2008年05月30日

来週月曜日に私の本が出版されます.疲弊国家日本を如何に復興するか.仰々しいねえ.

タイトルは「本社も経理も中国へ 交通費伝票は中国で精算する」 1500円です.BPOの本ですが、中身はなぜ中国かとか、なぜ中国人なのかを書いています.また、住友化学の事例も詳しく書いています.要は中国と中国人を活用して、還暦を迎えた日本を活性化しようと言う考えです.合弁とか協業では日本企業は中国企業とうまくやっているケースはそう多くありません。しかしながら、日本はこのままでは社会も老人大国になってしまうし、企業も還暦を迎えた老人企業になってしまう.

なんとかしなければということで、中国の若さを日本に取り込もうと言う考えです.課題は日本人が本当にローカルな民族なので、どうすれば、中国人を受け入れることができるかを説明したのがこの本です.国際的に日本が生き残るために、日本に残された手段はそう多くないと思います.国際会議でも総スカン、アジアでも最近は期待されていない.環境の関しては世界の期待を担っていますが、技術者だけが気勢をはいていますが、交渉力、説得力ゼロの日本人には世界をリードできません.洞爺湖サミットが心配です.ダボス会議の二の舞にならないと良いのですが.あげくの果てに、日本人は英語がわからない.通信手段は日本語だけ.

中国を味方につけて、これからの日本経済の活性化を図ろうと言うのが当書です.BPOと言っていますが、この手段を使って、日本の経済を内から再生しようと言うのがこの本の狙いです.本社のグローバル化、組織の活性化です.勿論コスト削減もあります.このコスト削減は安い労働力を使ってコストを削減した90年代とは違って、コストの高い優秀な中国人を採用する事が狙いです.ダブルパーフォーマンスです.こんなはなしをずーっとして来たんですが、ちっともそうならないので、本を出しました.日本の企業人は大変革とか外国人との関わりはどうもしたくないようです.と入ってもダメだよなあと言うのが本書です.

日本人は変化したくない.箱庭のママで良い。美しい国はズート美しいままでいられる.と言う幻想の中にいます.まさに滅亡です.「我が社は人材の会社です.」と言う企業はいっぱいありますが日本人と言う狭い視野の人材では空いた口が塞がらないよねえ.かって私はマルクス経済を勉強したベビーブーマーでした.その記憶の中で、かってヘーゲルが言いました.「一つ一つの善意が地獄への道につながる」言った背景は違いますが、社会主義国ニッポンの未来のような気がします. この美しい国ニッポンは未来永劫継続できません。世界の一員にならなければなりません.そろそろ資本主義国になりましょうと言う事です.政治は専門ではありませんが、麻生先生が何とかしてくれそうな気がします.私の国際会議時代の恩師です.日本で数少ない世界をリードできる人材です.そろそろ日本も変わりませんか.いい加減にしましょうよ.

その一員になるために、一番手っ取り早い方法は中国人を日本の本社に迎えて仕事を一緒にする事ですし、本社の一部を中国に持って行く事です.中国人は昔から一山こえると異国です.言葉が違います.ですからこうした人たちは小さい時から異国の人とうまくやって行く方法を母親が教えます.おばあちゃんが孫に教えます.そう言う民族ですので、日本人は彼らと一緒に仕事をすることによって、グローバル化をはかれます.是非本を読んでください.このままでは日本は滅んでしまいます.

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海野 恵一
1948年1月14日生

学歴:東京大学経済学部卒業

スウィングバイ株式会社
代表取締役社長

アクセンチュア株式会社代表取締役(2001-2002)
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