2012年10月

2012年10月31日

中国政府の反日運動での奨励と統制2

抗議者達とのインタビューは私服警官によって監視され、彼等は幾人かに日本に対する怒りを表現する事が許されたが、質問が個人的になると幾つかの例では速やかに介入された。彼等は抗議者達がこのデモのうわさをどのように耳にしたのかそしてどこで行ったのかを尋ねた。反米抗議行動のような過去の事例では、現地の当局者達は学生や他の人たちを組織化する事を知っていて、数を増やすために彼等をバス輸送し、そして彼等にふらせるための旗まで用意した。中国人の記者達は最近、彼等はデモが民族的、愛国的な性格について報道し、如何なる暴力も目立たせないように、宣伝担当官からの指示が与えられていた。多くのブログは抗議者達を批判することを書いていて、暴力はマイクロブログから消されていた。急速に広まったあるインタネットの記事は西安の抗議行動の指導者が現地の警察官のID写真と比較して、警察がこの抗議行動のある部分を組織化している証拠としていた。ー 現地の警察はこの主張を否定した。

Interviews with protesters were monitored by plainclothes police, who allowed some to express their anger at Japan but swiftly intervened in several cases when questions turned personal. They asked how the protesters had heard of the demonstration and where they worked. In past cases, such as anti-U.S. protests, local officials have been known to organize students and others, busing them in to increase the numbers and even providing flags for them to wave.

抗議者達とのインタビューは私服警官によって監視され、彼等は幾人かに日本に対する怒りを表現する事が許されたが、質問が個人的になると幾つかの例では速やかに介入された。彼等は抗議者達がこのデモのうわさをどのように耳にしたのかそしてどこで行ったのかを尋ねた。反米抗議行動のような過去の事例では、現地の当局者達は学生や他の人たちを組織化する事を知っていて、数を増やすために彼等をバス輸送し、そして彼等にふらせるための旗まで用意した。

Chinese journalists say that in recent days they have been given instructions by propaganda officials to report on the nationalistic, patriotic nature of the demonstrations, but not to emphasize any violence. Many blog posts criticizing the protests and violence were wiped off China’s microblogs. One post that quickly went viral compared a protest leader in Xian to the ID photo of a local police official as proof that the police were organizing some aspects of the protests — an allegation local police denied.

中国人の記者達は最近、彼等はデモが民族的、愛国的な性格について報道し、如何なる暴力も目立たせないように、宣伝担当官からの指示が与えられていた。多くのブログは抗議者達を批判することを書いていて、暴力はマイクロブログから消されていた。急速に広まったあるインタネットの記事は西安の抗議行動の指導者が現地の警察官のID写真と比較して、警察がこの抗議行動のある部分を組織化している証拠としていた。ー 現地の警察はこの主張を否定した。 

But the biggest proof of government encouragement of the protests is that they happened at all. Communist Party officials, anxious about retaining their grip on power, allow virtually no protests critical of their government. Demonstrations are banned without legal registration. But there are competing theories about who within the government is encouraging recent anti-Japan protests and why. 

しかし、抗議行動の政府によるけしかけの最大の証拠はそれらがとにかく起こったと言う事だ。共産党の当局者達は彼等の権力を保持する事に躍起になっていて、実際には抗議者達が政府への批判を許さない。デモは法的な登録が無いと禁止されている。しかし、政府の中の誰が最近の反日抗議行動を奨励しそしてなぜなのか幾つかの意見がある。

Some analysts contend that rival factions, such as the security ministry or the military, are using them to gain political power ahead of the leadership change in coming weeks that will appoint China’s top leaders for the next decade. Others point to specific banners and well-organized groups of protesters in outdated Maoist garb in certain areas as proof that supporters of recently fallen leader Bo Xilai are using the anti-Japanese demonstrations as an excuse to push their leftist ideology and rally support for Bo.

幾人かのアナリスト達は国家安全部とか軍部のような対立勢力が次の10年の中国のトップリーダーを指名する、次の数週間の指導者変更の前に政治的な権力を得るために彼等を利用していると主張している。他の人達は、最近、失墜した指導者薄煕来に支持者達が極左のイデオロギーを押し進め、薄煕来の支持を呼び集めるための口実として反日デモを利用している証拠として、ある地域に於いて、特別な垂れ幕と時代遅れの毛沢東主義者の服装をしたよく組織化された抗議者のいくつかのグループを指摘する。

Most experts believe that the party is using the demonstrations to release built-up pressure and frustration among citizens and to redirect their attention to foreign issues rather than dwelling on mounting internal problems. “Foreign threats are certainly a useful diversion during a period when people would otherwise be paying attention to the domestic issues and leadership,” said Susan Shirk, a former U.S. deputy assistant secretary of state for Asia. “This is also happening at a moment of succession, when everyone is competing with everyone else for a seat in the system. You can’t go wrong by talking tough on Japan.”
Liu Liu and Zhang Jie contributed to this report.

多くの専門家達は、この党が国民の間の積み上げられた苦悩と欲求不満を解放する為に、そして高まる国内問題をあれこれ考えるよりも外国の問題に彼らの関心を仕向ける為にデモを利用していると信じている。「外国の脅威は、人々がさもなければ、国内の問題や指導力に関心を払う時期に、確かに有効な気晴らしだ。」と元アジア太平洋局担当の次官補Susan Shirkは言った。「このことはまた引き継ぎの時に起こっている。誰もがこのシステムの中で1つの席の為に他の誰かと戦っている。あなたは日本に強気の発言をしても悪くならない。」

今日はこれまで。 昨日は寝不足をしたので、夕方一時間半ほど寝たので、夜の仕事は楽だった。研修の資料作成に入ったが、グローバルな3日間の知見の研修は後回しにして、中国の3ヶ月研修にまずはしぼることにした。2本同時に資料を作成することは無理なことがわかった。ではまた明日。
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2012年10月30日

