャレンジであるべきで,チャレンジは楽しくなければならない。」と言うのがある。
Google.png
Googleの給与は産業の標準より低いと批判されて来ている。例えば,幾人かのシステムアドミニストレーターは年収35,000ドルに達していなくて,San Francisco Bay Areaの雇用市場よりも遥かに安いと考えられる。しかしながら、Googleの株の実績は数多くの早い時期に入社した従業員は株式のかなりの値上がりに よって,十分に償われている。

2004年8月のIPOの後にはSergey BrinとLarry Page、CEO Eric Schmidtは基本給を1ドルにした。2004年以前にはSchimidtは年に25万ドルとっていて,PageとBrinはそれぞれ、15万ドルであった。2007年のForbesによれば、 Sergey BrinとLarry Pageはそれぞれ、アメリカの金持ちの第5位で,185億ドルであった。


左から右にEric E. Schmidt, Sergey Brin and Larry Page

2007年そして、2008年の早い時期に幾人かのトップ管理職が辞めている。YouTubeの元CFOのGideon Yuは辞めて,Facebookに入り,上級エンジニアのBenjamin Lingは2007年10月に辞めている。2008年3月にはグローバルオンライン販売と運営担当副社長の Sheryl SandburgはFacebooのCOOに、ブランド広告の責任者であるAsh ElDifrawiはNetshops Inc.のCMOになった。

Googleの持続性のあるクッキーとその他の情報収集の実行はユーザー・プライバシーの問題がある。

クッキー:Webサイトの提供者が、Webブラウザを通じて訪問者のコンピュータに一時的にデータを書き 込んで保存させるしくみ。Cookieにはユーザに関する情報や最後にサイトを訪れた日時、そのサイトの訪問回数などを記録しておくことができる。 Cookieはユーザの識別に使われ、認証システムや、WWWによるサービスをユーザごとにカスタマイズするパーソナライズシステムの要素技術として利用される。

Netscape Communications社が同社のブラウザにCookieを組み込んだのが始まりで、標準化団体で正式に規格化されているわけではないが、多くのブ ラウザがサポートしており、事実上の業界標準となっている。1つのCookieには4096バイトのデータを記録でき、最大で300のCookieを保存できる。1台のサーバが同じコンピュータに対して発行できるCookieの数は20個に制限されている。Cookieにはそれぞれ有効期限を設定すること ができ、有効期限を過ぎたCookieは消滅する。http://e-words.jp/w /E382AFE38383E382ADE383BC.html

2007年12月11日現在、Googleはマイクロソフトの検索エンジンのように,「18ヶ月間個人情報」を保持するが,他所と比較すると,AOLが13ヶ月、Yahoo!が90日。

アメリカの地方裁判所の裁判官 Louis Stantonは2008年7月1日にGoogleに対して10億ドルの著作権訴訟で、YouTubeのユーザーデータとログを Viacomに渡すように,命令を出した。しかしながら,GoogleとViacomは 2008年7月14日にYouTubeのユーザーの個人情報を保護することで妥協した。GoogleはこのデータをViacomに渡す前にYouTube の子会社の匿名情報からユーザー情報とインターネット・プロトコル・アドレスを作成することで合意した。このプライバシーの取り決めは他の被告にも適用され,それはFA Premier League, the Rodgers & Hammerstein Organisation and the Scottish Premier Leagueである。

しかしながら、この取り決めは従業員の匿名には拡張されなかった。Googleの社員が不法に記事をサイトのアップロードしたことを知っていたことをValcomが証明したからであった。それゆえ,双方はこのデータを裁判所で利用できないようにした問題について更に討議しなければならない。この裁判の詳細は以下を参照のこと。http://www.computerworld.jp/topics/google/114270.html

Googleplex

カリフォルニア州サンタクララ郡マウンテンビューにあるGoogleの本社である。googolplexは10のgoogol乗で、 googolは10の100乗だから, googolは1の後に0が100個続くと言うことで,googolplexは10のこの100個続いた数の「乗」となる。ゼロが多すぎて単位はわからない。これが名前の由来である。

