2008年09月22日

昨日はついうっかり休んでしまいました.今朝は30分寝坊しました.

大連の後遺症でしょうか.1時間の時差があったので、今朝は目が覚めたのが、5時20分でした.今日は雨の予定でしたので、気が緩んでいたのかもしれません.それでも、かっぱを着てでましたら、帰り間際まで、雨が降りませんでした.今日は小雨でしたので、膝スリのスライダーはほとんど減りませんでした。路面が滑るからでしょうか。今日は小雨ですね.

今朝は寝坊したせいもありますが、昨日はさぼってしまったので、日本人の今後の価値観がどうあるべきかについて、グローバルと言う視点から書きましょう.世の中にグローバリゼーションに関する本が5万と出ていますが、よく考えますと、日本人がこのグローバルについてはもっとも関心を持たなければならないテーマですね.アメリが人がいくらグローバルの本を出しても、彼らは所詮、ローカルな人たちです.せめて、英語の普及がグローバルへの道ぐらいにしか考えていないんだと思います.彼らは多様な価値観を共有している事は事実ですが、この多様な価値観の内面的なところに入って行こうとはしません.

そこが中国人と違うところです.あと、インドですが、インドは州毎に人的な交流がありませんから、アメリカ以上にローカルな国です.ですから、日本で会合をもっても、出身地が違うとお互いに知りません.東京には1万人のインド人がいますが、よくそう言う事が私主催の会合でありました.中国人は広い国土で、数百の言語があり、しかもそれが統一言語として、普通話を毛沢東が決めってから、まだ、25年しかたっていない.ですから、未だに、山を越えれば異国の地なんですね.その異国の人たちをうまく生きて行かなければならない知恵をこの長い歴史の中で、中国人は体得して来たと言えます.

この価値観はいろいろな人種がいてもその人たちと仲良くやって行ける価値観です.これがグローバルの重要な要素です.日本人は単一の文化ですから、こうした多様な人たちとうまくやって行ける能力が欠けています.一方で、日本人は他国に無い特殊な文化をもっています.正直、実直、真面目、勤勉です。これが新渡戸稲造の武士道に集約されています.この武士道の精神は世界中でも日本人しかもっていません.この部分は日本人の価値観として、絶対に手放すべきではありません.

この部分が世界から評価されるからです。ですから、日本人だけが、2つの価値観をもたなければならないんです.一つはこの武士道の価値観。これが日本人として世界から、アジアから、評価され、彼らに対して、リーダーシップがとれる側面です.もう一つの側面は先ほどの多様な人たちとうまくやって行けるグローバルな価値観.この後者の価値観は中国人でなくてもいいのですが、中国人が最もこうした価値観をもっていると言う事なんです.

日本人の最も身近にいる人たちなんですが、日頃は彼らと対等に、もしくは中国人を師として仰ぐ事が無いので、この中国人の文化、価値観の優位性に築くことはないんです.また、中国人自身も自らの優位点、弱点を分析する人たちではないので、こうしたグローバル化にたいして彼らが優れている事に関心を示して来ていません.いわゆる中華思想が彼らの根底にある、価値観の一つであり、中国そのものが世界の中心でもあるからです.

ですから、日本人はこの2つの価値観を体得する事により、すなわち、新たに、対外的な折衝能力を中国人の持つ価値観を体得する事により、世界の、spsじょてアジアの人たちと渡り合えることができる.これは語学力ではない.英語が堪能な、米国の大学院を卒業した人が日本にいっぱいいるが、彼らのほとんどは国際会議で発言できていない.これは日本の価値観しかもっていないからだ.ただ、この日本の価値観がアジアをリードできる.

これらの2つの価値観を新たに日本人が身につける必要がある.その方法は幾つもあると思うが、今まで成功したためしがない.私が提唱しているBPOがこのグローバルな価値観を体得する最短であるように思う.それも10年かけてである.我が社の社名が2020と言うのはそう言う事である.長いと思っては行けない.皆さんの10年前の会社の経営計画を見れば好い.そのときにも、グローバル化と言う中期計画があったはずだ.それも達成されないままに今まで来ている.

このグローバル化は一番テーマとしてはあげやすいが、達成されないし、されなくても、攻められない.また、グローバル化が英語の体得と誤解されている節がある.勿論、英語は必須だし、それすら、達成されていない企業が99%であることは事実だ.それと平行して、この価値観の習得を日本企業が目指すべきである.なぜそうなのかは日を改める.きょうはここまで。


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海野 恵一
1948年1月14日生

学歴:東京大学経済学部卒業

スウィングバイ株式会社
代表取締役社長

アクセンチュア株式会社代表取締役(2001-2002)
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海野塾のイベントはFacebookのTeamSwingbyを参照ください。 またスウィングバイは以下のところに引っ越しました。 スウィングバイ株式会社 〒108-0023 東京都港区芝浦4丁目2−22東京ベイビュウ803号 Tel: 080-9558-4352 Fax: 03-3452-6690 E-mail: clyde.unno@swingby.jp Facebook: https://www.facebook.com/clyde.unno 海野塾: https://www.facebook.com TeamSwingby
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