中国政府の反日運動での奨励と統制

中国と日本との間の領土紛争に対して怒りが増大しているので、中国当局は密かに最近の反日運動を奨励し、一方で、公にはそれを統制することによって二股をかけて来た。不満を持った人たちの集合が容易に中国の政府に反対しうることを警戒している。党はそのような一般大衆の意見を操作することに長けている。...そしてこうしたデモが政府によて組織化された兆候が極めて高い。この怒りは何十年もの間中国に残存して来た敵意に根ざしている。中国人の指導者達はある程度、日本とは関係のない理由のためにこれらの感情を利用していると専門家達は言っている。早くも火曜日でさえ、小さな集団が日本大使館の前でデモを始めた時に、政府のけしかけの兆候があった。抗議者達と間違えて、通り過ぎた2人の記者が私服警官と会い、もっと効率的に抗議をするためにどこに行くかを指示された。これはワシントンポストだ。

Chinese government both encourages and reins in anti-Japan protests, analysts say.
By William Wan, September 18

中国政府は反日運動を奨励し、かつ統制しているとアナリスト達は言っている。

BEIJING — As anger increases over a territorial dispute between China and Japan, Chinese authorities have been playing both sides of the issue by quietly encouraging recent anti-Japanese protests, then publicly reining them in.

北京ー 中国と日本との間の領土紛争に対して怒りが増大しているので、中国当局は密かに最近の反日運動を奨励し、一方で、公にはそれを統制することによって二股をかけて来た。



Violent clashes between protesters and riot police continued on Sunday afternoon in southern China, sparked by a dispute between China and Japan over a series of tiny islands between the two countries.

抗議する人たちと武装警察との激しい衝突が中国の南方で、日曜日の午後に継続した。両国間にある一連の小さな島の日中間の紛争によって刺激された。

 Experts point to signs that Chinese authorities have cleared the way and, in some cases, even fueled some of the protests that have erupted in recent days. At the same time, officials have been careful to keep control over the masses, leery that gatherings of malcontents could easily turn against China’s government. 

中国当局は障害を取り除いて来ていて、かつ、ある場合にはここ数日、爆発して来ている一部の抗議者達を煽ってさえして来たと言う兆候を専門家達は指摘する。同時に当局者は大衆に対する統制を注意深く行って来ていて、不満を持った人たちの集合が容易に中国の政府に反対しうることを警戒している。

China analysts say that the two-pronged approach is carefully calibrated to increase pressure on Japan, but that it is also driven by domestic politics, as officials jockey for position ahead of the approaching, once-in-a-decade leadership transition. “The party is skilled at manipulating such public opinion . . . and the signs that these demonstrations were organized by the government is very high,” said Liu Junning, a former researcher at a government-related think tank and now an independent political analyst. “The protests come when the leaders need one to come, and the protests will stop when they want them to stop.”

中国のアナリスト達は当局者達は近づいている10年に一度の指導者の移行に先立って、立場を有利にしようとしてるので、この両面のアプローチは日本に対して圧力をかけることを注意深く調整していて、一方で、それは国内政治によってまた動かされていると言っている。「党はそのような一般大衆の意見を操作することに長けている。...そしてこうしたデモが政府によて組織化された兆候が極めて高い。」政府関連のシンクタンクの元研究員で、現在は独立した政治評論家のLiu Junningは言った。「指導者達が来てほしい時に抗議をする人たちが来て、そうでない時には彼らは止める。」

On Monday, Chinese officials sent signals that they were looking to taper the protests over the disputed islands — called Senkaku by Japan and Diaoyu by China — especially in the face of their effects on China-Japan trade. Some Japanese companies on Monday temporarily shut down their factories in China, and there were reports of work stoppages for brand names such as Nissan, Mazda and Canon. Air tickets from China to Japan have reportedly been canceled en masse. Many Japanese-brand stores closed and posted Chinese flags on their doors to ward off vandals and posters swearing their love for and allegiance to China.

月曜日に、中国当局者は特に日中貿易の影響に直面して、紛争の諸島ー 日本では尖閣諸島、中国では釣魚島と呼んでいるが、ー への抗議行動を徐々に弱めようとする信号を送った。月曜日に一部の日本企業は一時的に中国に於ける彼らの工場を止めて、Nissan, MazdaやCanonのようなブランド名のある会社のストライキの報告があった。中国から日本への航空券は報道によれば、大量にキャンセルされた。多くの日本ブランドの店は締めて、破壊者達を避ける為に彼らの入り口に中国の旗を立て、中国への愛国と忠誠を誓うポスターを張っている。

The precautions followed violent protests over the weekend. Eggs and bottles were thrown at the Japanese Embassy in Beijing, businesses’ windows were smashed and Japanese cars were bashed on streets across China. In southern parts of the country, protesters clashed with riot police. Editorials by most major state-run media in China on Monday called for restraint, “sensible patriotism” and “levelheadedness.” Authorities also significantly bulked up the police presence in Beijing and threatened the arrest of “unlawful” protesters in certain regions in preparation for Tuesday’s anniversary of the Japanese invasion of China in the 1930s.

予防策がこの週末に暴力的な抗議行動に対して行われた。卵や瓶が北京の日本大使館に投げられた。企業の窓ガラスは割られ、中国中の通りの日本車はたたき壊された。この国の南部では工具をする人達は武装警察と衝突した。月曜日に中国の殆どの主要な国営メディアの社説は節度、「分別のある愛国主義」そして「冷静さ」を呼びかけた。当局もまた北京では警察の存在を多いに増大した。1930年代の中国での日本の侵略の火曜日の記念に向けて、幾つかの特定の地域で「不法な」抗議者達の逮捕を実行すると脅した。

The anger is rooted in bitterness that has lingered in China for decades. Chinese leaders are using those feelings in part for reasons that have little to do with Japan, experts say. Even as early as last Tuesday, as small groups began demonstrating in front of the Japanese Embassy, there were signs of government encouragement. Mistaken for protesters, two journalists passing by were met by plainclothes police officers and instructed on where to go to more effectively protest.