この後会社のいろいろな設備とリクリエーションの説明,New York City、 Carnegie Mellon's campus in Pittsburg、Ann Arbor, Michiganへと拠点を拡大。2006年10月には1.6メガワットの数千のソーラーパネルの設置を発表して、30%の電源を省力化し、一企業では世界最大。Googleはエネルギーの消費量が極端に多すぎると言う非難を Harper's Magazineから受けて来た。

2009年にはgoogleはGoogleplexの草原の草を短するために、ヤギを飼って,季節的な山火事が起らないようにし、また、広範囲に草を刈って,二酸化炭素の排出量を削減しようとしている。

以上が今朝の部分。休みなのに,相当焦って書いている。去年もそうだったが,時間は早い。今日、このGoogleを終えて,次に着手しないと,このGoogleの企業紹介に終わってしまう。先端のアメリカの企業がどう世界に展開していくのかがこのテーマだ。まだ、その入り口にもいない。ただ、googleの企業自体をまずはきちんと理解しないと,次に進めないのも事実だ。ところで、今日も夕方にはこの残りの部分をアップする。休みにはこのブログを読んでいない人が多くいるが,正月開けにアクセスしたら、ビックルするに違いない。

続きを読む

swingby_blog at 07:47コメント(0)トラックバック(0) 

2009年12月29日

Google3

今日は追加で続きのソフトウェアを翻訳した。このツールは使いながらこのブログを読んで行かないと多分理解できない。冬休みなので,少し時間を使って遊んでほしい。例えば,Googleの翻訳機能を使うと私のブログを瞬時に英語に翻訳してくれる。多少変なところはあるが,読めばわかる。こうしていろいろこのGoogleの機能を理解しないとこのGoogleがアメリカ合衆国の次の世界の覇権を握れるかもしれないと言う先ほど言ったビッグブラザーの意味が理解できない。私が大言壮語しているのか,現実的な話なのか実感できない。そうしたことを前提に、このソフトウェアの要約と引用を始める。

ソフトウェア

Googleウェブ検索エンジン( Google web search engine)はこの企業の最も人気のあるサービスである。2007年8月現在、Googleはウェブ上の検索エンジンとして最も使われていて,マーケットシェアが53.6%で、Yahoo! (19.9%) and Bing Search (12.9%)となっている。Googleはウェブページに数十億のインデックスを張っているので、キーワードと自動演算装置を使って,ユーザーは欲しい情報を検索できて,わずかの時間で,どんな特別の検索でも最大1,000の結果を返してくれる。

また、Googleはウェブ検索技術を使って,他の検索サービスも行っていて,画像検索、Google news、 価格比較サイトGoogle Product Search、 インタラクティブなUsenetのアーカイブ Google Groups、 Google Mapsなどなど。

Google news:Googleは2006年1月23日、人気のニュース集約サービス『Google News』の正式版提供を、ようやく開始した 。2つの新機能は、推奨記事を提示する『Recommended (推奨)』カテゴリの追加と、人気の高い記事を提示する『Most Popular (最も人気がある記事)』カテゴリの追加だ。

まず Recommended カテゴリだが、これは Google のパーソナライズ機能『Personalized Search』が持つ検索履歴を活用したもので、Google News における記事アクセス履歴と、傾向の似た他ユーザーの記事選択情報を掛け合わせ、推奨トピックを抽出して記事リストを生成する。Recommended カテゴリの記事リストは、フロントページにある『Top Stories』カテゴリの直下に配置し、カスタムレイアウト状態 (記事カテゴリを任意に組み替えた状態) でなくとも表示する。Recommended カテゴリを表示するには、パーソナライズ Web 検索インターフェース『Personalized Search Home』と同様に、ログインが必要だ。アカウントは共通のGoogle アカウントが利用できる。なお Google News のパーソナライズ機能を利用するにあたり、Google による記事選択内容の追跡と記録を認めることになる。

