2016年02月29日
パキスタンの国境の荒れ地 表裏のある行動 この国は自業自得の状態になっているのだろうか?(2)
Indeed, many in the Pakistani establishment have actively assisted a movement regarded as useful in Pakistan’s obsessive struggle to lessen Indian influence in Afghanistan. Pakistan has other reasons to resent Afghanistan, which voted against Pakistan’s membership of the UN in 1947. It thinks Afghanistan vies for the affections of ethnic Pashtuns living in Pakistan. Many of them live in a part of Pakistan that Afghanistan claims the British Raj took unfairly. For all these reasons, since the mid-1970s Pakistan has backed Islamist militants as proxies in Afghanistan.
establishment:支配者層
obsessive:強迫観念にとりつかれた
struggle:争い
lessen:小さくする
resent:憤慨する
vie: 張り合う
affection:好意
British Raj:イギリス領インド帝国
proxy:代理
実際にパキスタンの支配者層の多くがアフガニスタン国内でインド人の影響力を小さくしようと、パキスタンの強迫観念にとりつかれた争いのなかで有効だと思われる活動を積極的に支援してきている。パキスタンはアフガニスタンに憤りを感じる理由が他にもある。アフガニスタンは1947年にパキスタンの国連加盟に反対票を投じた。パキスタンは、パキスタンに暮らしているパシュトゥン人の好意に対してアフガニスタンが張り合っていると考えている。イギリス領インド帝国が不当な方法で手に入れたとアフガニスタンが主張しているパキスタンの一部の地域に、パシュトゥン人の多くが暮らしている。これらの全ての理由により、1970年代半ばからパキスタンはアフガニスタン内でイスラム過激派を自分たちの代理として支援してきている。
Many Pakistanis think Afghanistan is now getting its own back. In cahoots with India, they say, Afghanistan is both helping the TTP and stoking rebellion in the restive Pakistani province of Balochistan. Western diplomats say this view is overblown. In both instances Afghan assistance is marginal at best. It is also unclear what Afghanistan’s hard-pressed security forces could do about Nuristan, a place so tough that NATO abandoned it in 2010 after failing to subdue it.
get its own back:報復をする
cahoot:共謀
TTP:パキスタン・タリバン運動 (Tehrik-i-Taliban Pakistan)
stoking rebellion:反乱を過熱させる/暴動を煽る
restive:反抗的な
overblown:誇張された
assistance:援助
marginal:最低限の/さほど重要ではない
subdue:鎮圧する
hard-pressed:財政難の
多くのパキスタン人は現在アフガニスタンが報復をしてきていると考えている。インドと共謀してアフガニスタンはTTPを支援し反抗的なパキスタンのBalochistan県の反乱を煽っているのだと彼らは言う。欧米の外交官たちはこの見解は誇張されていると言っている。両方の例においてアフガニスタンの援助はせいぜい最低限のものである。またアフガニスタンの財政難の公安部隊がNuristanに関して対処することが出来たのかは不明だ。Nuristanは難攻不落なためにNATOが制圧失敗後の2010年に放置された場所である。
But perhaps Afghanistan has tried playing its own double game. In late 2013 American soldiers arrested a senior TTP commander after he was tracked to a secret meeting with Afghan intelligence officers. A diplomat likens the situation to a devilish game-theory puzzle. Mutual co-operation would produce the best outcome for all. But players seem unable to resist striking each other.