この怒りは何十年もの間中国に残存して来た敵意に根ざしている。中国人の指導者達はある程度、日本とは関係のない理由のためにこれらの感情を利用していると専門家達は言っている。早くも火曜日でさえ、小さな集団が日本大使館の前でデモを始めた時に、政府のけしかけの兆候があった。抗議者達と間違えて、通り過ぎた2人の記者が私服警官と会い、もっと効率的に抗議をするためにどこに行くかを指示された。

今日はこれまで。いよいよ研修資料の作成に入った。開始の予定は来年の4月を予定している。いままではグローバルと中国の二本立てであったが、中国に焦点を当てようとしている。ではまた明日。
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2012年10月29日

カダフィの亡霊2

カダフィの息子達はリビアの大量の石油の富を利用して、贅沢なライフスタイルに資金を出し、彼らはアルプスから地中海までの贅沢な目的地に思うがままに散財した。リビアの役人達はまだ彼らに戻って来るこうした資産を待っている。いくぶん、当局者は新しい政府が就任するまでに待つのがより賢明だと感じていて、ー まだ事実ではないが、ー 失われた富を所有する前に、この金がカダフィの古い支持者達の手に消えてしまうことを恐れていた。カダフィ一族はすくなくともリビアから1600億ドルを着服した。Wall Street Journalは今週、携帯の対戦車ならびに対空ミサイルのカダフィの膨大な貯蔵品の一部がシリア北西部のイドリブ県に証拠があると報道した。「反乱軍の貯蔵武器のなかの肩に担いで発射できるミサイルの多くはリビアから来ていて、地域の州の当局の承認とかもしくは西側諸国に支持者なしで、トルコの国境を越えて、この国に満ち込まれたと幾人かの反政府軍のコーディネーターは言った。」とこの記事で言っていた。兵器類の多くは政府の手元にはない。

For the rest: Mohammed, Gaddafi’s son from his first wife, fled to Algiers, where he is now in exile, together with three other members of the slain leader’s immediate family: Gaddafi’s second wife Safiya, his daughter Aisha, and his son Hannibal. Saadi, Gaddafi’s fifth son, is holed up in the neighboring country of Niger, whose government has allowed him to stay, albeit under house arrest. Another son, Saif al-Arab, was killed in last year’s war. And Saif al-Islam—long hailed as the great reformist hope and his father’s heir apparent–is still in custody in the western town of Zintan, whose militia captured him last November. After hearings this month at the International Criminal Court in the Hague, Saif looks likely to stand trial, perhaps next year, in Libya. Perhaps he might finally reveal where his brother Khamis is buried.

残りの人たちは:Mohammed、カダフィの最初の妻の息子はアルジェに逃げたが、そこで、彼は収監されている。殺害された指導者の直近の家族の他の3人の人たちと一緒に。:カダフィの第2番目の妻のSafiya、彼の娘 Aisha、そして彼の息子Hannibalである。Saadiはカダフィの第5番目の息子だが、隣国のニジェールに身を隠していて、そこの政府は彼の滞在を許可し、自宅軟禁されている。もう一人の息子Saif al-Arabは昨年の戦争で殺害された。そしてSaif al-Islamー 偉大な改革論者としての希望と彼の父親の確実な後継者として長い間認められていたがー 西部の町Zintanにまだ勾留されていて、そこの民兵が昨年11月に彼を捕えた。ハーグの国際刑事裁判所で今月尋問の後で、多分来年、リビアで裁判になりそうだ。多分、彼は彼の兄弟のKhamisが埋められたところを明らかにするかも知れない。

Where is Gaddafi’s plundered wealth? Beyond being cruel and repressive, Gaddafi’s regime was hugely rapacious, too. Billions of dollars were squirreled out of the country, with Gaddafi’s sons using Libya’s massive oil wealth to fund their lavish lifestyles, as they splurged with abandon in luxury destinations from the Alps to the Caribbean. Libyan officials are still waiting for those assets to return to them. In part, officials have felt it more prudent to wait until a new government is in place—still not the case—before taking possession of the lost wealth, for fear that the money could vanish into the hands of Gaddafi’s old allies. 

カダフィが略奪した富はどこにあるのか?残虐かつ弾圧を越えて、カダフィの政権は相当強欲でもあった。数十億ドルがこの国の外に隠されていた。カダフィの息子達はリビアの大量の石油の富を利用して、贅沢なライフスタイルに資金を出し、彼らはアルプスから地中海までの贅沢な目的地に思うがままに散財した。リビアの役人達はまだ彼らに戻って来るこうした資産を待っている。いくぶん、当局者は新しい政府が就任するまでに待つのがより賢明だと感じていて、ー まだ事実ではないが、ー 失われた富を所有する前に、この金がカダフィの古い支持者達の手に消えてしまうことを恐れていた。

Tarhouni, who was Minister of Finance under the National Transitional Council last year, was in charge of trying to trace the lost billions, and believes that the Gaddafis embezzled at least $160 billion out of Libya, some of which is known to be in the US and Europe. “We know a lot about where the money is,” he says. “The assets of the Central Bank and the Libyan Investment Authority we have a pretty good idea about.” That is only a portion of what is missing, however. The task of tracing all the assets could take years, judging by previous international efforts in Nigeria and Haiti, after dictatorships in those countries collapsed. “There is a good chunk of money, millions and millions, which we do not really know about,” Tarhouni says. “Those are physical and other assets. It will take time and cost money to trace them.” 

Tarhouniは昨年リビア国民評議会の財務大臣であったが、失われた数十億ドルを探す責任者だった。そしてカダフィ一族はすくなくともリビアから1600億ドルを着服したと信じていて、その一部はアメリカとヨーロッパにあると知られている。「我々はその金がどこにあるのかについて多くを知っている。」と彼は言う。「中央銀行とリビア投資庁の資産については我々は極めて良い考えを持っている。」しかしながら、それは失ったもののわずか一部だ。全ての資産を探す仕事は数年を要するだろう。こうした国家の独裁政権が崩壊してしまっているナイジェリアやハイチに於けるかっての国際的な取り組みから判断している。「たくさんの金、何百万もあるが、それらを我らが本当に知らない。」とTarhouniは言う。「物理的な、そして他の資産もある。それらを探す為に時間と費用がかかるだろう。」

Where are the weapons?Gaddafi was one of the world’s biggest arms buyers, spending a good chunk of his oil revenues on sophisticated weapons systems. When U.S. and E.U. sanctions ended in the mid-2000s, Gaddafi become a prized customer for Western defense contractors, spending hundreds of millions on British tanks and armored vehicles, and French fighter jets. After the regime’s collapse last October, dozens of warehouses piled high with rockets, missiles and other weaponry were uncovered near Gaddafi’s hometown of Sirt.