Google の広報担当 Sonya Boralv氏は、声明の中で次のように述べた。「ユーザーは、過去に検索して読んだ記事をもとに、推奨記事を受け取ることができるようになった」市場調査会社 Kelsey Group のアナリスト Greg Sterling 氏によると、Google が新たに実装した推奨記事機能は、同社が『Sidebar』 に実装している動的な RSSフィード購読および記事収集機能のようだという。両機能とも、オンラインにおけるユーザー行動をもとに、どのフィードを購読するか、あるいはどの記 事を選択するか、自動的に判断する。http://japan.internet.com/wmnews/20060125/12.html

RSS とは、Webサイトの見出しや要約などのメタデータを構造化して記述するXMLベースのフォーマット。主にサイトの更新情報を公開するのに使われている。 RSSで記述された文書には、Webサイトの各ページのタイトル、アドレス、見出し、要約、更新時刻などを記述することができる。RSS文書を用いること で、多数のWebサイトの更新情報を統一的な方法で効率的に把握することができる。

指 定したサイトのRSS情報を取り込んで更新状況をまとめたWebページを生成するアンテナ(巡回)ソフトや、デスクトップに指定したサイトの更新情報を表 示するティッカーソフトなどが開発されている。また、ニュースサイトや著名なウェブログなどでは、更新情報をRSSで公開するところが増えている。

フィー ドとは、餌(を与える)、食事(を与える)、供給(する)、入力(する)などの意味を持つ英単語。ITの分野で単にフィードといった場合は、Webサイト が更新情報やページの一覧や概要などをまとめたデータを配信すること、およびその配信されるデータを意味する場合が多い。

フィードはRSSやAtomなどのデータ形式で記述されるのが一般的で、サイト内にあるページの一覧や個々のページの更新日や本文の要約などの情報を含めることができる。ブログやニュースサイトなどで新着記事の一覧やサイト内のページの一覧などを公開するのに使われる。

フィー ドはXMLなどの形式で記述されるためそのままWebブラウザなどで表示させることは少なく、フィードを受信して一覧表示するクライアントソフトやWeb 上のサービスなどで閲覧する。また、検索エンジンなどのロボット(クローラ)が新着情報を集めることなどにも利用される。http://e- words.jp/w/E38395E382A3E383BCE38389.html

Usenet:かつてのUsenet ファンにとって朗報か、それとも心配の種か。Web検索サイトGoogleが、Deja.com (ニューヨーク) の持つUsenetディスカッションサービスを買収し、1995年以降の6億6500万件を超えるメッセージアーカイブを復活させた。 Googleは、2001年初めにDejaのUsenetサービスを買収した。だが、1995年3月以降のUsenetアーカイブのほとんどは、当初、サ イトには置かれず、ディスカッションサービスのファンの怒りを買っていた。

Googleはアーカイブを完全復活させることを決定。同社サイトの「高度検索」 ページで、昔の掲示板に載っているディスカッションを、ユーザー が新しいパラメータを使って検索できるようにした。 Googleによる Usenet買収の後、メッセージアーカイブを利用可能にするようUsenetファンが要求する一 方、当初からの Usenet ユーザーの間には Googleが提供する特殊な検索機能で、私的あるいは個人的な情報が検索されてしまうのではないかとの懸念もある。

伝言板と公開フォーラムがインターネットで当たり前のことになる以前、DejaのUsenet ディスカッション サービスは人気ディスカッションフォーラムだった。しかし、フォーラムに掲示された情報はアーカイブ化されておらず、検索も不可能になっていた。 当時Usenet 利用者の大部分は本名を名乗ったり、実在のEメールアドレスを載せていたが、Google が検索機能を最適化したことにより、ディスカッションフォーラムに掲示された情報の1件1件を検索することが可能に なっている。 http://japan.internet.com/busnews/20010501/12.html