track:追跡する
devilish:非道な
liken:例える
resist:我慢する
しかし恐らくアフガニスタンは自ら表裏のある行動をとろうとしてきた。2013年末に、TTPの上級幹部がアフガニスタンの機密諜報員との秘密会談まで追跡された後アメリカ兵がその幹部を逮捕した。外交官はこの状況を非道なゲーム理論のパズルに例えている。双方の協同は全員にとって最善の結果を生み出すことになる。しかしプレイヤーたちは、お互いを攻撃することに我慢ができないようである。
月曜日。今日はこれまで。背景がまだよく把握できていないが、パキスタンとアフガニスタンの政府間の関係は歴史的に良くないようだが、パキスタンのタリバンとアフガニスタンの諜報機関が通じているのは縄張りの取引をしているのではないだろうか?政府間のホットラインはないが、現場での交渉はこのようにやっているのではないだろうか。
昨日は朝ブログが終わってから、7時から5時まで小説を書いていた。第2章で立ち往生した。まとまっていないのである。夜は英語の研修資料のレビュー。8時半から10時半まで小説。タイトルを変えて、今日も朝からチャレンジする。今朝は4時半に起床し、このブログが済んだら、7時から小説。昼はダイセルの井口さん。午後はハナビラタケの内藤さん。あとは全て小説。第2章を攻略したい。ではまた明日。
establishment:支配者層
obsessive:強迫観念にとりつかれた
struggle:争い
lessen:小さくする
resent:憤慨する
vie: 張り合う
affection:好意
British Raj:イギリス領インド帝国
proxy:代理
実際にパキスタンの支配者層の多くがアフガニスタン国内でインド人の影響力を小さくしようと、パキスタンの強迫観念にとりつかれた争いのなかで有効だと思われる活動を積極的に支援してきている。パキスタンはアフガニスタンに憤りを感じる理由が他にもある。アフガニスタンは1947年にパキスタンの国連加盟に反対票を投じた。パキスタンは、パキスタンに暮らしているパシュトゥン人の好意に対してアフガニスタンが張り合っていると考えている。イギリス領インド帝国が不当な方法で手に入れたとアフガニスタンが主張しているパキスタンの一部の地域に、パシュトゥン人の多くが暮らしている。これらの全ての理由により、1970年代半ばからパキスタンはアフガニスタン内でイスラム過激派を自分たちの代理として支援してきている。
Many Pakistanis think Afghanistan is now getting its own back. In cahoots with India, they say, Afghanistan is both helping the TTP and stoking rebellion in the restive Pakistani province of Balochistan. Western diplomats say this view is overblown. In both instances Afghan assistance is marginal at best. It is also unclear what Afghanistan’s hard-pressed security forces could do about Nuristan, a place so tough that NATO abandoned it in 2010 after failing to subdue it.
get its own back:報復をする
cahoot:共謀
TTP:パキスタン・タリバン運動 (Tehrik-i-Taliban Pakistan)
stoking rebellion:反乱を過熱させる/暴動を煽る
restive:反抗的な
overblown:誇張された
assistance:援助
marginal:最低限の/さほど重要ではない
subdue:鎮圧する
hard-pressed:財政難の
多くのパキスタン人は現在アフガニスタンが報復をしてきていると考えている。インドと共謀してアフガニスタンはTTPを支援し反抗的なパキスタンのBalochistan県の反乱を煽っているのだと彼らは言う。欧米の外交官たちはこの見解は誇張されていると言っている。両方の例においてアフガニスタンの援助はせいぜい最低限のものである。またアフガニスタンの財政難の公安部隊がNuristanに関して対処することが出来たのかは不明だ。Nuristanは難攻不落なためにNATOが制圧失敗後の2010年に放置された場所である。
But perhaps Afghanistan has tried playing its own double game. In late 2013 American soldiers arrested a senior TTP commander after he was tracked to a secret meeting with Afghan intelligence officers. A diplomat likens the situation to a devilish game-theory puzzle. Mutual co-operation would produce the best outcome for all. But players seem unable to resist striking each other.
track:追跡する
devilish:非道な
liken:例える
resist:我慢する
しかし恐らくアフガニスタンは自ら表裏のある行動をとろうとしてきた。2013年末に、TTPの上級幹部がアフガニスタンの機密諜報員との秘密会談まで追跡された後アメリカ兵がその幹部を逮捕した。外交官はこの状況を非道なゲーム理論のパズルに例えている。双方の協同は全員にとって最善の結果を生み出すことになる。しかしプレイヤーたちは、お互いを攻撃することに我慢ができないようである。
月曜日。今日はこれまで。背景がまだよく把握できていないが、パキスタンとアフガニスタンの政府間の関係は歴史的に良くないようだが、パキスタンのタリバンとアフガニスタンの諜報機関が通じているのは縄張りの取引をしているのではないだろうか?政府間のホットラインはないが、現場での交渉はこのようにやっているのではないだろうか。
昨日は朝ブログが終わってから、7時から5時まで小説を書いていた。第2章で立ち往生した。まとまっていないのである。夜は英語の研修資料のレビュー。8時半から10時半まで小説。タイトルを変えて、今日も朝からチャレンジする。今朝は4時半に起床し、このブログが済んだら、7時から小説。昼はダイセルの井口さん。午後はハナビラタケの内藤さん。あとは全て小説。第2章を攻略したい。ではまた明日。