武器はどこにあるのか?カダフィは世界最大の武器のバイヤーの一人で、かなりの彼の石油収入を高性能な兵器システムに支出していた。アメリカとヨーロッパの制裁が2000年代半ばで終了するとカダフィは西側の防衛納入業者達に取って極めて重要な顧客になり、イギリスの戦車や装甲車両に数億ドルを費やし、そしてフランスの戦闘機にも。この政権が昨年10月に崩壊してから、ロケットやミサイルそしてその他の兵器類がうずたかくつみ上がった数十もの倉庫がカダフィのホームタウンのシルトの近くで見つかった。

Much of that arsenal is now missing, having filtered into the hands of militia groups, or been smuggled across Libya’s borders to armed groups in Mali, Mauritania and other North African countries. Gaddafi’s weapons cache appears also to have been sold or distributed to Syrian rebels who, ironically, are at war with one of Gaddafi’s onetime allies, Basher Assad. The Wall Street Journal this week reported that some of Gaddafi’s huge stockpile of handheld anti-tank and anti-aircraft missiles are in evidence in Idlib province. “Most of the shoulder-fired missiles in rebel arsenals have come from Libya, smuggled into the country through the Turkish border without the official blessing of regional states or their Western backers, several rebel coordinators said,” said the article.

それらの貯蔵武器の多くは現在、無くなっていて、民兵グループの手に渡ってしまっている。もしくはマリ、モーリタニアやその他の北アフリカの諸国の武装集団にリビアの国境を越えて持ち出されている。カダフィの武器の貯蔵物がまたシリアの反乱軍に売られ、もしくは分配され、彼らは皮肉にもカダフィのかっての同盟者の1人Basher Assadと戦っている。Wall Street Journalは今週、携帯の対戦車ならびに対空ミサイルのカダフィの膨大な貯蔵品の一部がシリア北西部のイドリブ県に証拠があると報道した。「反乱軍の貯蔵武器のなかの肩に担いで発射できるミサイルの多くはリビアから来ていて、地域の州の当局の承認とかもしくは西側諸国に支持者なしで、トルコの国境を越えて、この国に満ち込まれたと幾人かの反政府軍のコーディネーターは言った。」とこの記事で言っていた。

What worries Libyan officials more, however, is the armed groups inside the country who now possess some of Gaddafi’s massive quantities of weaponry—enough to last several wars, and to make the task of disarming the militia groups daunting, if not impossible. Says Tarhouni, “My guess is that most of the weaponry is not in the hands of the government.”

しかしながら、リビア当局をもっと心配させているのは国内の武装グループで、現在、ー 幾つかの戦争を続けるのに、そして不可能とは言え無いまでも、民兵グループの武装解除の作業をやりにくくしているのに十分なカダフィの大量の兵器類の一部を所有している。Tarhouni,は「私の想像だが、兵器類の多くは政府の手元にはない。」と言っている。

今日はこれまで。昨日の午後は小林さんのセミナーの第一回目が開催され、30人以上の方が来ていただいた。活発な質問が出たので、びっくりした。午前はひどい雨だったが、スケートをして、溜池山王まで滑った。夜は英語の勉強があった。ではまた明日。

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2012年10月28日

カダフィの亡霊

未だカダフィの一人の子孫が隠れているのか?反政府軍の指導者達が勝利を宣言して一年が経ったが、多くのリビア人達は、カダフィの一番若い息子であるKhamisは恐れられていた32旅団の長であったが、多分、彼の父親の最も古いBani Walidの拠点に身を隠していて、そして残存している支持者達と攻撃を計画していると未だ信じている。カダフィの知られている子供達の残りについては疑いの余地はない。(この兄弟達の指導者はセックスの為に彼の住居に数多くの若い女性を呼び集めていたことで、有名だった。)いやむしろ、それらの多くについては。カダフィの養子になった娘のHanaaは彼の自宅で1986年のアメリカの爆撃で死んだと彼は主張していたが、実際には26年前のその攻撃では生きていたことがわかっていた。これはタイムの記事だ。

Gaddafi’s Ghost: How the Tyrant Haunts Libya a Year After His Death
One year after being cornered and killed by Libyan rebels, fallen dictator Muammar Gaddafi still casts a long shadow from the grave
By Vivienne Walt  October 19, 2012

カダフィの亡霊:暴君が彼の死後一年リビアをどのように徘徊しているのか。
リビアの反政府軍に追いつめられ、殺されて一年経って、倒れた独裁者Muammar Gaddafiは未だに墓場から長い影を投げかけている。

image: Children play with slingshots in Sirte, the late Libyan dictator Muammar Gaddafi’s hometown, March 31, 2012.

Children play with slingshots in Sirte, the late Libyan dictator Muammar Gaddafi’s hometown, March 31, 2012. Sirte was one of the last loyalist strongholds in the nearly year-long war that ended the 42-year regime of Muammar Gaddafi, and it sustained more damage than any other Libyan city—in just a little over a month of heavy fighting. 

子供達はシルトでパチンコで遊んでいるが、そこは今は亡きリビアの独裁者Muammar Gaddafi’の故郷、2012年3月31日。シルトはMuammar Gaddafi’の42年の体制が終わったほぼ一年近い戦争の最後の体制支持者の本拠地の1つであった。そして、ほかのどこのリビアの都市よりも、ひどい損害を被った。ー 一ヶ月ちょっとの猛烈な戦いで。

The killing of Muammar Gaddafi exactly a year ago—on Oct. 20, 2011—ended the world’s longest dictatorship, and this week, Libya’s first freely elected government in decades appointed its new Prime Minister, Ali Zeidan. Zeidan should expect no easy ride: Libya’s feisty new media sites and television channels have spent the past year lambasting the new leaders for their poor performance—just the kind of criticisms that would have earned journalists years in prison under Gaddafi’s 42-year rule. For sure, Libya is violent and chaotic. But it is finally free.  “There is progress,” says Ali Tarhouni, one of the leaders of last year’s revolution, by phone from Tripoli. “After all, Gaddafi is dead. This ‘mad dog’ is gone.”