Googleグループ(Google Groups)はGoogleの無料サービスの1つで、共通の話題について話し合う場を提供する。インターネットユーザーは興味のある ディスカッショングループを見つけ出し、GoogleグループのWebインタフェースか電子メールを通してスレッド単位の会話に参加できる。また、新たな グループを立ち上げることもできる。また、Googleグループには1981年以降のネットニュースのニュースグループへの投稿のアーカイブもあり、 ニュースグループへの投稿と購読も可能である。余所で立ち上げたメーリングリストのアーカイブをGoogleグループに設定することもできる。ja.wikipedia.org/wiki/Googleグループ

スレッドとは、電子掲示板やニュースグループ、メーリングリストなどで、1つの話題に属する複数の記事をまとめたもの。隠語的に「スレ」と略して呼んだりす ることもある。同一スレッドに属する記事はひとまとめにして扱われるため、利用者は興味のある話題だけを簡単に抽出して利用できる。スレッド内での発言は スレッドの主旨に従ったものに限られる。スレッドに沿った話題から派生して話が主旨からずれた場合は、適宜派生した部分を新しいスレッドとして立ち上げ、 元スレッドでの話題の一貫性を保つようにする慣習がある。http://e-words.jp/w /E382B9E383ACE38383E38389-1.html

2006年始めにGoogle ビデオが以下のように発表された。

Google ビデオ:2005年1月25日より始められた動画検索、配信サービス。当初はアメリカのテレビ番組のみを配信するサービスだったが、後にはユーザーが投稿した動画など様々な動画を配信するようになった。

当 初は、動画を再生するにはGoogleビデオ専用のプラグイン「Google Video Viewer」をインストールする必要があった。しかし、動画のファイル形式がflv(アドビシステムズが開発した動画形式) に変更されたため、Adobe Flash Playerをインストールしていれば動画が再生できるようになった。一部であるが、Windows Media PlayerやiPod、プレイステーション・ポータブルなどで再生出来るビデオ形式の動画を無料でダウンロード出来るサービスも行っている。

2006 年1月9日に は動画コンテンツのダウンロード販売を行う「Google Video Store」を開始した。再生にはWindows専用のプレイヤー「Google Video Player」をインストールする必要があり、コンテンツの購入はアメリカ在住者に限られていたが、動画コンテンツの販売は2007年8月15日をもって 終了し、それ以降は購入した動画コンテンツの視聴も一切不可能となっている。

2006年10月9日に買収した子会社である YouTube との最大の違いは、アップロード可能な動画のサイズや長さに全く制限が無いことであったが、2009年1月14日に本サービスでの動画アップロード機能を廃止する旨が公表された。 これに伴い、動画の公開はYoutubeやPicasa(Picasa ウェブアルバム)に一本化され、Google ビデオは YouTube や他の動画共有サイトの動画検索サービスを中心に展開していくものとされた。http://ja.wikipedia.org/wiki /Google_Video#Google_.E3.83.93.E3.83.87.E3.82.AA

Googleはまたいくつかのデスクトップのアプリケーションを開発した。 Google DesktopPicasaSketchUpGoogle Earthがある。

これらについては日本語のウィキペディアのGoogleのサービス ja.wikipedia.org/wiki/Google_Videoを参照のこと。すべて出ている。ともかく使ってみること。情報技術は文章で理解するのは結構難しいので,使用してみれば簡単に理解できる。(私注)

このGoogle Earthはインタラクティブな地図作製プログラムで,衛星並びに航空画像によって作成していて,地球の大部分をカバーしている。殆どの都市の詳細なイ メージを表示していて,車や歩いている人まで,鮮明にズームすることが出来る。従って,国家安全保障がらみの幾つかの懸念が出て来ている。その論点と言う のはこのソフトウェアが極めて高い精度で,重要なインフラの物理的な場所、商用並びに住居用のビル、基地、政府機関などを特定するために利用することが出 来る。しかしながら,この衛星のイメージは必ずしも頻繁に更新されてはいない。そして、これらのすべてが他の製品とか,政府の情報筋からでさえも無料で公 開されている。このソフトウェアは全く,容易に情報をアクセスできるようにしてある。多くのインドの州政府はこの衛星画像の地図の細部を見せることによっ て,安全保障上のリスクを懸念している。

