2009年03月28日

テポドン その2

北朝鮮が優位になるためのミサイルによる策
ブルース・クリンガー(元北朝鮮担当のCIAで、ヘリテッジ・ファンデーションのアジア研究所の北アジア・リサーチ・フェロー)
http://www.heritage.org/Research/AsiaandthePacific/wm2295.cfm

このミサイル発射は北朝鮮独裁政治に対するアメリカと韓国の政策を緩和するために、プレッシャーを与えようとしたエスカレートした活動だ。言うまでもなく、これはオバマ政権をひどく当惑させ、クリントン長官がアジア歴訪する前に、オバマ大統領が選挙期間中に持っていた強い姿勢の一部を譲歩するように思われた。

平壌は核交渉により協調的な姿勢は持たないということをオバマ政権へのシグナルうを送っている。

ターゲットは:北アメリカ

科学者はこの長距離弾道のテポドン一号、二号について、潜在的なほかの種類も含めて、その距離と核弾頭の可能性についてはわからないといっている。米国諜報機関が出した、2001年の国家諜報評価によると、2段階式のテポドン2号は数百キロの核弾頭を10000キロ運ぶことが可能で、アラスカ、ハワイ、そして米国大陸の一部が圏内となる。この報告書では3段階式になると、飛距離は15000キロとなり、核弾頭を付けたミサイルは北米に到達することができる。

実際には北朝鮮はミサイルを発射するつもりはない。というのは平壌は非生産的な段階を飛び越えて、緊張関係を高めることなしに、外交目的を達成しようとしている。2006年のテポドン2号の発射では同盟国の北京政府を怒らせ、結局、北京政府は北朝鮮に対する米国がスポンサーした国連決議に同意することになってしまった。

ミサイルテストの設備の状況が人工衛星で監視され、発射準備として理解されているので、平壌はこの緊張を高めることが米国と韓国の交渉姿勢を弱めるであろうと希望している。結局のところ、2008年後半に北朝鮮がプルトニウムの再処理を実行すると脅したら、ブッシュ政権は軟化したことがあった。

また、北朝鮮のこうした行動はクリントン政権の終わりにやめてしまった2国間交渉を再開しようとしている。その当時、平壌はミサイルの輸出を中止する代わりに、毎年、10億ドルを要求した。米国はその要求を拒否し、より包括的な協議を模索した。しかしながら、北朝鮮の首脳会議の要求、平壌での2000年10月のオルブライト国務長官との協議の詳細検討の拒否、2000年11月のクアラルンプールでの二国間会議は北朝鮮が主体的に行動しようとしていることを決定づけた。




今日は朝は会社で会議があり、午後はこのチャイナリスク研究会がある。このCIAの記事はまだあるので、続きは明日になってしまうかもしれない。





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海野 恵一
1948年1月14日生

学歴:東京大学経済学部卒業

スウィングバイ株式会社
代表取締役社長

アクセンチュア株式会社代表取締役(2001-2002)
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海野塾のイベントはFacebookのTeamSwingbyを参照ください。 またスウィングバイは以下のところに引っ越しました。 スウィングバイ株式会社 〒108-0023 東京都港区芝浦4丁目2−22東京ベイビュウ803号 Tel: 080-9558-4352 Fax: 03-3452-6690 E-mail: clyde.unno@swingby.jp Facebook: https://www.facebook.com/clyde.unno 海野塾: https://www.facebook.com TeamSwingby
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