丁度一年前ー 2011年10月20日に、ー Muammar Gaddafi’の殺害で世界最長の独裁政権を終え、そして、今週、数十年間でのリビアの最初の自由に選挙された政府が新しい首相Ali Zeidanを指名した。Ali Zeidanは簡単に行くと思うべきではない。:リビアの活発な新しいメディアサイトとテレビチャンネルは貧弱な実績に対して新しい指導者達を批判してこの一年を過ごして来た。ー まさに、カダフィの42年間の統治の下では記者達に監獄で何年も過ごさせて来た批判の類いだ。確かに、リビアは暴力的で、混沌としている。しかし、ようやく自由だ。「進展がある。」と昨年の革命の指導者の一人であるAli Tarhouniはトリポリアからの電話で言っている。「結局、カダフィは死んだ。この『狂犬』は行ってしまった。」

Yet while Gaddafi lies buried in a secret location in the desert, Libyans are grappling with his troublesome legacy, one year after his gruesome demise. Here are three issues still playing out in Libya’s new democracy:Is one Gaddafi scion still in hiding? A year since rebel leaders proclaimed victory, many Libyans still believe that Khamis, Gaddafi’s youngest son, who headed the feared 32nd Army Brigade, is laying low, perhaps in his father’s old stronghold of Bani Walid, and plotting attacks with remaining loyalists. The widespread rumors persist despite evidence that Khamis was killed on August 24 last year, after fleeing Tripoli with his fighters; one man who survived that chaotic escape told the New York Times in May that he witnessed Khamis killed in a gunbattle, and that he then saw Kahmis’s brother Saif al-Islam—Gaddafi’s most famous son—greeting mourners in Bani Walid.

けれども、カダフィは砂漠の秘密の場所に埋められているが、リビアの人達は彼の陰惨な死後一年経った後で、彼の厄介な遺産に取り組んでいる。ここにリビアの新たな民主主義の中でまだ展開している3つの課題がある。:未だカダフィの一人の子孫が隠れているのか?反政府軍の指導者達が勝利を宣言して一年が経ったが、多くのリビア人達は、カダフィの一番若い息子であるKhamisは恐れられていた32旅団の長であったが、多分、彼の父親の最も古いBani Walidの拠点に身を隠していて、そして残存している支持者達と攻撃を計画していると未だ信じている。Khamisは彼の兵士達とトリポリから逃げた後で、昨年の8月24日に殺害されたと言う証拠にもかかわらず、広く噂が広まっている。;その大混乱の逃亡で生き残った一人の男が5月にニューヨークタイムズに、Khamisは銃撃戦で死んだことを証言し、Khamisの兄のSaif al-Islamー カダフィの最も有名な息子ー がBani Walidで弔問者達を出迎えていたと語った。

But in Libya, rumors have their own momentum. So long as enough people (and there are plenty) who believe Khamis survived, the fear will likely persist that the Gaddafis could mount a return. “Unless you can tell us where the body is, a lot of people will be suspicious,” Jalal el-Gallal, ex-rebel spokesman, told TIME this week. “Why the secrecy? Because he is still alive?” he says. “People are worried. Is there going to be a comeback for the Gaddafi family?”

しかしリビアでは噂に彼ら自身の勢いがある。多くの人々(そしてたくさんいるが)はKhamisが生きていると信じている限りは、カダフィ一家が戻って来るかも知れないと言う恐怖が持続しているようだ。「あなたがその死体がどこにあるのか言わない限り、多くの人々は疑うだろう。」元反政府軍のスポークスマンであるJalal el-Gallalは今週タイム紙に語った。「なぜ隠しているのか?彼が未だ生きているからか?」と彼は言う。「人々は心配している。カダフィ一家がカムバックしようとしているのか?」

There is little doubt about the rest of Gaddafi’s known children (the Brother Leader was notorious for summoning countless young women to his compound for sex), or rather, about most of them. Gaddafi’s adopted daughter Hanaa, whom he’d claimed had died in the 1986 U.S. bombing raid on his home, in fact was found to have survived that attack 26 years ago, and until last year was a doctor in a Tripoli hospital. Her current whereabouts are unknown.

カダフィの知られている子供達の残りについては疑いの余地はない。(この兄弟達の指導者はセックスの為に彼の住居に数多くの若い女性を呼び集めていたことで、有名だった。)いやむしろ、それらの多くについては。カダフィの養子になった娘のHanaaは彼の自宅で1986年のアメリカの爆撃で死んだと彼は主張していたが、実際には26年前のその攻撃では生きていたことがわかっていた。そして、昨年までトリポリの病院で医者をしていた。彼女の現在の所在は知られていない。

今日はこれまで。今日は忙しい。朝スケートで、昼からセミナー。夜は英語の勉強。今、そのために、昼と夜の弁当を作っている。玄米のご飯を炊いていて、後は野菜と肉の煮込みを作っている。あとは、柿を切ったものをサランラップに包んで。10時からスーツを着てスケートだ。以前そうしたことがあったが、転んで、スーツの膝に穴をあけたまま講演をしたことがあった。今日は講演はしないので、大丈夫だ。ではまた明日。