Googleは様々は方法で彼等の製品を販促している。ロンドンではGoogle Spaceがヒースロー空港に設置され,いくつかの商品を展示し,Gmail, Google Earth and Picasaを使うことが出来る。また、同様の製品がアメリカの大学生にCollege Life, Powered by Googleという名前で公開された。

2007年にはいくつかの報告書ではGoogleは Apple's iPhoneの競合商品として,携帯電話を発表するのではないかと噂している。 Androidと呼ばれるこのプロジェクトは電話ではないが,そのOSだ。それは標準開発キットを提供していて,このキットを使えば,どんな製造メーカーでも、いかなる「Android]」の電話の開発が出来ることになる。2008年9月に T-MobileはAndroidの基盤を使って始めての電話3Gスマートプォンの G1を開発した。

Google言語ツールであるGoogle Translateはサーバーによる機械翻訳サービスであるが,35種類の異なった言語の相互翻訳を行い,595の言語の組み合わせが出来る。ブラウザーのアドオン機能、例えばFirefoxのadd-onのようにブラウザーからGoogle Translateを容易にアクセスすることが出来る。このソフトウェアはコーパス言語学(corpus linguistics) 技術を利用して,国連の文書のようなプロが翻訳した文書を88%の精度で,翻訳を行うことが出来る。「より良い翻訳の提案」と言う機能はポップアップのテ キストのところにもとの原文を出して,現在の翻訳が適切でないとか他の翻訳より劣っているとかをユーザーに教えてくれる。

コーパス言語学:実際に使用された言語の産出データを特定の目的および方法をもって収集・電子化し、それを用いて言語研究を行う言語学の一分野またはその方法論の総称。

2008年9月2日にオープンソース・ウェブ・ブラウザーであるGoogle Chromeを発表した。2009年7月7日には「好機到来」の中で、オープンソース・リナックスベースのOSである Google Chrome OSの開発プロジェクトを公表した。

Google Chrome OSとは、Googleが開発しているオープンソースのオペレーティングシステムである。Linuxカーネルを基にしており、独自のウィンドウシステムを備えて、2010年後半に無償での出荷を目指している。Googleが提供するもう一つのOSであるAndroidは主にネットブックより小さい携帯端末に向けたものだが、ネットブックに応用する動きもある。一方Google Chrome OSは、ネットブックより性能の高いフルサイズのデスクトップシステムにも最初から対応すると明言している。ja.wikipedia.org/wiki/Google_Chrome_OS

Gmail

Gmailは2004年4月1日にβ版が発表され,2007年2月7日に一般に公開された。2009年7月現在、月間の利用者は1億4,600万人である。2006年2月にGmail Chatを公開し,Google Talkの中で使われているものと同様である。Gmailは検索が出来るインターフェースとインターネット・フーラムと同じような「会話ビュー」機能がある。

今日は昼間の時間で以上を翻訳した。要約しながら訳しているので,明日にはこのウィキペディアは終了してしまうかもしれない。グローバリゼーションに関係しないところは飛ばして要訳している。


続きを読む

swingby_blog at 18:27コメント(1)トラックバック(0) 

Google2

さ て、今日から東京の我が社は冬休みだが,この一週間はこのブログと,セミナーの原稿と,読書が出来る。先日も書いたようにアフガニスタンの北部同盟のマスード将軍は 2001年に暗殺されるまで,睡眠時間を2時間に削って読書に励み,蔵書が3,000冊もあった。彼も後、30年生きていても読めない。私も同じだが,今この時が大事で,30年先も読んだり書いたりしていることを前提に毎日を送っている。マスードもきっとそうだったに違いない。

