今、朝食を食べて来たが、いつも中国に来ると食傷気味になる．年に２回は絶食をしている．今回も様子を見ることにしている．体調は悪くない．精神的にはよくない．最近の石油と言い、株価と言い、さえない。特にインドはサブプライムはほとんど関係ないのに、銀行株が下げ、１５ヶ月ぶりの低空飛行だ．インフレが１２％もあるので、金利が上がって、さらに株が下がると言う悪循環だ．夏には２００００ルピーを超えた相場が今は１２５００だ．もう底になってほしい．

世界の経済は石油のせいで、野菜が高騰し、連れて食料も揚がっている．ガソリンが高いので、マイカーが自粛しだした．何処でマイカーが止まるのかはわからないが、もうそろそろだろう．インフレどころのはなしではないかも知れない．誰もが未知の世界に突入したと言う事だ．ここ迄原油が上がる事を前提にした戦略プログラムは世界中何処にも無い．戦略のパラメーターが設定できない．

だから、株価と物価だけが単純に反応しているだけだが、それだけではすまないはずだ．特に貧富の激しいアフリカとか中国の農民とかが何かのきっかけで、大きな暴動を起こす危険せいもある．生きて行けないからだ．それが、天災によって誘発するかも知れない。日本は平均的すぎるから、国民が一様に我慢すればすんでしまう．途上国はそうはいかない。今の状況は環境どころではない．

中国はガソリンも含めて、価格統制している国だから、物価が暴騰しても、食料の買い付け騒ぎ迄行かない．しかしながら、所得格差が歴然と生活に影響をしだして来ている．それが問題だ．日本への影響は素人ながらも、景気の低迷が与える日本へのインパクトは相当なもんだろう．日本の株価はアメリカの影響で下方に向かって来ているが、中国が９％成長から５％の成長に変化したら、日本の株価はさらに下落してしまう．本当の不況になってしまう．それも目前だろう．この根源が原油高であるが故に、我々ではどうにもならない問題かも知れない．

この責任は誰にあるのだろうか．アメリカなのだろうか．ブッシュなのだろうか．なぜ世界の政治家が解決できないのだろうか．これは経済のもんだではなく、政治の問題だ．だれかが、金儲けをしているとしか思えない．きっと世界のどこかの悪いやつなのだろう．私には誰かわからないが．