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2012年10月27日

インドは混乱した世界だ2

インド全体で、約6億の人たちがー 12億の人口のうちー 田畑や都会の荒れ地でまだ、「屋外排泄」をしている。昨年、ユニセフによると、5才以下の170万人の子供がインドで死んだ。ー 丁度世界合計の4分の一以下だ。インドは中国とともに台頭する超大国としてしばしば一括りにされているけれどもここは極めて貧しい国家だ。ー 一人当たりの所得は中国の水準の3分の一以下だ。(1,600ドル)インドは最近、火星への宇宙飛行の計画を公表した。現在又世界最大の武器を輸入している。そして、最近フランスから新しい戦闘機を購入するために100億ドルを使うだろうと言った。10年前に、中央政府はウッタル・プラデシュだけに公衆衛生を改善するために約3億ドル割り当てた。ー しかし、このお金はデリーとBudaunのような場所の間でどういう訳か消えてしまった。イギリスではイギリスが外国の援助をインドに送り続けるべきかどうかについて活発な議論がある。この考え方が世界で最も貧しい人々を助けるためであるならば、世界で他のどこよりもインドの中に一層多くの彼等がいる。そして、けれどもインドはまたイギリスより少ない赤字と多い外貨準備がある。


In Budaun itself, the sanitation project is making slow but steady progress. But for Uttar Pradesh – whose population is more than 200m, larger than that of Brazil – the task is still dauntingly big. Unicef estimates that only 21 per cent of the state’s inhabitants have access to a proper toilet. In India as a whole about 600m people – out of a total population of 1.2bn – still practice “open defecation”, either in fields or urban wasteland.

Budaun自体の中で、公衆衛生プロジェクトがゆっくりだが、着実な進展をしている。しかし、ウッタル・プラデシュにとってー その人口は2億以上で、ブラジルよりも多い。ー その課題は圧倒されるほど大きい。ユニセフはこの州の住民の21%だけがきちんとしたトイレを使って来ていると予測している。インド全体で、約6億の人たちがー 12億の人口のうちー 田畑や都会の荒れ地でまだ、「屋外排泄」をしている。

India’s sanitation problems are a public health disaster that helps explain other grim statistics. Last year, according to Unicef, 1.7m children under the age of five died in India – just under a quarter of the worldwide total – while 42 per cent of the country’s children are officially categorised as underweight. Although India is often bracketed with China as a rising superpower, it is a significantly poorer nation – with a per-capita income less than a third of the Chinese level.

インドの公衆衛生の問題は公共の保健災害であり、他のぞっとするような統計データが説明の手助けをしている。昨年、ユニセフによると、5才以下の170万人の子供がインドで死んだ。ー 丁度世界合計の4分の一以下だ。ー 一方で、この国の子供の42%が公式に体重不足として分類されている。インドは中国とともに台頭する超大国としてしばしば一括りにされているけれどもここは極めて貧しい国家だ。ー 一人当たりの所得は中国の水準の3分の一以下だ。(1,600ドル)

The country’s consumer market is growing rapidly. It now has more mobile phones than toilets. India has more absolutely poor people than Africa, and more billionaires than Britain. It is magnet both for the world’s aid agencies and for its multinationals. Corporate India is so wealthy that it is going on an international buying spree – snapping up well-known western marques such as Jaguar Land Rover. A country that almost ran out of money during the economic crisis of 1991 now has foreign reserves that stand at a healthy $300bn. India has nuclear weapons and a space programme; it recently announced a plan for a mission to Mars. It is now also the world’s largest importer of weapons, and recently said it would spend $10bn buying new fighter jets from France.

この国の消費者市場は急激に成長している。現在、トイレよりも携帯電話の方が多い。インドはアフリカよりも絶対的により貧しい人々がいる。そしてイギリスよりもより多くの億万長者がいる。世界の援助機関と多国籍企業の双方を、インドは引きつけている。企業のインドはあまりに豊かなので、国際的な買いあさりが進行している。ー Jaguar Land Rover.のような有名な西側のブランドを我勝ちに買っている。1991年の経済危機の時に金が殆どなくなっていた国は現在、健全な3000億ドルの外貨準備がある。インドは核兵器と宇宙開発計画を持っている。;インドは最近、火星への宇宙飛行の計画を公表した。現在又世界最大の武器を輸入している。そして、最近フランスから新しい戦闘機を購入するために100億ドルを使うだろうと言った。

Some regard all these contrasts as evidence that the Indian government has scandalously misplaced priorities. The reality is less clear-cut. The central government has a great many poverty alleviation programmes and spends a lot of money. The story is not so much one of outright government neglect as one of corruption, maladministration and rigid social structures. A decade ago the central government allocated about $300m to improve sanitation in Uttar Pradesh alone – but the money somehow disappeared between Delhi and places such as Budaun. Local residents tell stories of the small tragedies that blight lives and thwart official policy – such as government ration cards that are stolen by local officials.

インドの政府は恥ずかしいほどに見当違いの優先度を持っている証拠として全てのこうした差異を幾人かが注視している。現実は明快ではない。この中央政府は非常にたくさんの貧困緩和プログラムを持っていて、たくさんのお金を使っている。この話は汚職、不正な行政、厳格な社会構造ほど、明白な政府の怠慢の程度は大きくない。10年前に、中央政府はウッタル・プラデシュだけに公衆衛生を改善するために約3億ドル割り当てた。ー しかし、このお金はデリーとBudaunのような場所の間でどういう訳か消えてしまった。  現地政府の役人によって盗まれた政府の配給カードのようにー  生活を破壊し、そして公式の政策を挫折させる小さな悲劇の話を現地の住民は語る。
 

Yet the numbers suggest that, even in rural areas, things are improving. Rural wages are said to have doubled over the past decade in India. Amid all the poverty in Budaun, there is plenty of commerce – from small workshops to roadside stalls. People are moving off the farms into rural industries or towards the cities.

けれども、田舎の地域に於いてさえ、物事が改善している事を数字が示している。地方の給与はインドでは10年前よりも2倍になったと言われている。Budaunのあらゆる貧困の中で、多くの商業があるー 小さな工場から道ばたの露天まで。人々は農場から田舎の製造業へもしくは都市に向かって移動して来ている。

It is this migration from rural to urban areas that brings together the stories of the two Indias. One senior official in Delhi says that his main reason for confidence about his country’s future is that the move to the cities will drive economic growth for the next 20-30 years, as it has in many societies in the past – from Britain in the 18th century to China today. “You stay sane in India by looking at the medium-term,” he remarks.