この一年ももうじき終わるが,この英文を翻訳して,ブログを書く作業もこの4月からだから,もう9ヶ月に近い。昨年の今頃は中国特集で,82項目の中国の課題を毎日書いていた。これも大変だった。証券問題、三農問題、環境問題をそれぞれたった一日でまとめなければならなかった。北海道の恵和の渡辺さんのところに行った時には雪で一日東京に帰ればなかった。そのため、一日、ブログが書けるので,うれしかったのを覚えている。さて、今日はGoogle2日目だ。パートナーシップのあとは製品とサービスだ。いよいよ核心に近くなって行く。さあ、始めよう。

パートナーシップ

2008年にNASA研究センターと契約した。大規模データ管理,ナノテクノロジー、分散型コンピューティング 、起業家的な航空宇宙産業を研究する。

米Googleは米国時間2008年6月4日,カリフォルニア州マウンテンビューにある米航空宇宙局(NASA)の研究センター「NASA Ames Research Center」の敷地内に新たなハイテク施設を建設する計画を発表した。同社はNASAと40年間の契約を結び,NASA Research Park内の42.2エーカー(約17万平方メートル)の土地をリースする。オフィスや研究所のほか,食堂,スポーツ・ジム,託児所,駐車場を含む最大 120万平方フィート(約11万平方メートル)のキャンパスを建築する。

設計承認,建築許可,検査や建設監督といった建設期間中の管理はNASAが行う。2013年9月までに第1段階に着工し,2018年には第2段階,2022 年には第3段階に進む見通し。NASAが利用する駐車場やレクリエーション施設などのインフラも強化する。なお,リース予定の土地はGoogleのオンラ イン地図サービス「Google Maps」上で確認できる。

GoogleとNASAは2006年12月に,様々な技術分野の研究開発で協力することで合意(関連記事:NASAとGoogleが共同研究に正式合意,月や火星の3D地図などをネットで公開)して以来,オンライン上でのスペースシャトル「Endeavour」の3次元(3D)モデル表示といったサービス提供を行っている(関連記事:MicrosoftとNASA,スペースシャトルEndeavour号の画像を3Dモデルで公開)。http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20080605/306606/

分散型コンピューティング Distributed Computing:メ インフレームを中央に置き、端末や周辺機器がそれを取り囲む形のコンピュータの使い方を集中型コンピュー ティングと言う。これに対し、コンピュータをネットワークで相互に接続し、ファイルの共有やCPU(Central Processing Unit、中央演算処理装置)の共有などを行うために、ほかのコンピュータのプロセス(実行中のプログラム)を操作したり、インタラクティブ (Interactive、対話的)にデータの交換をする環境を分散型コンピューティングと言う。
分散型コンピューティングが現実のものになったのは、AT&Tのベル研究所で1969年にUNIX(ユニックス)というOS(Operating System)の開発が開始されたことと、それを搭載したコンピュータが登場してきたことによる。それらのコンピュータは、ミニ・コンピュータ(ミニ コン)やワークステーションと呼ばれ、分散ネットワーク環境の構築に適していた。http://dictionary.rbbtoday.com /Details/term759.html

サンマイクロシステムとのパートナーシップは以下の通り。

米国サン・マイクロシステムズ社は、Googleの無償ソフトウェア・ダウンロード・サービスGoogle Pack経由でオフィススイート「StarOffice(日本での名称は「StarSuite(TM)」)」の配布を開始したことを発表した。 「StarOffice」は、オープンソースのオフィススイートとして人気の高いOpenOffice.orgを サンが製品化したもので、Open Document Format(ODF)のフォーマットをサポートしている。「StarOffice」はMicrosoft Officeのドキュメントとも互換性があり、サンによる製品サポートなどが提供されている。Google Packには、コンピュータの設定や高速検索、オンラインセキュリティなどに役立つソフトウェアが集められ、無料で利用することができる。

サンはこのほか、「StarOffice」製品すべてにWeb検索機能を付加したことを発表した。これにより、「StarOffice」の各製品から直接オンライン検索が可能となる。この新機能は、Google Packからダウンロードできるバージョンに内蔵されている。http://jp.sun.com/company/Press/release /2007/0820.html