この農村から都市へのこの移住が2つのインドの話をもたらしている。デリーのある上級の役人は国家の将来の自信の主な理由は18世紀のイギリスから今日の中国までー 過去に多くの社会であったように、都市への移動が次の20-30年の間の経済的な成長を推進することだと言っている。「あなたは数ヶ月間インドに目を向ければ、インドの中で穏健でいられることがわかるだろう。」

The fact that India is simultaneously a rich and a poor country is not just baffling for Indians – it is also a puzzle for outsiders. In Britain at the moment, there is a lively debate about whether the UK should continue to send foreign aid to India. If the idea is to help the world’s poorest people, then there are more of them in India than in any other country in the world. And yet India also has a smaller budget deficit and larger foreign reserves than Britain.

インドが同時に豊かで、かつ貧しい国であると言う事実はインド人を当惑させるだけではない。ー 外部者にとっても困惑させている。当面、イギリスではイギリスが外国の援助をインドに送り続けるべきかどうかについて活発な議論がある。この考え方が世界で最も貧しい人々を助けるためであるならば、世界で他のどこよりもインドの中に一層多くの彼等がいる。そして、けれどもインドはまたイギリスより少ない赤字と多い外貨準備がある。


Indians could have their own version of this debate about aid and equity. For even as European countries send aid to India, India will be indirectly funding the bailouts in the eurozone – through its contributions to the IMF. Yet living standards in Greece or Ireland remain unimaginably lavish by the standards of rural India. These kinds of paradox crop up in debates about everything from arms sales to climate change. They are characteristics of a world in which notions of “rich” and “poor” nations are being turned upside down.

インド人達は支援と正当な権利についてこの議論の彼等自身の意見を持っているかもしれない。ヨーロッパ諸国がインドに援助を送っているように、インドは間接的にユーロ圏に緊急援助の資金を提供しているだろう。ー IMFへの拠出金を通じて。けれどもギリシャやアイルランドの生活標準は想像もできないほど田舎のインドの標準より豊かだ。こうした矛盾した事は武器の販売から気象変動までのすべてについて議論の中に登場してくる。彼等には「豊かな」と「貧しい」国の考えがごちゃごちゃになっている世界の特性がある。

今日はこれまで。インドは次の中国だと注目されているが、こういう風に見てみると、12億として見てはいけないようだ。アメリカの人口と同じの3億の人たちが、いつ、一人当たりのGDPが中国と同じ6,000ドルになるのかと言う判断が必要だ。現実には6億の人口が未だトイレを使っていないから、そうなってはいないが。ではまた明日。
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swingby_blog at 09:30コメント(0)トラックバック(0) 

2012年10月26日

ドーハラウンドの終わり2/インドは混乱した世界だ

ドーハが無力化して、多角的取引に対する地域の代替案が登場して来ている。ドーハラウンドを地域の取引の寄せ集めに置き換えさせる代わりに、WTOの首脳Pascal Lamyはそれをやめて、「グローバルリカバリーラウンド」の中に最善の部分を復活させるべきだ。彼はドーハをだめにしてしまった全てか無かと言う「一括の約束」のルールを止めるべきだ。その代わり、話し合いが小さなグループに分割され、お互いに独立して進めることを許されることになる。WTOのもう1つの指針であるー 「最恵国待遇」条項ー が適用されねばならない。この規則は相互に一致していなくても、より小さなグループ間の如何なる取引も全てのWTO年のメンバーに適用されねばならないことを意味する。WTOの調停による地域主義はこのようにして全てに対して貿易の障害をより低くするだろう。世界貿易の7%しかない農業が他のすべてを束縛することはできない。


With Doha paralysed, regional alternatives to a multilateral deal are springing up. They are not all bad, but regional deals tend to benefit insiders at the expense of outsiders, so that global gains will be achieved only if they can be fitted together. And the small deals often enshrine rules—such as electrical and emissions standards—which vary from region to region, so they make global deals harder to forge.

ドーハが無力化して、多角的取引に対する地域の代替案が登場して来ている。それらは全てが悪い訳ではなく、地域の取引は外部者達の犠牲で、内部者達に利益をもたらす傾向にある。だから、グローバルな利益は彼らがうまくまとまった時にのみ達成されるだろう。そして、小さな取引はよく規則を大事にする。ー 電気と排出標準のようなー それは地域ごとに異なってる。だから、それらはグローバルな取引を構築しにくくしている。

Instead of allowing the Doha round to be replaced with a patchwork of regional deals, the WTO’s boss, Pascal Lamy, should close it and resurrect the best bits in a “Global Recovery Round”. He should drop the all-or-nothing “single undertaking” rule that helped kill Doha. Instead, talks would be broken up into small chunks and allowed to progress independently of one another. 

ドーハラウンドを地域の取引の寄せ集めに置き換えさせる代わりに、WTOの首脳Pascal Lamyはそれをやめて、「グローバルリカバリーラウンド」の中に最善の部分を復活させるべきだ。彼はドーハをだめにしてしまった全てか無かと言う「一括の約束」のルールを止めるべきだ。その代わり、話し合いが小さなグループに分割され、お互いに独立して進めることを許されることになる。

Negotiations would be open, so that any member could leave or join. Some deals, therefore, would not include everyone. But another of the WTO’s guiding principles—the “most-favoured-nation” clause—must apply. This rule means that any deal between a smaller group must be applied to all WTO members, even if they do not reciprocate. WTO-brokered regionalism would thus lower trade barriers for all.

交渉がオープンになれば、どのメンバーも入ったり出たりできる。それゆえ、幾つかの取引は全員参加ではないだろう。しかし、WTOのもう1つの指針であるー 「最恵国待遇」条項ー が適用されねばならない。この規則は相互に一致していなくても、より小さなグループ間の如何なる取引も全てのWTO年のメンバーに適用されねばならないことを意味する。WTOの調停による地域主義はこのようにして全てに対して貿易の障害をより低くするだろう。

The Global Recovery Round should focus on manufacturing and services. Manufacturing represents around 55% of total trade. There is much to be gained: tariffs on cars, buses and bicycles are still high. Even low-tariff countries maintain a selection of high ones. In America ski boots attract a zero tariff, but golf shoes can face a 10% rate, and steel-toe-capped boots 37.5%. Services, which account for only 20% of world trade but are more important on a value-added basis, have hardly been liberalised at all.

グローバルリカバリーラウンドは製造業とサービス業に焦点を当てるべきだ。製造業は全ての貿易の約55%である。得るべき多くのものがある。:車、バス、自転車に対する関税は未だ高い。低い関税諸国でさえも高いものを選択している。アメリカではスキー靴はゼロ関税だが、ゴルフシューズは10%で、つま先に鉄がついているブーツは37.5%だ。サービス業は世界貿易のわずか20%だが、付加価値という視点ではより重要だが、まったく自由化されて来ていない。

If progress on agriculture is slower, so be it. Farm protectionism, which this newspaper was founded to oppose, still starves millions. New madnesses appear by the day: Russia has blocked the import of pigs from the EU because of a virus that affects cows and sheep. But an industry that makes up only 7% of world trade cannot hold everything else hostage.

農業の進展がゆっくりなら、それならそれで仕方がない。農業の保護主義はこの新聞が反対する為に創刊されたが、いまだ、数百万人を飢えに苦しめている。新たな狂気が日ごとに現れる。:ロシアは牛や羊に感染するウィールスの為にEUから豚の輸入を阻止している。世界貿易の7%しかない産業が他のすべてを束縛することはできない。

The timing should be as tight as possible. When G20 finance ministers meet in Mexico City in November 2012, they should ask the WTO to launch the Global Recovery Round, and to finish it by the time of the WTO’s next big meeting, in Bali in December 2013. It would be the best thing to happen to the world economy for five years.

時期は出来る限り厳しくするべきだ。G20の財務大臣が2012年11月にメキシコ市で会う時に彼らはWTOにグロ−バルリカバリーラウンドを着手し、そして、2013年12月のバリのWTOの次の大きな会議の時までにそれを終えるよう求めるべきだ。それは5年間世界経済に起こる最善のことだろう。


これはファイナンシャルタイムズだ。
September 24, 2012 
India is part of an upside-down world
By Gideon Rachman

インドは混乱した世界の一部だ。
Ingram Pinn

The highway leading out of Delhi is lined with adverts for new housing developments with names such as “Exotica Dreamville”. A typical hoarding shows a smiling young couple, standing on a manicured lawn, under the slogan: “Lifestyle is here.”

ニューデリーから出ている高速道路にはExotica Dreamvilleのような名前の新たな住宅開発の宣伝がずらりと並んでいる。典型的な広告板には笑っている若いカップルが手入れされた芝生に立っていて、その標語には「ライフスタイルがここにある。」と表示してある。

Statistics such as these are sometimes used to pour scorn on the idea that India is an emerging great power. The truth, of course, is more complicated. After 20 years of strong economic growth, India is simultaneously a rich and a poor country. Its sheer size means that India is the 10th largest economy in the world – and it could well be the third largest by 2030.

こうしたような統計データが時々、インドが新興の偉大な力を持っている考え方に対して軽蔑する為に利用されている。勿論、事実はより複雑だ。20年の力強い成長の後で、インドは同時に金持ちで、かつ貧しい国だ。その本当の規模はインドが世界で10番目の経済国家であることを意味し、ー そしてインドは2030年までに恐らく3番目の大きさになるだろう。

Keep driving, however, deep into the neighbouring state of Uttar Pradesh, and you will find lifestyles that are neither exotic nor the stuff of dreams. On the outskirts of the city of Budaun, many of the children show signs of malnourishment. Goats, buffalo, cows and camels roam the filthy streets. Unicef, the UN agency for children, is running a campaign to equip all the houses in the district with a modern toilet. It is also trying to find new work for the “manual scavengers”, who make their living by cleaning dry latrines by hand.

しかしながら、ウッタル・プラデシュの隣接した州の奥深くに運転して行くと、あなたは魅惑的でも、大きな夢でもないライフスタイルを見つけるだろう。Budaunの町の郊外で、多くの子供達が栄養不良のようだ。ヤギ、水牛、牛そしてらくだが汚い通りをうろついている。子供達の国連機関であるユニセフはこの地区の全ての家に近代的なトイレを用意する為の運動をしている。それは「手作業で掃除している人たち」の為に仕事を見つけようともしている。彼らは手で、水で流さないトイレを掃除することによって生計を立てている。

ウッタル・プラデシュ Uttar Pradesh:インド北部、ヒンドスタン平野に広がる州。州都はラクナウ。面積24万0928平方キロメートル、人口1億6605万2859(2001)で、インドで最大の人口を擁する州である。面積も北海道を除く日本の面積にほぼ匹敵する。住民の大部分(82%)はヒンドゥー教徒である。ガンジス川の上・中流域に開けることから、古くからインドの農業生産の中心地であり文化の中枢を占めてきた。主要都市のワーラーナシやアラハバードはヒンドゥー教の聖地で、ワーラーナシには国立バナラス・ヒンドゥー大学がある。ムガル帝国時代の一時期、首都として栄えたアグラのアグラ城や、その近郊のタージ・マハルなど、インドの文化や政治にかかわるこの州の重要性を示している。

今日はこれまで。今日はこれから両親の支払いと様子を見に荒川に行って来る。家具屋だったので、その商品も処分しなければならない。100万円でネットで売ろうとしている。今夜は大学の仲間と会食だ。ではまた明日。


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swingby_blog at 06:50コメント(0)トラックバック(0) 
プロフィール

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海野 恵一
1948年1月14日生

学歴:東京大学経済学部卒業

スウィングバイ株式会社
代表取締役社長

アクセンチュア株式会社代表取締役(2001-2002)
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海野塾のイベントはFacebookのTeamSwingbyを参照ください。 またスウィングバイは以下のところに引っ越しました。 スウィングバイ株式会社 〒108-0023 東京都港区芝浦4丁目2−22東京ベイビュウ803号 Tel: 080-9558-4352 Fax: 03-3452-6690 E-mail: clyde.unno@swingby.jp Facebook: https://www.facebook.com/clyde.unno 海野塾: https://www.facebook.com TeamSwingby
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