AOLとのパートナーシップは以下の通り。

AOLをめぐる争奪戦の勝者は、検索エンジンで結びつきの強いGoogleとなった。今回の出資を機に広告戦略におけるアライアンスを強め、Google TalkとAIMの相互乗り入れ、AOLコンテンツのGoogleユーザーへの提供なども実現する。

Time Warnerは、同社が所有するAmerica Online(AOL)に対し、Googleが10億ドル(5%相当)の出資をすると2005年12月20日、発表した。AOLとの提携についてはGoogleのほ か、Yahoo!、Microsoftが名乗りを上げていたが、最終的には検索エンジンで結びつきの強いGoogleが、さらにきずなを深めた形となっ た。両社は全世界における広告のパートナーシップを結ぶ。

両社は3年前から検索エンジンにおける提携を結んでおり、今回の出資を機に広告戦略におけるアライアンスを強め、Google TalkとAIMの(一定条件下での)相互乗り入れ、AOLコンテンツのGoogleユーザーへの提供なども実現する。2005/12/21  http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0512/21/news020.html

以下モバイルに関してのパートナーシップと企業買収などがあるがこれは省略。

製品とサービス

広告

Googleの収入の99%は広告のプログラムで占められている。2006年度では広告収入が104.92億ドルで、ライセンスなどの収入が1.12億ドルである。GoogleはDoubleClick technologyとGoogle Analyticsをつかって、関連したサイトの至る所に,ユーザーの関心のあるものを正確に追跡記録を取ることが出来る。

DoubleClick社は、数千ものWeb サイトにバナー広告を持っていて、その広告はDoubleClick社のサーバから直接呼び出されクッキーを設定、そしてDoubleClick社のサー バで解析を繰り返すことで、ユーザーがどのような経路を辿ってネットサーフィンを行っているかを把握するシステムを構築した。 http://allabout.co.jp/internet/lan/closeup/CU20051114A/index3.htm

Google Analytics はウェブサイトでのユーザーの行動分析に役立つ無料のウェブ解析ツールだ。Google Analytics では、情報を匿名で収集し、ウェブサイトの動向データを集計する。Analytics 独自の Cookie を使用して、ユーザーの行動パターンをトラッキング(追跡)したり、現在閲覧しているウェブサイトにアクセスした時間や、過去に同じサイトにアクセスしたことがあるか、どのサイトからアクセスしたかなどの情報を保存する。ウェブサイトでのユーザーの行動に関するさまざまなレポートが提供され、ウェブサイトやアクセス状況の改善に役立てることができる。なお、ウェブサイトごとに異なる Cookie が使用されるため、複数のサイトでユーザーをトラッキングすることはできない。Google では、Analytics を使用するすべてのウェブサイトに対して、プライバシー ポリシーで Analytics の使用を明示することを義務付けている。Cookie の送信時に警告が表示されるブラウザでは、個々の状況に応じて Cookie を無効にすることができる。http://www.google.co.jp/intl/ja/privacy_ads.html

Googleの宣伝は世界中で働いている人間の広告格付けチームがその広告が会社のユーザーエクスペリエンスを良くすると確信した時に安い値段の値札をつける。(Googleは広告の値段はビッドで決めているのだが,人気のある広告の場合には広告料を安くしていると言う意味。私注)

ユーザーエクスペリエンスデザイン(User Experience Design)とは、エクスペリエンス設計の 一種であり、ユーザーのデジタル機器/システムに対する見方に影響を与えるようなアーキテクチャやインタラクションモデルの生成に関する手法である。その 範囲は「製品とユーザーのインタラクションのあらゆる面、すなわちどのように気づかれ、学ばれ、使われるのか」に関わる。次のような利点がある:
  • ユーザーのニーズからかけ離れた機能を排除する
  • システムの全体としてのユーザビリティ向上
  • 詳細かつ適切なガイドラインに沿った設計と開発の促進
  • ユーザーに満足を与えると同時にビジネスとマーケティングの目標を達成する
ja.wikipedia.org/wiki/ユーザーエクスペリエンスデザイン

Google AdWordsはGoogleの検索結果とGoogleのコンテンツ・ネットワークにクリックあたりの費用もしくは検索あたりの費用で、ウェブに広告を出すことを可能にしている。Google AdSenseのウェブサイトのオーナーは自分自身のサイトに広告を出して、広告がクリックされるたびに金を稼ぐことが出来る。Googleh2009年3月にユーザーの関心にもとづいた行動ターゲティングを利用し始めた。

行動ターゲティング(behavioral targeting)とは、インターネットユーザー(厳密にはブラウザークッキー)のあらゆる行動を解析・分析して、ターゲティングする対象ユーザーを選別することだ。インターネットユーザーのあらゆる行動には、消費行動を到達点として、そこに至るまでのいくつかの段階がある。段階によって、ユーザー の心理状態や行動パターンは異なり、またユーザーひとり一人を比較してみると、さらに細かく異なっている。
ユーザーの多様化が加速する一方で マーケティングの効率化を求めるインターネットマーケティング活動において、ユーザーひとり一人の行動パターンを解析・分析したうえで的確なアプローチをする行動ターゲティング、及び行動ターゲティングサービスは欠かせない存在になっている。詳細は:http://www.microad.jp/behavioraltargeting/

Googleはまた、広告主に批判されていて,人もしくは自動処理で,商品に本当は関心を持っていなくても,広告への課徴金を生じさせてしまうような時に、そのクリック詐欺と戦うことが出来ないでいる。2006年の産業レポートではクリックのおよそ14-20%が実際には詐欺か不正のものであったようだ。

2008年8月にGoogleはYahoo!との広告で、協定を結び,Yahoo!はそのウェブページにGoogleの広告を載せることに合意した。2社の提携はアメリカの司法省による反トラスト関連のために、完全には成立しなかった。結果として,Googleは2008年11月にこのビジネスから手を引いた。

今朝はこれで終わる。情報システムに詳しくない人は引用があってもなかなか理解できないところが多々あるはずだ。そうした時にはこのGoogleのソフトウェアを実際に導入すれば良い。使ってみればすぐに理解できる。Googleを宣伝する訳ではないが,最先端の情報技術の一つであることに間違いはない。こうした技術が世界を席巻しだしていきている。

広告で稼いだ金で,SunのOpenOfficeを無料にしてしまったと言うことは脅威だ。スパイウェアの
DoubleClick technologyとGoogle Analyticsを使って,行動ターゲティングをしてしまおうと言う戦略はすごい。個人がインターネットを経由した場合の行動がすべて,把握できるからだ。それに個人の登録情報があれば,ジョージ・オーウェルの「1984」のビッグブラザーそのものではないか。次はソフトウェアだ。

続きを読む

swingby_blog at 06:20 
プロフィール

swingby_blog

プロフィール

海野 恵一
1948年1月14日生

学歴:東京大学経済学部卒業

スウィングバイ株式会社
代表取締役社長

アクセンチュア株式会社代表取締役(2001-2002)
Swingby 最新イベント情報
海野塾のイベントはFacebookのTeamSwingbyを参照ください。 またスウィングバイは以下のところに引っ越しました。 スウィングバイ株式会社 〒108-0023 東京都港区芝浦4丁目2−22東京ベイビュウ803号 Tel: 080-9558-4352 Fax: 03-3452-6690 E-mail: clyde.unno@swingby.jp Facebook: https://www.facebook.com/clyde.unno 海野塾: https://www.facebook.com TeamSwingby
講演・メディア出演

最新記事
月別アーカイブ
Recent Comments
記事検索
ご訪問者数
  • 今日:
  • 累計:

   ご訪問ありがとうございます。


社長ブログ ブログランキングへ
メールマガジン登録
最新のセミナー情報を配信します。
登録はこちらのフォームから↓